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『HEROMAN』特別企画――第1弾はジョーイ役・小松未可子さん

“スタン・リー×BONES”世界が注目する新世代ヒーローストーリー『HEROMAN』の魅力に迫る特別企画――第1弾はジョーイ役・小松未可子さんインタビュー!

 『スパイダーマン』や『X-MEN』などを生んだアメリカン・コミック界の巨匠・スタン・リー氏と、『鋼の錬金術師』、『DARKER THAN BLACK』などを手がける日本アニメ界の雄・BONESの強力タッグによる、痛快ヒーローアニメ『HEROMAN』が現在放送中!

 アメリカ西海岸を舞台に、平凡な少年・ジョーイがロボットのヒーローマンと出会い、地球侵略をもくろむ生命体・スクラッグの戦う物語。設定、美術、BGMなどアメコミ風の描写に、CGやキャラクターなどの日本最先端の技術が融合した画期的な作品は日本にとどまらず、世界中で注目されている。

 そんな話題のアニメ『HEROMAN』の魅力に迫る特別企画をお届けする。今回は主人公・ジョーイ役で声優デビューを果たした小松未可子さんに『HEROMAN』の魅力を語ってもらおう。

ストレートなヒーローアニメで「自分にとってヒーローとは?」を提示

――まず『HEROMAN』の印象を聞かせていただけますか?

小松さん(以下小松):ストレートでシンプルに楽しめるヒーローアニメだなと思いました。「自分にとってのヒーローって何だろう?」と考えるきっかけにもなりました。

――この作品はアメコミ界の巨匠・スタン・リー氏の原作ですが、小松さんはアメコミを読んだことや目にしたことはありますか?

小松さん:アメコミにはあまり縁がなかったのですが、でもお名前は『スパイダーマン』で知っていたので、すごい作品になりそうだなって。

――初めてこの作品の映像を見た時はどう感じられましたか?

小松さん:1、2話の映像が収録時にあって、見させていただくとほとんど違和感なく見ることができました。英字があふれる背景や抜けるような空などの風景は、「ジョーイ達はこんなところで生活しているんだな」と新鮮に感じました。
 私自身はまだアメリカに行ったことがないんですけど、映像を見たらすぐにあの世界に入ったように楽しく演じることができました。ヒーローマンのアクションや戦闘シーンもカッコいいです。叫ぶシーンが多くて大変ですけど(笑)。

声優デビュー作で主人公をゲット!

――ちなみに小松さんはこの作品が声優デビューになるそうですね

小松さん:アニメのオーディション自体も初めてでわからないことばかりでしたが、「ジョーイをやりたい!」という強い想いが湧いてきて、オーディション後にパワースポットの明治神宮へお参りに行きました(笑)。合格の報告を受けた時は生まれて初めて嬉し泣きを体験しました!

――初のアフレコはいかがでしたか?

小松さん:まず本番の1カ月くらい前に、サイ役の木村良平さんとリナ役の小幡真裕ちゃんの3人でリハーサルをさせていただきました。これまでアニメはSEやBGMなどが入った完成版しか見たことがなかったので、現場の静かさには驚きました。初収録はとにかく“いっぱいいっぱい”でした。
 実写では自分が動いたり、表情を出したりしますが、アニメはまず最初に“絵”があって、既に気持ちがあって、それに合わせて声を出すという作業で、それと声のトーンをキープするのも大変でした。またジョーイというキャラは中性的なビジュアルで、しゃべり方も女の子っぽい部分があるけど、いかに女の子過ぎないようにするかも悩みました。

シーンを重ねるごとに自信が増して、ジョーイの成長とリンク

――アフレコの時、どんなディレクションがあったんですか?

小松さん:監督さんからはジョーイの性格付けなどのアドバイスを受けました。あと音響監督からは、戦闘シーンなど声を張るシーンがあるので、腹筋を鍛えたほうがいいよと言われました。実際、最初は「エンゲージ!」とか叫んでいるけど、自分でもどこか頼りない感じだったと思います。
 でも「ジョーイだって最初から強かったわけではないから一緒に成長していけばいいんだ」と思えたし、毎日、腹筋をするようになってから叫ぶシーンでも自信を持ってやれるようになって、ジョーイの成長とリンクできたんじゃないかと思います。

――1話でつっかかってくるウィルに対して弱気だったジョーイが、次第にたくましくなっていく様子は、視聴者も勇気付けられるんじゃないでしょうか。

小松さん:ヒーローマンと出会って、「自分もヒーローマンと戦うんだ!」と意志の強さや男の子らしさが出てきたと思います。それとヒーローマンとの絆が深まっていることも感じます。ヒーローマンには目の動きや表情があって、ジョーイと通じ合っている様子が伝わってきて。ジョーイとヒーローマンの心の触れ合いは素敵だし、共感できます。

ジョーイは流行りの草食系男子?

――リナはジョーイに好意を持っているようですが、ジョーイはあまりリアクションがないですね。

小松さん:ジョーイは“草食系”ですよね。まだ13歳の中学生でその頃って女子のほうが大人びてますから。でもジョーイにとってリナは、特別な存在だと思ってはいるけど、この気持ちが恋なのかどうかは、まだわかってないんでしょうね。
 演じる時もその感情は意識的にあいまいにしています。そのほうがやきもきする感じが出るかなって。そんな二人のエピソードも今後ありますのでお楽しみに。

――小松さん的にはジョーイみたいな男子はどう思いますか?

小松さん:私、リナほど積極的にはなれないけど、ジョーイみたいに照れかくししたり、気持ちがわからないとあきらめてしまいそう(笑)。


小松さん演じるジョーイ

小松さん演じるジョーイ


「ジョーイとお揃いのTシャツ買っちゃいました!」アメカジテイストなキャラのファッションも注目!

――男の子向けの作品という印象がある『HEROMAN』ですが、“女子”の目線で見たときの魅力ってどんなところでしょう?

小松さん:まずジョーイは中性的で、見ていると癒されるんじゃないかと思います。そしてジョーイとリナのやり取りを見て、思春期の頃や甘酸っぱい初恋を思い出していただきたいです。
 あとサイとの友情……サイはカッコイイですよね! ジョーイの近くでいつも支えていて、私もサイみたいな友達がほしいです。きっと女子のファンも多いと多いんじゃないかな。

――キャラ達のアメリカンなファッションはどうでしょう?

小松さん:リナのチアリーダー姿とかかわいいですよね! 個人的にジョーイのファッションが好きで、黄色のボーダーのシャツを見つけて買いました(笑)。お気に入りで普段も着てます。
 現場には着ていったことはありませんが機会があれば。その時はブラックスリムのひざ空きのジーンズもはいて(笑)。

地球を巡るバトルとヒューマンドラマをお見逃しなく!

――ヒーローマンは本当にカッコイイですよね。力強い表情やデザインとか。敵のスグラッグが虫っぽいから余計にそう感じるんでしょうか。

小松さん:ゴキブリみたいでまさに人類の敵らしい(笑)。デントン先生もゴキブリの進化形と言ってましたが、数も多くてすごくタフで。そのボスであるゴゴールとの対決は熱くて激しくて、見どころの一つになると思います。
 もちろんアクションやバトルシーンだけでなく、いろいろな人間関係を描いたヒューマンドラマの部分もあるのでそこも魅力的だと思います。

――では最後に皆さんへメッセージをお願いします。

小松さん:男女や年齢を問わず誰でも楽しめて、見終わった後にはスカっとできる気持ちのいいアニメです。これからスクラッグとの戦闘も佳境に入って、手に汗にぎる展開が続きます。戦いの中でジョーイの成長とヒーローマンとの絆、周りのキャラ達の人間模様に注目してください。
 そして、私が声優として成長していく様子も重ねながら温かく見守ってほしいです。このアニメを見て、キミもヒーローマンと「エンゲージ!」。

<TEXT:永井和幸>

パッケージ発売決定!
『HEROMAN』Vol.1
8月18日発売
ブルーレイ版:4,935円(税込)
DVD版:3,990円(税込)
発売:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

>>アニメ『HEROMAN』公式サイト

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(C)B・P・W/ヒーローマン製作委員会・テレビ東京
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