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TVアニメ『青い花』のスペシャルイベントが開催

「NOISE」シリーズ第3弾『青い花』スペシャルイベントが開催!儀武ゆう子さん&高部あいさんがベストシーンを選んで第1話の即興コメンタリーも披露!!

 2009年7月にフジテレビ「NOISE」シリーズの第3弾として放送された志村貴子さん原作のTVアニメ『青い花』のスペシャルイベント「ぼくたちの わたしたちの 青い花」が、12月13日、東京・阿佐ヶ谷ロフトにて開催された。

 今回のイベントは『青い花』が「『オトナファミ』2009年掘り出しエンタランキング」アニメ部門の1位になったことを記念したもので、会場には奥平あきら役の儀武ゆう子さん、万城目ふみ役の高部あいさんをはじめ、J.C.STAFFの松倉友二さん、アニメ評論家の藤津亮太さんがゲストとして登場した。


●キャスト・スタッフが選ぶ『青い花』名場面を上映!

 最初のコーナーはゲストの皆さんが選んだ名場面を映像で紹介する「わたしが選んだ『青い花』ベストシーン」からスタート。儀武さんが選んだのは第2話「春の嵐」から、あきらの家にふみがお泊りするシーン。ふみのベットにあきらが入って「夜は寝るの!」と話すところが好きだという儀武さんは「再会したばかりなのに、離れていた時間を縮めていける2人の絆が伝わってくる。自分も女の子同士でお泊りをするのが好きなので、一緒のベッドに寝かせてくれたらいいなという願望です(笑)」と選考理由を語る。「ふみとあきらは横並びになることが多いですが、このシーンはちゃんと体ごと向かい合っているのが印象的ですね」と藤津さん。

 第8話「恋は盲目」で、ふみと京子がもらい泣きをするシーンを選んだ高部さんは、その直前のあきらがお手洗いに立つときの「お花をちょっと摘みに行ってきます」というセリフが好きだと告白。儀武さんがいつも使っている言葉だそうで、台本には普通に「お手洗いに行ってきます」と書いてあったのだとか。「この作品を大事にしているので自分勝手にセリフを変えたくない!と思っていましたが、ここだけは私の邪念が伝わったのか(笑)、監督から『変えていい』と言われました」と儀武さん。高部さんは「このシーンはあきらと儀武さんが初めて一致したところかなと思います」とコメント。

 第10話「幸福の王子」Bパートは全部好きだと語る藤津さんは、岩屋でふみが恭己に「私はちゃんと諦めました」というシーンをチョイス。「江ノ島に着いてから2人だけになれるシチュエーションがなくて、ここでようやく向かい合う。シリーズのクライマックスでもあるので、原作を丁寧に再構築している」と語る藤津さん。原作では違う段取りなので、シリーズ全体のアレンジが優れていたTVアニメ『青い花』を象徴するシーンだと説明した。

 オープニングのふみとあきらが手を取り合って踊るシーンを選び、「作っていて、なぜかジワッとくる」と語った松倉さん。また、会場ではシリーズ構成の高山文彦さんとカサヰケンイチ監督が選んだベストシーンも紹介され、高山さんは最終話「冬の花火」のラスト、カサヰ監督は第1話「花物語」であきらが藤が谷へ登校する場面を挙げていた。

●人気の高い第1話を会場で即興コメンタリー

 来場者のアンケートで選ばれた話数を会場でコメンタリーする「即興!ビジュアルコメンタリー」のコーナーでは、アンケート結果で人気の高かった第1話から、Bパートを上映することに。元々あきらの声を高めに設定していたため、子供時代のあきらを演じるのは難しかったと話す儀武さん。「子供のあきらは元気だけど言うことは大人だったりすので、結局あまり変わりませんでした(笑)」と打ち明けて観客の笑いを誘う。そして本作が声優初挑戦ということあり「第1話はちょっと恥ずかしい」という高部さんは、コメンタリーではあきらが坂を下るシーンで「“くだ”を“さか”っていきます」とナチュラルに言い間違えて会場を爆笑させる一幕も。

 次の質問コーナーでは、「あきらはふみの恋のサポートをしていましたが、儀武さんは恋のアドバイスをするほうですか?」という質問に「します! 私のアシストで結婚したカップルが2組います」と力強く答えた儀武さん。「ふみ役に選ばれた経緯は?」という質問を受けた高部さんは、事前にあきら、ふみ、恭己の3役の台本を渡されたが、ふみだけに絞ってオーディションに臨んだことを説明。そして松倉さんには最終話に関する質問が。「最終話の絵コンテは渦薪かいさんとカサヰ監督の2人体制で、エンディング後のCパートは監督が担当。情感の組み立て方としては、監督なりのプランがあった」と松倉さん。また『青い花』で一番大変だった部分は、シナリオと絵コンテの段階での内容の詰め方だったと話し、「普通のTVアニメの作り方とは力点が違った。きつかったけど、走り終わった今となってはいい思い出です」と述べていた。


●最終話鑑賞会では儀武さんが感動の涙!

 続く『青い花』最終話鑑賞会では、上映後に会場から盛大な拍手が巻き起こり、「この作品に関わることができて良かった」という儀武さんの目に感動の涙が。さらに会場ではプレゼント抽選会も実施され、出演者のサイン入りポスターや台本などが当選者に贈られた。

 最後は出演者から挨拶があり、「初めてのTVアニメシリーズの主演で、本当にいい作品に恵まれました。作品に対して真剣に向き合っている人たちと一緒に『青い花』を作ることができて、作品を愛してくださる皆さんとこのような時間を過ごすことができて幸せです」(儀武さん)。

「初めての声優の仕事で、こんなに素敵な作品に参加させていただいて本当に感謝しています。絶対に2期をやりたいので、皆さんも応援をよろしくお願いします」(高部さん)。

「作品というのは記録よりも記憶のほうが大事。僕もこの作品がすごく好きなので、『青い花』が皆さんの記憶に刻まれていくのは嬉しいです」(藤津さん)。

「何年たっても皆さんの記憶に残るような作品になったのではと思います。幸い原作のストックがたまるまで時間があるので、皆さんがあちこちで宣伝して、できることならDVDを買っていけと(笑)。その行動が2期に繋がる第一歩なので、よろしくお願いします」(松倉さん)というメッセージが会場に送られ、イベントは幕を閉じた。

>>TVアニメ『青い花』公式サイト
>>帰ってきたギブログ
>>高部あいオフィシャルブログ「Ai Love You」

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