パチンコ『CR弾球黙示録カイジ2』&TVアニメ『逆境無頼カイジ 破戒録篇』合同記者発表会見レポート
シリーズ累計発行部数1600万部を超え、これまでも多様なメディアミックスを展開してきた「カイジ」シリーズ。そのTVアニメ第2期『逆境無頼カイジ 破戒録篇』が4月より日本テレビ系列にて放映されることが決定し、2月25日にはパチンコ「CR弾球黙示録カイジ2」との合同記者会見が原宿クエストホールにて行われた。
TVシリーズ2007年10月から放映されたアニメ第1期も好評を博し、更に2009年10月には藤原達也主演で実写映画化もされている『カイジ』。4月5日より放映開始されるTVシリーズ第2期『逆境無頼カイジ 破戒録篇』ではシリーズ最大のヒットエピソード「パチンコ沼」編がアニメ化される。カイジ役の声優は前作に引き続き俳優・萩原聖人さんが務め、パチンコ「沼」のある裏カジノの店長・一条役には人気声優の浪川大輔さんがキャスティングされている。
まず会場の舞台にはパチンコ機「CR弾球黙示録カイジ2」の実機が運び込まれ、パチンコ機を展開する株式会社高尾から「CR弾球黙示録カイジ2」の稼働情報や機種の特徴などが発表された。4月中旬から全国のホールに導入される今回の「CR弾球黙示録カイジ2」には32Gbの映像ROMを搭載し、アニメの映像をふんだんに盛り込んだ豪華な演出が施されている。また街頭モニターやTVにてCMを放映するなど大規模なプロモーションが行われることも告知され、俳優の津川雅彦さんや白竜さんらが出演するCM映像も披露された。
その後、ステージには原作コミック『カイジ』の原作者福本伸行さん、アニメでカイジ役の声優を務める俳優・萩原聖人さん、利根川役の声優を務める白竜さんが登場。萩原さんはカイジという役柄について「これはアニメとかじゃなく芝居と一緒だ、と思って汗だくで演じました」と語り、原作から『カイジ』ファンであるためカイジ役を演じることに大きな喜びを感じていると話した。そんな萩原さんのラブコールを聞いた原作の福本さんは「本当に萩原さんは上手なんです。カイジが乗り移ったように演じてくれるので」とこちらも大絶賛。またこの作品で初めて声優を務めたという白竜さんは「はじめは戸惑いました。NGは僕が一番多かったんじゃないですかね(笑)」と裏話を披露。更に舞台にはTVアニメ『カイジ』シリーズのプロデューサー中谷さんも登場し「僕はすべての漫画のすべてのエピソードの中で、この『カイジ』の沼編が最高峰だと思っています。僕は今まで20年ほど『NANA』や『DEATHNOTE』などの様々なアニメーションを手掛けてきたが、それはすべてこの沼編をやるために徳を積んできたのだと思っています」と意気込みを語った。
4月からのアニメ放映とパチンコ機稼働に加え、2011年秋には実写映画第2弾の公開も控えている『カイジ』シリーズ。今後益々広がりをみせる『カイジ』ワールドに多くのファンが魅了され、また新たなファンが続々と生まれていくに違いない。
<取材・文:福島 槙子>
<TVアニメ『逆境無頼カイジ 破戒録篇』>
2011年4月5日より日本テレビ系(一部地域除く)にて
毎週火曜日深夜24:59~放送スタート
【ストーリー】
伊藤開司(カイジ)は、帝愛グループとのスターライトホテルにおける争いに敗れ、借金はついに約1,000万円に膨らんで、逃亡生活を送っていた。そこでカイジは、金融会社社長でヤクザの遠藤に接近し、新たなギャンブルを紹介してもらおうとする。しかしそれは実現せず、結局地下の奥深くにある帝愛グループの強制労働施設へ送り込まれてしまい……。
【スタッフ】
原作:福本伸行(講談社「ヤングマガジン」連載)
シリーズ構成:高屋敷英夫
音楽:タニウチヒデキ
監督:佐藤雄三
アニメーション制作:マッドハウス
製作著作:日本テレビ、バップ
【キャスト】
カイジ:萩原聖人
一条:浪川大輔
遠藤:内田直哉
兵藤:津嘉山正種
ナレーション:立木文彦
>>『逆境無頼カイジ 破戒録篇』公式サイト