『アニうた革命』で同人活動の楽曲が配信スタート!4月14日にベストアルバムが発売される霜月はるかさんにインタビュー――「ボーカリストとしての私を楽しんで」
霜月はるかさんの3枚目のワークスベスト『導きのハーモニー』が4月14日発売。過去に発表された人気ゲームのテーマ曲の中から選び抜かれた13曲と、先行収録曲1曲、新作のタイトルチューンの全15曲を収録。
また携帯サイト『アニうた革命』、『アニうた革命フル』にて『導きのハーモニー』の収録曲と、同人活動で発表された35曲の配信開始。4月29日からはソロライブツアー『Haruka Shimotsuki solo live Lv.3~な、なんとシモツキンたちが…!?~』もスタートする。
今回は『導きのハーモニー』を中心に、同人活動の楽曲の思い出などもたっぷりと伺いました!!
●多彩なカラーと思い出がフラッシュバックするベスト盤『導きのハーモニー』
――今年に入って、ライブDVD、シングルに、様々な作品のサントラ盤が発売など例年以上に精力的な活動の中、3枚目のワークスベストがリリースです。
霜月さん(以下霜月):ファンの方からもよく今年頑張ってるって言われます(笑)。去年から動いていたものがたまたま近い時期にギュっと詰まって連続リリース状態になっただけなんですけどね…。今回のベスト盤は膨大な曲数から選曲するのは大変でしたが、一つのジャンルに偏ることなく、自分のカラーが多彩に出せるように意識しました。また通して聴いた時の気持ちの流れも重視して曲順にもこだわりました。まとめて聴いてみたらそれぞれの曲にまつわる思い出がフラッシュバックしました。
●作家とのコラボで生まれた挑戦と新鮮さに富んだ1枚
――今回のアルバムには霜月さんらしい幻想的でファンタジックな曲もありますが、ロック調の「Blade of Tears」や、ポップな「COSMOLAGOON」など、あまり聴く機会がないタイプの曲も多くて、新鮮に感じました。
霜月さん:他の作家さんと組むことで挑戦させていただいた部分もあるので、違ったテイストの曲も入れたいという気持ちはありました。以前なら歌わなかったタイプの曲も自分の中で消化できるようになったことも大きいかもしれません。2枚目のベスト盤の『音のコンパス』選曲時に比べると明るくて、アップテンポな曲が増えた気がします。でも自分で作っている曲はいつも通りなんですけど(笑)。ボーカリストとしての私のバラエティを楽しんでいただきたいです。
●霜月さんの心情と音楽への愛情が感じられる自作のタイトルチューン
――ベスト盤には毎回、霜月さん作のタイトルチューンが収録され、ご自身の心情を歌っていますが、今回の「導きのハーモニー」も霜月さんそのままで。
霜月さん:自分の素直な気持ちを歌にする機会は普段あまりないけど、楽曲や思い出をひとつの形にする時、音楽に対する想いを足跡的に残したいという気持ちがあって。だからタイトルを決める際、自分の気持ちを振り返るところから始まります。最近、メジャーデビュー5周年を迎えて、ようやく自分の音楽の個性が見えてきたかなと感じるようになりました。それはたくさんの方と出会いによって導かれたと思ってるんです。そんな気持ちを曲にしました。
●イメージキャラのコンパスちゃんをいつか動かしてみたい
――ビジュアルワークも『音のコンパス』と同じTivさん。かわいいですね。
霜月さん:中央の女の子は『音のコンパス』でも登場していたコンパスちゃんで、私の声のイメージで描いてもらったキャラです。「導きのハーモニー」の心境に彼女がたどり着くようなお話を作りました。仲間ができて、一緒にハーモニーを奏でていくことによってゴールに導かれると。楽曲制作中にイラストが届いてテンション上がりましたよ!キャラにも愛着が湧いてきて、動かしたい衝動にかられるようになって(笑)。いつか形にできたらという希望もあります。
●霜月さんの音楽ヒストリーの足跡を刻む楽曲が一気に携帯配信決定
――さてベスト盤の発売と同時期に、アルバム収録曲と同人活動での楽曲が『アニうた革命』と『アニうた革命フル』にて配信されることが決定しました。
霜月さん:同人の曲にも商業作品で発表した曲達と同じく思い入れがあり、たくさんの人に聴いてほしくて、携帯配信もしたいと思っていました。最初は趣味でしかなかった音楽を同人で発表して、それを聴いてくださった方からお仕事をいただくようになって、今に至るという。その足跡が同人の曲にはあり、どの曲にも思い入れがあります。作り手としての自分のカラーが強い曲が多くて、私のベースを知っていただけると思います。
また昨年末に同人活動を一旦、お休みすることにしたのですが、発表した楽曲たちを新しい方に知っていただくために、今後も色々と広げていきたいと思っています。
●霜月さんの人生を変えた1曲とは?
――35曲が配信されていますが、特に思い出に残っていることや印象的な曲を挙げていただけますか?
霜月さん:「ユラグソラ」は人生を変えたアルバムで、このCDがなかったら音楽活動を続けていなかったかもしれません。初めてファンタジー世界を歌で表現することに挑戦したアルバムでもあります。2002年の曲たちなので今、聴くと「声若いな」と(笑)。未経験だけどパッションにあふれてて。その時にしか作れなかった曲でそれが今も聴いていただけるのは嬉しいです。恥ずかしさもありますが(笑)。
『ユラグソラ』は大学の卒業記念に趣味全開で創った作品で、2005年の『月追いの都市』を作った頃は会社を辞めた直後で(笑)。『月追いの都市』は『ラグクーア』シリーズの1枚で、『ティンダーリアの種』などでご一緒している日山尚さんの世界観を、私が初めてサウンドプロデュースした作品なので印象に残ってます。『Maple Leaf BOX』は同人活動5周年記念のベストアルバムです。自分で作曲した曲だけで1枚アルバムを作れたことは大きな自信になりました。
●自分の楽曲の中で着信音にしたい曲
――もし配信されたご自身の曲から着信音に使うとしたら?
霜月さん:私は目覚ましに使いたいんですけど、自分の歌ではなかなか目覚めなくて(笑)。「捻子巻く時計が月の満ち欠けを刻む」とかは使ってたこともあるかな…。あ、(片霧)烈火たんと歌った「Impronta」は激しい曲だし、「はじまりのうた」も朝の曲なので目覚ましにいいかも。むしろ寝る前向きの曲が多い気もします(笑)。『導きのハーモニー』からも配信されるので、使うシーンに合わせてお気に入りの曲をダウンロードしてください。
●リリース後は待望のライブツアーがスタート
――アルバム発売後はソロライブやティームライブなどが控えています。
霜月さん:大阪は初めてなので楽しみです。あと今回はレベルアップライブなので、いろいろな曲を歌おうと思っています。『導きのハーモニー』やおなじみの曲、ゲストのmyuさんとのkukuiコーナーや、『アルトネリコ』からも歌いますし、各会場ごとに演奏曲も少し変えるつもりです。ツアー直後のティームライブは知り合いが多くて、お祭り的なイベントになると思うので皆さんと同じように楽しみにしてます。
ベスト盤発売や楽曲配信、ライブなど発信することが多くなりましたが、いろいろな曲を皆さんに聴いていただける機会が増えることは幸せなことだと思っています。日々、いろいろなことがあると思いますが、私の音楽が皆さんの心に響いて、少しでもパワーになってもらえたら。そしてライブでは日常から抜け出して瞬間を共有しにぜひ、遊びに来てください!
<取材・文:永井和幸>
『導きのハーモニー』/霜月はるか
4月14日発売
3,150円(税込)
発売:ティームエンタテインメント
『Haruka Shimotsuki solo live Lv.3~な、なんとシモツキンたちが…!?~』
4月29日(木・祝)東京・ティアラこうとう大ホール 17:00開場 17:30開演 全席指定5,250円(税込)
5月1日(土)大阪・なんばHatch 17:00開場 18:00開演
1階指定5,250円、2階指定5,250円、1階自由4,750円(すべて税込・ドリンク代別)
追加公演5月15日(日)東京・赤坂BLITZ 17:00開場 18:00開演
1階自由5,250円(税込)
各プレイガイドにて好評発売中
>>『Haruka Shimotsuki solo live Lv.3~な、なんとシモツキンたちが…!?~』特設サイト
『TEAM Entertainment Live Act 2010』
アルトネリコミニライブコーナーがイベント内で実現!
5月23日(日)Zepp Tokyo 16:00開場 17:00開演
全席指定5,725円(税込・ドリンク付)
各プレイガイドにて好評発売中
問い合わせ:キョードー東京 03-3498-9999 (10:00-18:00)
>>『TEAM Entertainment Live Act 2010』特設サイト
>>『導きのハーモニー』特設サイト
>>霜月はるか公式サイト
>>『アニうた革命』公式サイト