AGF2010で遂に初公開!古川雄大&佐々木喜英出演のMMV ORIGINAL MOVIEは『石の降る丘』。掘って、埋まって、掘られる作品…!?
2010年10月9日、10日(土・日)、池袋・サンシャイン文化会館で開催されたイベント『アニメイトガールズフェスティバル2010』(AGF2010)。
声優や俳優が出演するイベントが行われた9日のメインステージイベントを締めくくったのは、マーベラスエンターテイメント主催の「MMV ORIGINAL MOVIE」製作発表会。
公式サイトでもどのような作品なのかベールに包まれたままだったが、AGF2010で遂に発表されることとなった。
製作発表会には出演の古川雄大さん、佐々木喜英さんが登場。どのような作品なのか聞かれると、古川さんは『石の降る丘』という作品で、石の降る村が舞台のお話なんですけど…」、佐々木さんは「とにかく濃い映画作品なんですよ!」と説明されたのだが、会場は「?」という様子。そこで、司会者から改めてあらすじが説明された。
昔、ある村のとある丘の上で高名な雨乞い師が殺され、祟りで100日間も雨が降り続き、それを鎮めるために祠が作られた。降り続いた雨は止んだが、雨が降ると何故か石が降ってくるという現象が起こるようになり、丘は「石の降る丘」と呼ばれるようになってしまった。
そして現代。祠が何者かによって荒らされ、雨が降り続き、隕石が降ってくるという事態に。鎮めるためには男色の神様に「童貞の男を捧げなければならない」という。そこで村人の中から若い童貞の男2人(古川、佐々木が演じる役)が選ばれ、丘に埋められ…掘って、埋まって、掘られる…?
何とも笑ってしまうようなあらすじに続いては、完成したばかりという予告編の上映。あらすじだけでも笑ってしまうが、予告編では"これはネタ?"と思ってしまうほどのシーンが多数盛り込まれており、会場は大爆笑!
ステージ上で一緒に映像を見ていた2人も実は今日、予告編を初めて見たそうで、佐々木さんは「撮影中は、場面場面を撮っていたので、どうやって繋がるのかなと思っていたんですけど、予告編でこう繋がっているのが分かったので、本編ではどう繋がるのか楽しみです」と感想を述べた。また、撮影中のエピソードを聞かれると、「英ちゃんが虫が嫌いで、虫が寄ってくると『キャァー!!』って悲鳴をあげながら、避けていたのが面白かったです(笑)。撮影は毎日が楽しくて…僕たちはとにかくいじられましたね!僕はいじられるの嫌いじゃないんで、楽しかったですけど、とにかくみんなで楽しみながらやりました」(古川さん)、「撮影中、泊っていた宿が『バイオハザード』みたいな感じで、これ血の跡じゃない!?っていうような跡があったり、ぐちゃぐちゃの布団が置いてあったり、クローゼットを開けたら真っ二つに割れたハンガーが落ちてたり。冷蔵庫には、1年前に賞味期限切れたお茶が入っていたり(苦笑)」(佐々木さん)と、それぞれ思い出に残っているエピソードを話してくれた。
更に、撮影中に困ったことがあったかを聞かれると、古川さんは「撮影場所近くの家の男の子が1人でサッカーをやっていて、僕が『ヘイ!パス!!』って言ったら『やだ!』って言われちゃって…(苦笑)」と、困ったことながらも心温まるエピソードを…と思いきや、「え、その男の子、俺は会ってないけど…」と佐々木さんが衝撃の発言!古川さんは「えー何、止めて!止めようよ~!!」と、佐々木さんからのまさかの発言に脅えた様子だった。
そんな撮影中のエピソードを聞いた後に再度、予告編を観覧。観覧後、佐々木さんは思い出したように、「兜を叩く場面があるんですけど、役に入りすぎて本気でやったら、叩いた衝撃で右手の中指が凄い腫れちゃって…」と今でも腫れている指をファンに披露。異常はなかったそうだが、「食事をするのも大変で…」と話してくれた。
爆笑の予告編と撮影中の不思議エピソードで盛り上がったトークイベントは、濃いトーク内容に満足したファンからの大きな拍手に包まれたまま終了した。
MMV ORIGINAL MOVIE『石の降る丘』は2011年1月、シネ・リーブル池袋にて公開予定。詳細は公式サイトにて。
<取材・文:奥村寿代>
>>アニメイトガールズフェスティバル2010
>>マーベラスエンターテイメント
>>『石の降る丘』Official Web Site