ロングヒットとなったラジオ『有限会社チェリーベル』がイベントを開催!――櫻井孝宏さん、鈴村健一さん、松来未祐さんの3人が4年振りにファンと楽しんだ!!
この春、8年目に突入した文化放送の超人気ラジオ番組『有限会社チェリーベル』(デジタルラジオ「超!A&G+」毎週金曜日23:30~24:00放送)。パーソナリティを務める櫻井孝宏さん、鈴村健一さん、松来未祐さんが社員という設定で、バラエティに富んだコーナーを展開している。
4月18日、渋谷C.C.Lemonホールにて『平成二十二年度 有限会社チェリーベル 大株主総会~春闘~』と銘打ち、公開録音と内容の濃いコントの2部構成イベントが開催された。イベント冒頭では櫻井さんが“「有限会社チェリーベル」とかけまして「オリンピック」と解く、その心は「4年振り」”と謎掛けをしてしまうほど久々の開催で、さらにデジタル放送に放送枠が変わってから初めてのイベントという。
ここでは、株主(オーディエンス)を差し置き、本人たちが一番楽しみにしていたように見えた、公演の昼の部をレポートしよう!
●躍動感が溢れ出る公開録音!!
会社設定ならではのスーツをまとった櫻井さん・鈴村さんと、上品に華やかさを醸し出す綺麗な格好で登場した松来さん。4年振りにファンの前へと立つ3人からは若干の緊張も見られた。
まずは、オーディエンスの“声出し”からスタート。かつて同じ会場で、いかりや長介さんが言っていた「オィッスー!」を、鈴村さんが発すると、オーディエンスも声高らかに「オィッスー!」と返事をする。その光景にはステージ上の3人も興奮していた模様。
続いては予習を兼ねて、オーディエンスに立ってもらい、櫻井さんと鈴村さんが“謎めいた踊り”を全員で踊ってもらおうとする。「声出し」とは違い大半が、このダンスはかなり恥ずかしかった様子だ……。
「関係各位様へ感謝のいじり」コーナーのあとは、リスナーにはおなじみの人気キャラクター・鈴村さん演じるホル村や、櫻井さん演じるCMプランナー岩崎がステージに登場(?)、先ほど予習した振付を会場全員一丸となって熱く踊りまくり、大いにダンスを堪能。
その他にも盛りだくさんのコーナーが用意され、パーソナリティもオーディエンスも始終、笑い声が絶えることがなかった。
●長編コント「夢の中へ 夢の中へ~この打ち合わせは専ら向かいの渋谷ZESTestでした~」
開始前のナレーションから「アドリブ120%! 仕掛け120%!」と豪語し、幕が上がると、そこにはドリフ顔負けの一軒家のセットが。ちなみに、この一軒家は櫻井さんの家という設定になっている。ストーリーは、三人宛に“一番大事なものを見つけないと、何かを失う”という謎の指令文が届き、櫻井さんは「チェリーベル解雇」、鈴村さんは「死亡」、松来さんは「結婚できない」ということを回避するため、そして、大事な何かを見つけるために、様々な指令(ゲーム)をこなしていく。
第一の指令は、クイズに外れる度に肩に装着した電気マッサージ機が松来さんのさじ加減で起動するという「ビリビリクイズ」。櫻井さんと鈴村さんが3問チャレンジするも見事に全問不正解し、2人はビリビリショックを受ける羽目に。続く「アクロバティック卓球」では、鯵の開き(生)やダイコンなど、たくさんの小道具をラケット代わりに、3人で卓球のリーグ戦を行なう。罰ゲームは最も苦いとされる“苦丁茶”を飲むこと。結果にミラクルが起こり、全員が1敗ずつし、仲良く3人で“苦丁茶”を飲むことになった。
●身体を張った指令はまだまだ続く
「2階からポエム」では、お題が書かれた紙が上からばら撒かれ、うち1枚を箸でキャッチすると、相手にそのお題でのポエムを読ませることができるというゲーム。ここでは櫻井さんと松来さんの対決となり、双方がキャッチできずにいた。
いったん謎の司令に呼び出され、再び現れた松来さんが拾って来たスーツケースの中に積み込まれていたのは、大量のトイレットペーパー。そこで「段積みトイレットペーパー」が始まった。3人のバトルで順番にトイレットペーパーを積み上げていき、タワーを倒した人が罰ゲームで、家の中にある道具を使って謎掛け(をするというもの。敗者となった松来さんは、座布団をお題に見事な謎掛けを披露し、櫻井さんと鈴村さんから「うまいっ!」と賞賛の声が。
最後のゲームは「サーベルキャッチ」。このゲームでは、櫻井さんも鈴村さんもノリノリで“髭ダンス”を踊りながらチャレンジする。鈴村さん先行で挑戦するも惜しいところで果物を落としてしまったが、櫻井さんは奇跡のキャッチを披露し、会場中から歓喜の声が巻き起こり、拍手喝采が送られた。
●チェリーベルにとって「いちばん大事なもの」
一通りのゲームが終了し、居間のちゃぶ台を囲んで、しんみりと「いちばん大事なもの」を模索する3人。櫻井さんの提案で集合写真を撮ることに。客席をバックにカメラを構えた櫻井さんが一言「大事なものを見つけたよ!」と叫ぶ。鈴村さんと松来さんに、後ろを見るように促すと、ふたりも閃いたかのように笑顔になる。彼らが見つけた「いちばん大事なもの」とは、いつも彼らを愛し、チェリーベルを愛してくれている“株主さまの笑顔”だった。
この公演はすでにマリン・エンタテインメントからのDVD化が決定している。しかも、チェリベ的演出をまじえたDVDになる予定だとか。本公演に行った人は記念に、行けなかった人はぜひとも購入し、その場の臨場感と一体感を堪能してほしい。
>>有限会社チェリーベル 公式ブログ