実写版『マリア様がみてる』のキャスト8人がリリアン女学院の制服姿で登場した製作発表記者会見をレポート!
実写劇場映画『マリア様がみてる』の製作発表記者会見が、2010年4月26日、東京・早稲田奉仕園にて開催された。会見は教会風の講堂で行なわれ、小笠原祥子役の波瑠さん、福沢祐巳役の未来穂香さん、水野蓉子役の平田薫さん、佐藤聖役の滝沢カレンさん、島津由乃役の三宅ひとみさん、支倉令役の坂田梨香子さん、鳥居江利子役の秋山奈々さん、武嶋蔦子役の広瀬アリスさんが登壇。5月からの撮影に向けての意気込みなどを語った。
『マリア様がみてる』は、今野緒雪さん原作の小説シリーズが540万部突破、数多くTVアニメ化もされている人気作品。“スール”という、上級生が下級生を姉妹として指導する制度があるお嬢様学校・リリアン女学院を舞台にした物語が描かれている。
●山百合会の面々がリリアンの制服姿で登場!
会見が始まると、出演者たちは会場の後方から、劇中のリリアン女学院の制服に身を包んで会場後方より順番に登場。もちろんスカートのプリーツは乱さぬように、白いセーラーカラーは翻らせないように、ゆっくりとした登場だ。会見場がキリスト教の教会をイメージさせる講堂だったこともあり、まさにリリアン女学院という雰囲気。実写映画化に向けて、原作者の今野緒雪さんからは「ついに、という感じです。実写映画ならではの作品として、素敵なものに仕上げてくれると思います。わが子をよろしくお願いします」とのメッセージが届けられていた。
小笠原祥子役の波瑠さんは、「人気の原作でプレッシャーも感じましたが、たくさんの人に愛されている作品に出演できて素晴らしく思います」、福沢祐巳役の未来穂香さんは、「このお仕事を頂いて、運命だと感じました! 祥子になかなか気持ちを伝えられない祐巳の気持ちをうまく伝えられたらと思います」と意気込みを語っていた。
出演キャストのコメントを聞いていると、やはり大人気作品の実写化にプレッシャーとやりがいを感じている様子。若い女性たちとしてリリアン女学院の制服はの長いスカート丈や三つ折りのソックスなどには驚いたようだが、水野蓉子役の平田薫さんは「長いスカート丈や三つ折りのソックスも私は逆にかわいいと思うので……みんな着こなしていて、萌え~って思いました(笑)」、島津由乃役の三宅ひとみさんは「黒のシックなセーラー服に憧れていたのですごく嬉しくて、背筋が伸びる想いなので、少しでもお嬢様に近づきたいと思います!」など、新鮮さに気に入っている様子だった。
会見の後半には、出演者一同が撮影の成功を祈願して、フラワークラッカーを鳴らす一幕も。実写劇場版『マリア様がみてる』は、5月にクランクイン、2010年秋の公開を予定している。
<取材・文:中里キリ>