昔話を色っぽくアレンジ&豪華声優陣が生朗読する魅惑のイベント、官能昔話生朗読会「官能の宴」が開催! 3月から2カ月連続で新作リリースも決定!!
古今東西、和洋様々な古典・童話の名作を、官能の香り漂うアダルト風に仕上げ、男性声優が朗読する人気CDシリーズ『官能昔話』。その生朗読をファンの前で披露するイベント、官能昔話生朗読会「官能の宴」が1月24日、東京・前進座劇場にて開催された。
シリーズ全作で案内役を担当し、語り手もしている井上和彦さんと、語り手を担当した遊佐浩二さん、鈴木達央さん、羽多野渉さんの豪華声優陣が生朗読。更に朗読するのは完全新作という垂涎もののイベントだ。
●艶やかで色っぽい生朗読に会場も興奮
開演前にはCDのように井上さんの甘~い影ナレ。いきなり「愛してるよ!」のセリフにお客さんはうっとり。注意事項を読み終わった後、「わかったかな?」と聞かれると「は~い!」と従順な“乙女達”。
一人ずつ作品を朗読していく形で、『天女の羽衣』を遊佐さん、『赤い靴』を鈴木さん、『わらしべ長者』を羽多野さん、『眠れる森の美女』を井上さんが読む。舞台はシンプルで、アンティーク風のイスに腰掛け表情豊かに台本を読んでいく。読み始めると頭の中には作品のイメージがすぐに膨らんだ。
『官能昔話』の聴きどころ、官能的な表現のポイントで各語り手が色っぽく艶やかに語りかけるシーンでは会場が不思議な雰囲気に。まるで嬉しさや恥ずかしさなどが入り混じる複雑な感情、聴いてはいけないものを聴いている背徳感を全員で共有しているような。まさに選ばれた淑女のための宴。
●『官能昔話』に欠かせない“パートナー”登場!
4人が読み終わるとトークコーナーへ。緊張感から開放されたように話がはずむ。そこに収録で使用する3Dダミーヘッドマイク(以下DHM)がステージへ。DHMとは人の頭の形をしたマイク。話す位置によって聴こえ方も変わり、再生した音を聴いたリスナーが、実際に目の前でその声を聞いているように感じるシステム。収録はマイクを中心に体ごと回り込むのが大変で、鈴木さんは以前、「幸福の王子」でマイクを横にして膝の上にのせて収録したそう。羽多野さんがある取材記者から「CDを聴いてる時、横にいる夫に申し訳なく思った」と言われるエピソードも披露。『官能昔話』の人気を象徴するようなエピソードに納得させられた。
●ダミーヘッドマイク相手の実演に場内は嬉しい悲鳴
携帯サイト『声優アニメイト+hm3』で募集した、シチュエーションを選び、DHMに向かい、アドリブでセリフを言う模擬収録。羽多野さんが選んだ「仕事に失敗して上司に怒られる」ではDHMの肩に手をのせ、右から左に回り込み「俺がいないとダメだな。そばにいるよ」とささやく。
鈴木さんは教室でのシチュエーションでDHMと向かい合わせで、遊佐さんはDHMをつかみ、強引に横を向かせて「イジワルな感じで」愛の言葉をささやいた。パフォーマンスのたびに、「キャー」という声が飛んだが、最高潮は井上さんの演じた「バレンタインで何が欲しいと彼女に聞かれた」シチュエーション。彼女役を羽多野さんが演じたがDHMではなく、羽多野さんの耳に「お前をくれる?」とささやいた瞬間、最高の盛り上がりに。
●次回作ギリシャ神話編と、イベントで披露したお話を収録したイベントCDも発売決定!
最後は4人の競演で、昼の部は「すずめのお宿」、夜の部では「ブレーメンの音楽隊」。こちらは「思いっ切りやっちゃいましょう!」と弾けて、アドリブの嵐とはっちゃけぶりに会場は笑いに包まれた。
最後に「いつまでも『官能昔話』をやって、みんなで楽しんでいけたらいいなと思います」と長期シリーズ化と次回のイベントへの希望を語った井上さん。
次回作『官能昔話5 ギリシャ神話』は3月25日に発売。そしてこのイベントで朗読された新作をスタジオで収録し直したCDも4月7日に発売予定。
大人のエスプリが効いた『官能昔話』で今後どんな昔話が登場するのか、お楽しみに!
『官能昔話5 ギリシャ神話』
3月25日発売
2,100円(税込)
発売:5pb.
イベントCD『「官能昔話」~宴の後~』
4月7日発売 豪華3枚組
3,675円(税込)
>>『官能昔話』シリーズ公式サイト