『四畳半神話大系』リレーインタビュー企画第10弾――2、4、9話の絵コンテ、演出を手がけた横山彰利氏に聞きました!
DVD発売がせまるなか、まだまだ高い注目度で2010年のアニメシーンの台風の目となっている『四畳半神話大系』。アニメイトTVではこれまで作品にまつわる様々なパーソンに登場してもらう連続企画を実施してきたが、今回登場していただくのは2、4、9話で絵コンテ、演出を担当した横山彰利氏!さっそくご紹介!!
――原作、あるいはアニメ版の脚本を読まれての印象や感想などはいかがでしたか?
横山彰利氏(以下横山):奥が深そうで深くなく、やっぱりちょっと深いけど深く見せたくない作品です。
――監督やキャラクターデザインの伊東伸高さんから、特に指示、リクエストされていたことなどはありますか?
横山:監督からは「広角レンズを使った画は、曲線を使わず直線のみで表現してほしい」と言われました。通常レンズの画像をパッチワーク的にコラージュして広角風に見せる感じです。伊東さんからは「枚数使うな!」です(笑)。
――ご自身が担当された第二話、第四話、第九話で特に心がけられたことは何ですか?
横山:2話での私の「仕返し」がきつく見えすぎないように城ケ崎の落ち込み表現を無しにしてやわらげる、ラストシーンはセリフだけに頼らず、なるべく映像的にも見せ場をつくる、主人公の性格を話数によってブレて見えないようにする事です。
後は細かなディティールにこだわった京都とドラマの質感や監督イメージとのバランスです。
――すでにご覧になっている視聴者の方はもちろん、アニメイトTVの読者でまだご覧になっていない方も含め、メッセージをお願いします!
横山:原作と違い物語の結末が描かれるのは11話のみです。私個人の考えとしては全ての世界のラストは11話と同じようになると思ってます。途中ネガティブな話が続きますが、全ては最終11話のハッピーエンドに帰結するものだと思って、ぜひDVDで最後までご覧になってください。
●四畳半神話大系DVD&Blu-ray 第1巻
8月20日発売
DVD:3,990円(税込)
Blu-ray:5,040円(税込)
発売元:アスミック/フジテレビ
販売元:東宝
【初回版同梱・封入特典】
豪華ブックレット(中村佑介キャラクター原案イラスト完全収録)
偽どこでも四畳半(半畳サイズのレジャーシート)
【初回・通常版共通特典映像】
TV未放映エピソード(1)(7分) ヨーロッパ企画の京都案内
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