KISHOW&e-ZUKAのロックユニットGRANRODEOが女人禁制のスペシャルライブ『露出男祭~漢心はぐらんぐらん~』でNEWシングル披露!
ボーカルのKISHOW(谷山紀章)さんとギターのe-ZUKA(飯塚昌明)さんのロックユニット、GRANRODEOが男性ファンのみのライブ『露出男祭(ろでおまつり)~漢(おとこ)心はぐらんぐらん~』を、11月21日に東京・Shibuya O-WESTにて行った。
観客だけはなく、スタッフも取材陣も男性のみという前代未聞の女人禁制ライブに、会場に集まったロデオボーイ達も大興奮。普段のライブとは違い、KISHOWさんへの声援やサビの合唱も力強く野太い声が響く渡った。KISHOWさんもe-ZUKAさんも同性のみの安心感と開放感で終始、嬉しそう。
アンコールではバンドメンバー全員が女装姿で現れるサプライズも。12月9日のNEWシングル「恋音」のリリース、そして12月12日から始まるライブツアーに弾みを付けた
●GRANRODEO初の男性限定ライブはホットな異空間
二人の念願だった男性のみのライブが遂に実現! 「男だけのライブをやるんだぜと回りに言いまわったら、うらやましがられた」(KISHOWさん)と語るほどの貴重なライブだ。1日限定ライブだが参加希望者が殺到し、昼と夜の2回公演を行った。『露出男祭~漢心はぐらんぐらん~』のタイトルも普段、セクシーでむき出しなハートをステージでみせる二人らしい。
会場に入ると回りは男、男、男。チケットをもぎる人も場内整理のスタッフも男だらけ。1階の客席だけでなく、2階も開放されたが、ライブグッズの手ぬぐいを頭にかぶった男衆が目立つ。スタッフが開演前の注意を直接ステージで話し始めると一言ごとに「オ~イ!」の声。まるで海外のサッカー場のよう。
直後にKISHOWさんとe-ZUKAさんが影ナレで、即興で作ったような『露出男祭~漢心はぐらんぐらん~』のテーマをe-ZUKAさんがアコギを弾いて歌った。歌の途中ではピー音続出。“ぐらんぐらん♪”のフレーズでは自然に合唱が起こる。しかも野太く力強く。体験したことがないステージが始まる予感。
●ロデオボーイ達の熱気に喚起され、よりパワフルに、よりワイルドに
ステージに現れたKISHOWさんは「今日はお前らの漢心をぐらんぐらんにしてやるぜ」と言い放ち、1曲目の「GAMBiT」からヘビーでホットなロックンロールナンバーをぶちかます。KISHOWさんのエネルギッシュなボーカルはいつも通りだが、ロデオボーイズ達のコーラスや声援が加わり、よりパワフルさを増したように感じられる。e-ZUKAさんのギターもいつもよりワイルドに。ビートを刻むというより叩きつけるような感覚。選りすぐりの爆走ナンバーに加え、NEWアルバム『BRUSH the SCAR LEMON』からの曲も披露した。
●12月9日リリースの「恋音」のカップリングはあのテーマ曲のカバー!
12月9日にリリースされる「恋音」の話題になり、「ここで歌うか」と期待したが「ロデオガール達が喜ぶようなキラキラした曲だから今日はやらねぇ!」とKISHOWさんが言うと会場から多くの「え~っ!?」の声。そんな反応も予想済みという顔で、「その代わりにカップリング曲をやるぜ!」。そのカップリング曲「シャニムニ」は、『NEEDLESS』のセカンドOP曲で、e-ZUKAさん作曲、美郷あきさんが歌う「Scarlet Bomb!」のカバー曲で、KISHOWさんが作詞を担当。これほどまでに印象が違う曲に生まれ変わったことに驚き。後に『NEEDLESS』の初代OP曲だった「modern strange cowboy」も歌った。
●活動4周年を迎え、男性ファンが増えたことに喜び
ガンガン攻めるナンバーが大半だったがこの日、唯一のバラード曲「Rain Beat」では大騒ぎだったロデオボーイ達も静かに耳を傾けた。GRANRODEOが1stシングル「Go For It!」をリリースしたのが2005年11月23日。このライブの日は活動4周年を迎える直前だったことにも触れ、「ここまでやってこられたのはお前達のおかげだぜ!」とお礼の言葉を述べた。e-ZUKAさんもそっと頭を下げた。ロデオボーイ達からは温かい拍手が送られた。また「ロデオボーイも増えたな。お前達、どこに行ってたんだ?」と冗談めかして話しながらも男子ファンが着実に増えていることが嬉しそう。その結果があったが故の今回のライブなのだ。
●アンコールでは謎のガールズバンドが登場!?
「ケンゼンな本能」を歌い終わるとバンドメンバー全員でそそくさとステージを去る。その間、おなじみの「グラン!」「ロデオ!」コールから「グラングラン」コール、そして次々に下ネタ言葉コールを叫びまくる長いアンコール後にステージに現れたのは背が高く骨格もいいニューハーフのような人達にドキッとする。そう、女装をしたGRANRODEO一行で、ウィッグを付けて網タイツがセクシーな女性がしゃべり始めた。「こんにちは! きしょ子で~す!私達はガールズバンド、LOVELY STUPIDです。GRANRODEOさんの曲をカバーします!」と「愛すべきSTUPID」と「mistake」の2曲を演奏。しかしボーカルも演奏もGRANRODEOのままだった。ロデオボーイから「かわいい!」と声がかかるとちょっと照れくさそうなきしょ子さん。
●ラストはデビュー曲「Go For It!」の大合唱!
ダブルアンコールでは再びGRANRODEOが登場。KISHOWさんが「ロデオボーイ達とすごく時間はPriceless。そしてNOT for SALEだぜ!」と叫ぶと曲名の「NOT for SALE」を一緒にコール。いつものタオル回しではなく、手ぬぐい回しも珍しい光景だ。まだまだロックンロールのシャワーを要求するロデオボーイ達に「この欲しがり屋さん達が!」とラストはデビュー曲の「Go For It!」。恒例となった会場と一体となるサビ前の“IGPX”コールでは、メンバーが「○○な奴は叫べ!」と言うが、その条件も下ネタばかり。どれでも大きな合唱のため、「お前らただ“IGPX”って叫びたいだけだろう?(笑)」とKISHOWさん。最後は「12月から始まるツアーを盛り上げてやるという奴、叫んでくれ!」と要求すると一段と大きな“IGPX”が響き渡った。
●このステージで勢いを付け、12月からの全国ツアーへ
全曲演奏し終わると、暑過ぎる会場の熱気にほだされたように、ステージでメンバー4人がTシャツを脱いで上半身裸状態に。「また会おうぜ!」と12月から始まるライブツアーでの再会を約束して漢祭りは幕を閉じた。
ショーの途中で「またやりたいね。次はできるか、わからないけど……」とKISHOWさんが言い始めると「またやってくれ!」とリクエストの声が会場中から起きていた。この日感じたロデオボーイ達の熱さはGRANRODEOの骨太なロック魂に新たな火を付けたに違いない。
SET LIST(夜の部)
1.GAMBiT
2.Black out
3.DECADENCE
4.BRUSH the SCAR LEMON
5.Shake the Fake
6.未完成のGUILTY
7.シャニムニ
8.Rain Beat
9.カナリヤ
10.アウトサイダー
11.modern strange cowboy
12.tRANCE
13.ケンゼンな本能
14.慟哭ノ雨
ENCORE
15.愛すべきSTUPID
16.mistake
DOUBLE ENCORE
17.NOT for SALE
18.Go For It!
「恋音」/GRANRODEO
12月9日発売
1,200円(税込)
発売:ランティス
GRANRODEO TOUR 2009-2010 ROLLING the SCAR LEMON
12月12日(土)新潟LOTS 17:30開場 18:00開演
12月13日(日)新潟LOTS 15:30開場 16:00開演
12月19日(土)高知CARAVAN SARY 16:30開場 17:00開演
12月20日(日)広島CLUB QUATTRO 16:00開場 17:00開演
2010年1月9日(土)Zepp Sapporo 17:00開場 18:00開演
1月11日(月)Zepp Sendai 16:00開場 17:00開演
1月16日(土)Zepp Nagoya 17:00開場 18:00開演
1月23日(土)Zepp Osaka 17:00開場 18:00開演
1月24日(日)Zepp Fukuoka 17:00開場 18:00開演
2月7日(日)Zepp Tokyo 17:00開場 18:00開演
スタンディング5,775円(税込)※会場によってはドリンク代別、2階指定席あり
>>GRANRODEO公式サイト