追われる者と追う者を演じる2人のリアルな関係は? 「『血液型男子。』キャラクタードラマCD セカンドシーズン B型」で主役キャラクターを演じた中村悠一さん&岸尾だいすけさんに独占インタビュー!
「アニメイトTV」発の女性向けオリジナル企画として好評展開中の『血液型男子。』から、新作CD「『血液型男子。』キャラクタードラマCD セカンドシーズン」が、2010年9月から12月までの4ヶ月間、連続でリリースされます。
セカンドシーズン第2弾は「『血液型男子。』キャラクタードラマCD セカンドシーズン B型」!ゲストとして新キャラクターが各巻1名ずつ登場するのが魅力のセカンドシーズンですが、B型は岸尾だいすけさん演じる"飛嶋千夏"が登場!!
今回、アニメイトTVでは「~B型」で主役キャラクターを演じた赤羽響生役の中村悠一さんと飛嶋千夏役の岸尾だいすけさんに独占インタビュー!本編では"追われる響生"と"追う千夏"という役どころですが、ナイスコンビっぷりを発揮しているお2人のトークに注目です☆
●岸尾さんの千夏の第一印象は「ウザい子」!
――まず岸尾さんにお聞きしますが、飛嶋千夏を演じてみていかがでしたか?また、どのような印象を受けましたか?
岸尾さん:台本を頂いた時の第一印象はウザい子だなぁでした(笑)。でも、意外と似ているのかもしれないとも思いました。僕自身、千夏と同じで人見知りするので。全然信じて貰えないんですけど(苦笑)。ただ、彼のように内向的で人と話をしないというタイプではなく、人見知りをごまかすために沢山喋って、テンションで押し切るタイプなんです。だから、台本を見た段階で、彼とは友達にはなれないと思いました(笑)。
台本を読んでいる時と実際に演じてみての違いは、キャラクターのテンションの差です。一番低いテンションは思ったよりも高くて、一番高いテンションは思ったよりも低く設定しなければならなかったので。テンションの振り幅が難しかったです。
――ちなみに、響生と千夏、お2人はどちらかといえばどちらに似ているタイプですか?
中村さん:僕は千夏かな。千夏に対しての態度を見ても分かるように、響生は初対面でもちゃんと会話のやり取りが出来るじゃないですか。僕は、そのようなやりとりが出来ないので、ちょっと、人見知りな所が千夏に近いかなと思います。ただ、彼のような行動力があるかどうかは分からないですけど(苦笑)。千夏は熱心に響生を追いかけているのですが、そんな千夏を見て、「誰かを好きってそういうことなの?」って考えさせられました(笑)。
岸尾さん:(笑)あと、千夏はB型なのに面倒なことでもやりますが、僕…っていうか、大体のB型は面倒なことはやりませんよね?
中村さん:そうですね。
岸尾さん:だから、どちらに似ているかって聞かれると、どっちもどっちですね。皆さんの僕の印象って響生寄りなんでしょうけど、僕も中村君と一緒で人見知りするので。仕事なら初対面の人でも大丈夫ですけど。もし、実験的に誰も知っている人のいない中に放り込まれたら全く喋りませんし、何もしないでしょうね(笑)。そういう意味合いでは千夏よりかな…?う~ん、難しいですね(苦笑)。まぁ中村君が千夏って言ったので、媒体的に考えたら、僕は響生に似ているということで!(笑)
●2人の出会いはこのスタジオ!?岸尾さんが語る中村さんの新人時代とは?
――同じ血液型でも様々なタイプの人がいますが、中村さんと岸尾さんはお互いを見て、それぞれB型っぽいなという部分はありますか?
岸尾さん:頂いた質問内容から一瞬逸れますが、さっきから僕、言おうと思っていたことがありまして…。何を隠そう中村君に初めて会ったのが、このスタジオだと思うんですよ?
中村さん:え、本当ですか!?
岸尾さん:多分、君がまだ新人の頃、このスタジオの何かの作品のアフレコ見学に来てて、僕もその作品に出てて、そこで初めて挨拶されたと思うんだよね。「新人の中村です」って挨拶してくる割には、まぁ随分と堂々とした新人だなぁと大変ビックリしたのを覚えてます(笑)。
中村さん:(笑)。たまげました?
岸尾さん:たまげたね!風格があって「俺は出演者だ!」くらいな感じで現場にいたから(笑)。僕がその時に演じていた役は、今となっては中村君みたいな低いボイスの人がやるようなキャラだったので、その時から「俺がやるんじゃないの、この役?」みたいな雰囲気を出していたんですよ(笑)。つまり、何を言いたいかというと、どんな状況でも堂々として、自分の我を出していく所がB型っぽい所なのかなと思いました。
中村さん:岸尾さんとはちょくちょくご一緒させて頂くんですけど、岸尾さんを見て、役の印象や演技の仕方などを予め自分で決めて持ってくるのが、B型なのかなと思いました。同じB型の僕もそうなので…。決めて持ってきたものを否定されると、「何故、それを否定されるのか」というのをディスカッションしないと納得いかない部分も一緒かな?
決めて持ってくるということは、自分なりにちゃんと考えて持ってきたものなので、いきなり「そうじゃない」と否定されると、納得がいく回答を出してもらわないと、収録が出来なかったりするんです。何となくですけど、頑固というか納得がいくまで追求するというのが、B型なのかなと思います。他の血液型の人を見ていると、納得しないままでいる人もいますし、そこまで強くこだわりを押し出さない人もいますから。その姿がワガママだな…と見えてしまう時もあるかもしれないですけど、ワガママではなく考えた上でやっているので、それを理解してほしいです。
●中村さんの苦手なものは○○!対して岸尾さんは意外なもの?
――さて、今回のドラマCDでは、響生は幽霊が怖いという「幽霊嫌い」の本領を発揮していますが、中村さんと岸尾さんは怖いものや苦手なものはありますか?
中村さん:僕はゴキブリが嫌いです。今、自宅でサイクロン掃除機を使っているんですけど、サイクロン掃除機って原理としてパックを使わないんです。どうするかというとゴミを吸ってスイッチを止めた後、上から圧縮をかけて潰すんです。僕は今までゴキブリを殺虫剤で殺したあと、掃除機で吸っていたので、これから死体の処分が出来ないという状態でして…もし、サイクロン掃除機で吸ったら、掃除機ごと捨てないと耐えられないので、今、テンパってます(苦笑)。今の家にはまだ出てきていないですけど、万が一出てきたらどうしようと思っています。本当に触れないので……1メートル以内にいてほしくないです!
岸尾さん:ゴキブリ処分用の掃除機を用意しなさいよ(笑)
中村さん:その掃除機、おっかないよ!(笑)ゴキブリしか吸ってない掃除機なんて嫌だ!
一同:(笑)
岸尾さん:僕はお金ですね。お金が一番怖いので、僕をいじめたい方は僕にお金下さい。すっごい脅えていいリアクションするので……本当にお金が怖い!(笑)
――ちなみに、千夏は1つのことに熱中しすぎるあまり、度を超えてあることをしてしまいますが、お2人は何か熱中していることなどはありますか?
岸尾さん:B型って熱しやすく冷めやすいタイプが多いと思うので、千夏もいずれは冷めていくと思いますよ(笑)。僕はこれといって浮かびません。
中村さん:岸尾さんもおっしゃっていますが、B型の僕も熱しやすく冷めやすいタイプなので、ほんの一瞬、熱くなるんですけど、すぐに冷めてしまうことが多くて、熱中したことをなかなか思い出せません。
岸尾さん:「熱中」とは違うかもしれませんけど、熱い思いを持ってずっと続けているのは芝居くらいですね。芝居だけは飽きずに10年以上続けていますから。
中村さん:今、ふと思い出しましたけど、僕が学生の時、女子がバンドやアイドルを追いかけるために地方を回ったりするのを見て「よくやるな」と思っていました。そういう気持ちが全然分からないんです。自分の住んでいる地域に有名人とかが来たら見に行くかもしれませんけど、ずっと追いかけるほど何かを好きになることがなかったので、逆にそれほど没頭出来るものがあると、人生楽しいんだろうなと思います。今は、僕たち声優のイベントやアニメ関連のイベントがあると沢山の方がいらっしゃって下さいますけど、その様子を見て、追いかける、熱中するって本当に凄い力だなって思います。
岸尾さん:こんなおっさんをどうするんだって思いますけど(笑)。あとCMで商品決められるのが羨ましい。この商品のCMに好きなタレントが出ているからこれにしよう!とか、迷わず決められるのが羨ましいです。
中村さん:それだけ好きっていうのは凄いなって思いますけど、結論として、僕は何も熱中していることはありませんということです(笑)。
●今後の作品は、理事長をメインに!?
――お話は変わりますが、今回、アニメイト限定版の特典として「告白メッセージ集」CDも収録されたと思います。収録の感想や印象に残っているストーリーや台詞などはありましたか?
中村さん:僕は、A型の取材の時にも言いましたが、セカンドシーズン用の台本を頂いた時、台本がやけに分厚かったので、最後の方を何気なく見たら「告白メッセージ集」の台本がありまして…ゾッとして台本を落としてしまいそうになり、「これはA型だけですよね?」とずっと言い続けてきましたが、B型にもありました(笑)。もう駄目か…と腹を括って収録しました。腹を痛めて作った特典なので、ウザいと思わず、本編よりも若干うっとおしくなっている響生を可愛いなと思って聞いて頂けると、僕が浮かばれます(笑)。
告白メッセージは、A型、B型、O型、AB型それぞれの女の子への告白という内容になっているのですが、印象に残っているのは、同じB型とのやりとりですね。B型は頑固という設定を、響生にも相手にもつけているからなんですけど、同じ血液型だとどうしても衝突ポイントが一緒なので、そこがちょっと大変でした。その辺を聞いて、「中村が言っていたのはこれか、なるほど」と思って頂ければと思います。
岸尾さん:僕は、演じたキャラクターがああいうキャラクターなので、皆さん、不愉快になりませんか?ってちょっと思いました(笑)。本編よりは、若干話すスピードも速くはなっていますが、それでも言葉に詰まったり、消え入りそうに話していたり、焦っていたり。女子的にどうなんだろう?って不安があります。そこは中村君と一緒で、そういう所を可愛いと思って頂ければ僕も浮かばれます。僕が女子なら「はいはい分かった。もういいから!」みたいになっちゃう気がするので、大人な女性に聞かれることを願っています。あと、シチュエーション的には、B型のメッセージが印象に残っています。詳しい内容は秘密ですが、僕は自然が好きなので、自然の中に遊びに行くというシーンっていいなと思いました。
――最後になりますが、今後、こんなことをやってみたい、こういうストーリーが聞けたら面白いんじゃないかな?と思う展開があれば、お聞かせ下さい。
岸尾さん:希少血液型を出すべきだと思います。細かい話ですが、RHマイナスとか他にも希少血液型があるので、そういうのを出してもらいたいです。重箱の隅をつついていきましょう!
中村さん:是非とも、理事長メインのお話を作ってもらい、理事長に喋らせましょう。理事長には、アニメイト限定版の特典を沢山つけましょう(笑)。遊佐さんが「僕は告白メッセージ、やらないんだよ」と言っていたのが悔しいので、店舗ごとの特典を作って、理事長を世間に押し出し、最終的にCD一番最後のトラックで「僕は何型だよ」とバラしてもらいたいです。面白いと思いますので、是非、お願いします!
<取材・文:奥村寿代>
「『血液型男子。』キャラクタードラマCD セカンドシーズン B型」
2010年10月27日発売予定
通常版 定価 2,100円(税込)/アニメイト限定版 定価 2,625円(税込)
アニメイト限定版特典:主役キャラクターによる告白メッセージ集CD
キャスト:櫻井孝宏、中村悠一、鈴木達央、柿原徹也、遊佐浩二 他
A型ゲスト出演:鈴村健一
B型ゲスト出演:岸尾だいすけ
O型ゲスト出演:鳥海浩輔
AB型ゲスト出演:関智一
発売元・販売元/フロンティアワークス
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