2日間で1万2千人を超える大ヒットに!『東のエデン劇場II Paradise Lost』が13日公開。あの“豊洲”で初日舞台挨拶が開催!
2009年4月より放映されたフジテレビ『ノイタミナ』枠の大ヒット作『東のエデン』。昨年11月より公開が始まった『東のエデン劇場版I The King of Eden』の観客動員数は3月8日(月)時点で10万人を突破し、ロングランヒットとなっている。そんななか、遂にその続編にしてシリーズ全体の完結編となる『東のエデン劇場版II Paradise Lost』が遂に3月13日に公開となり、ユナイテッド・シネマ豊洲で舞台挨拶が行われた。
この「ユナイテッド・シネマ豊洲」は、劇中で主人公滝沢が住んでいた「豊洲のシネコン」のモデルにもなった映画館であり、ファンには馴染み深い会場だ。この日はその思い出の舞台に神山健治監督をはじめ、延べ9人もの出演声優が勢揃いし、その胸中を語った。
神山監督:永らくお待たせしてしまいました。作品というのは出来上がった瞬間は監督のものなんですが、お客様にお届けして初めて完成するので、完成してしまうと僕のものでもなくなってしまう、今までに経験した事のない複雑な気持ちでしたが、先ほど控え室のほうまで拍手が聞こえてきて、とても感激しています。
木村良平さん(滝沢 朗役):「みんな、俺んちにようこそ!」(笑)ここ(会場)は本当に誰にとっても重要な場所だと思うので、ここに届けてやっと『エデン』が完結というか終わったな、という感じがします。ここで皆さんに映画を観ていただいて、その皆さんの雰囲気を実際に感じる事ができて本当に幸せです。
早見沙織さん(森美 咲役):木村さんもおっしゃっていたように、とても思い入れの強い場所なのですごく嬉しくて椅子を撫でたいぐらいです(笑)。観てくださる方とスタッフ、キャストの気持ちが一つになって完成した、本当に壮大なスケールの映画で、携わっていけたことに感無量です。
江口拓也さん(大杉 智役):この『劇場版II』では大杉君が男になったなと。つらい恋愛を乗り越え、そして咲ちゃんの肩を押せたって事がすごく良かったと思っています。
川原元幸さん(平澤一臣役):劇中で車から追い出されるシーンがありまして、コミカルなシーンで、しかも「平澤なんだけど大杉っぽく」という指導が入ったのが印象に残っております。
齋藤彩夏さん(みっちょん役):みっちょんは、咲ちゃんにも他のメンバーにもさりげない優しさをあげられる役だと思っていまして、そんな暖かいところに気をつけて演じました。
斉藤貴美子さん(おネエ役):この作品は本当にいい仲間、いいスタッフさん、いいお客さんに恵まれたなぁって思います。本当に幸せだなと思っています。
田谷隼さん(春日晴男役):先ほど新宿での舞台挨拶で「春日は萌えキャラだ」と言ったんですが、皆さんはどう思われますか?無理がありますか?でも萌えキャラです(笑)。
檜山修之さん(板津 豊役):ここに来た下さった方は、皆さんリピーターになってくださると思います。ぜひ今後も毎回違うお友達を連れてきてください(笑)。
そして最後は神山監督が「まだまだ物語は続いていくし、このメンバーとお別れもしたくないという思いが沸いてきた。皆さんが応援してくれれば物語は続いていくと思います」と締め、エデンメンバーの長い冒険はひとまずその幕を閉じた。
<取材・文 渡辺 佑>
>>TVアニメ『東のエデン』公式サイト