童話を大胆にアレンジ&人気声優二人が演じるドラマCD『世界めいわく劇場』が8月15日発売――『シンデレラ』に出演する能登麻美子さんと小林ゆうさんインタビュー
童話の名作を大胆にアレンジし、人気声優二人のみで物語を表現するドラマCD『世界めいわく劇場』。最新作の『シンデレラ』の収録が行われました。
出演はシンデレラを能登麻美子さん、魔女を小林ゆうさんが演じます。
今作は、過去に発売されたシリーズ3作、中村繪里子さんと今井麻美さんが出演する『人魚姫』、清水愛さんと中原麻衣さんの『マッチ売りの少女』、伊藤静さんと生天目仁美さんの『白雪姫』と合わせて『世界めいわく劇場 スペシャル+童話「シンデレラ」』に収録しました。8月14日のコミックマーケット78で先行販売、8月15日から全国のアニメイト、ゲーマーズなどで発売されます。
●おもしろい台本と生の掛け合いで史上最強最笑の『シンデレラ』が完成!
――収録を終えての感想を聞かせてください。
能登さん(以下能登):台本を読ませていただいたらめちゃくちゃおもしろくて。しかもゆうちゃんとやらせていただくので、事前に考えないで、現場で二人の中で生まれる勢い、熱、バカバカしさを大切にしたいなと。ゆうちゃんに引っ張られて、予想外に壊れたシンデレラになりました(笑)。本当に楽しい収録でした。
小林さん(以下小林):メインでは魔女役、あとはシンデレラ以外の役もいろいろやらせていただきました。収録前に能登さんの素敵なシンデレラをイメージさせていただいていて、収録が始まったら予想以上に素敵パワーをたくさんいただいて、テンション高く演じることができました。またスタッフ様から「漫才やコントに近いものと考えてください。キャラからハミ出るのもOKです」と言っていただいて自由にやらせていただきました。
●収録後にキャラクターの絵と対面!?
――キャラクターの絵をご覧になった印象や感想は?
能登:かわいいシンデレラのキャラクターを想像してCDを聴いたら衝撃が走ると思います(笑)。私達は演じる時にイメージにとらわれないようにと収録前には絵を見ていませんでした。この絵を最初に見ていたらまったく違うシンデレラになっていたでしょうね。ギャップが聴きどころなので、「ちょっと違う」と思っても、広い心で聴いて楽しんでください。
小林:私も収録後にキャラクターさんと対面することになりまして、後で魔女さんに「いろいろやってしまって申し訳ありませんでした」とおわびとご報告をしなきゃと思ってます。
●即興芝居のようなテンポ感やノリのCDで笑い過ぎに注意!
――作品の中で印象的だったキャラクターを挙げてください。
小林:ナレーションは大好きな大滝秀治さんと平泉成さんをイメージして、家で練習してきました。お姉さんBはオペラ風のイメージををしてみました。またアドリブで問屋さんをやらせていただきました。「そうは問屋がおろさねえ」の流れからのオリジナルキャラです。
能登:ゆうちゃんのやるキャラはどれもおもしろくて。一番印象的だったのは王子様です。ゆうちゃんの王子様を聞いて、すごく甘い気持ちが湧いてきて、ドキドキしちゃいました(笑)。
――このCDの魅力や聴きどころを挙げていただけますか?
能登:このシリーズの持ち味である、漫才やコントに近い、ノリやテンポ感が十分に出ていると思います。そして『シンデレラ』だと思って聴くと「これは何?」という驚きとおもしろさに笑わずにはいられないはずです。「そんなのありかい?」とツッコミしまくりで楽しんでいただけたら嬉しいです。
小林:能登さんと二人きりで1本の作品を演じるという幸せな時間を過ごさせていただきました。能登さんとの即興に近いお芝居からイメージやアイデアが次々に浮かんできて、出会ったことのない自分を見つけられた気がします。今回、他の作品も収録されるそうなのでまとめて楽しんでください。もし移動中に聴いて笑いが止まらなくなっても責任はとれませんのでご注意ください(笑)。
●個人的にも好きな童話だった『シンデレラ』
――お好きな童話があったら教えてください
小林:実は『シンデレラ』が好きでした。最初は大変な目に遭うけど最後はハッピーエンドで終わるところがいいんです。
能登:私は『シンデレラ』と『人魚姫』です。『シンデレラ』は好きな絵本作家が『サンドリヨン(灰かぶり姫)』というタイトルで描いた絵がとても好きで、変身のシーンと戻るところが印象的なシーンです。『人魚姫』も淡いタッチの絵が記憶に鮮明に残ってて。王子様を物陰から見守るシーンが好きです。
――ほかの童話作品のキャラで演じてみたいのは?
小林:まず猪八戒ですね!豚が好きなので。あっ、猪八戒はイノシシでしたね(笑)。あと王子様がいいです。
能登:まず浮かんだのは『ピーターパン』のティンカー・ベル。あと童話じゃないけど『真夏の夜の夢』に出てくるパックとか。妖精がいいですね。
――逆に能登さんが小林さんに、小林さんが能登さんに演じてもらいたいのは?
能登:ゆうちゃんは男装の麗人が似合いそうだなと思って浮かんだのが『ベルサイユのばら』。でも童話じゃないし(笑)。『白鳥の湖』のオデットとかも、ゆうちゃんのイメージにピッタリかな。
小林:恐れ多くも、ありがとうございます! 私の中では能登さんはお姫様です。『シンデレラ』や『白雪姫』とか。何でも癒してしまう能登さんでしたら腐敗した森さえも再生できそう。私はそんな能登さんの白雪姫にお付きの小人になりたいです。もちろん7人分、一人で頑張りますのでスタッフ様、ぜひ実現を!
<TEXT:永井和幸>
ドラマCD『世界めいわく劇場 スペシャル+童話「シンデレラ」』
8月14日(土)『コミックマーケット78』東館Z-32b「CLIC CLAC」にて先行販売
8月15日(日)よりアニメイト、ゲーマーズなどで販売開始
1,800円(税込)
発売:くりっくくらっく
>>『世界めいわく劇場』公式サイト