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【TAF2010】第四回『声優アワード』スペシャルステージレポ

【TAF2010】今年はあの名作アニメのキャストも受賞! 声優界をリードする声優陣による愉快なトーク満載!! 第四回『声優アワード』スペシャルステージ

 普段は裏方として、多くの映画やアニメに命を吹き込む声優という演者。そんな声優たちが築きあげた、多くの功績を称える場として誕生した『声優アワード』も今年で4年目を迎える。2010年3月6日に行われた第四回授賞式も、大きな盛り上がりを持って迎えられたことは記憶に新しいだろう。そんな第四回『声優アワード』のステージイベントが3月28日、『東京国際アニメフェア2010』の特設ステージにて行われた。

 フォーマルだった授賞式に対し、こちらのイベントはゆる~く楽しくという嗜好。受賞者たちが繰り広げるトークに会場のファンからは常に笑いの渦が巻き起こっていた。

 今回司会を務めたのは、このイベントではおなじみの鷲崎健さん。出演したゲストから、さまざまな笑いの要素を引き出して会場を盛り上げていた。

 対するゲストは、助演女優賞の井上喜久子さんと堀江由衣さん、新人男優賞の阿部敦さん、前野智昭さん。そして、新人女優賞の伊藤かな恵さんである。

 大きな名誉となる受賞だけに新人賞を受けた声優陣は、最初に話を聞いた時は「親に連絡をして『おめでとう』と言われて始めて実感できた」(伊藤さん)、「社長直々に呼ばれ不安に思ったが受賞でビックリ」(阿部さん)、「マネージャーさんに神妙な顔で呼ばれて、てっきりオーディションのことかと」(前野さん)と、一様に驚いたそうである。

 一方、井上さんと堀江さんも大いに驚いたそうであるが、むしろ「あの“17歳教”の2人で受賞で嬉しい」と発言しファンを笑わせていた。

 また、授賞式ダイジェスト映像の上映と共に、参加した時の様子などについての話題も語られてる。特に盛り上がったのが、当日の衣装の話題。皆さんかなり悩んだらしく、前野さんなどは羽織袴を着ようかと思ったほどだったという。一方、様々なことに気を使っている。豪華に着飾りすぎること
もなく、さりとてラフすぎない衣装とかなり厳選した衣装を着て授賞式に参加したのだというのだ。しかも、普段着としても使えるようにという配慮までする念の入れようである。

 残念ながら今回イベントに出演できなかった受賞者、主演男優賞の小野大輔さん、主演女優賞の沢城みゆきさん、助演男優賞の浪川大輔さんと三木眞一郎さん、新人女優賞の豊崎愛生さんのインタビュー映像の上映も見逃せない。「周りの方に支えていただいたからの受賞。本当に私でいいのかと思うくらい」(沢城さん)、「周囲の喜びを見てようやく実感できた」(小野さん)など、それぞれの思いが語られた。

 と、ここまででも十分な盛り上がりを見せたイベントだが、更なるゲストを迎え、その熱は加速していく。ゲストの名は杉山佳寿子さん。『アルプスの少女ハイジ』のハイジ役や、『キテレツ大百科』のコロ助役、『Gu-Guガンモ』のガンモ役、『うる星やつら』のテン役など、多くの国民的アニメで活躍してきた声優である。第四回『声優アワード』で功労賞を受賞した堂々たるベテランながら、会場でのトークは気さくでサービス満点。入場からハイジの演技を披露するなど、多くのパフォーマンスでファンはおろか、ゲストの声優陣をも魅了していた。

 さらに、当時のアフレコ事情についての話題も面白い。当時の収録は、シーンごとの区切りがなく連続で収録していたため、泣いているシーンから、笑うシーンまで一気に録音しなければならず大変な苦労をしたという。また、絵がないために、崖に生える花を取ろうとするシーンで、楽々と花を取る演技をしてしまったというエピソードや、『Dr.スランプ』であかねとキノコの2役をやっていたという話題(堀江さんが大いに驚いていた)も飛び出し、ファンを喜ばせていた。 

 そんなイベントのラストを飾ったのは、第四回『声優アワード』受賞者のサインの入ったスペシャルポスターを賭けたじゃんけん大会。こちらは、ゲストの声優陣との頭脳戦となり、最後までファンを楽しませる展開となっていた。

<取材・文:飯富二郎>

>>『声優アワード』公式サイト

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