我那覇響vs譲崎ネロ!?『アイマス』&『ミルキィホームズ』声優たちが池袋で繰り広げた戦いをレポート!
2011年2月26日、東京・池袋サンシャインシティで行われた“ヴァイスシュヴァルツフェスティバル”において、『アイドルマスター』vs『ミルキィホームズ』のエキシビジョンマッチが開催された。
『ヴァイスシュヴァルツ(以下、WS)』はブシロードが展開する人気対戦トレーディングカードゲーム。様々なアニメやゲームのタイトルごとにカードセットが発売されており、各タイトルだけでも遊べ、異なるタイトル同士での対戦も楽しめるのが特徴だ。“ヴァイスシュヴァルツフェスティバル”を盛り上げるべく、『アイドルマスター』で我那覇響役の沼倉愛美さん、『ミルキィホームズ』で譲崎ネロ役の徳井青空さんが、それぞれが演じるキャラクターを中心としたデッキで対戦するというのが今回のエキシビジョンマッチの内容だ。
今が旬の2作品の声優同士の直接対決とあって、対戦場の周囲は十重二十重の人また人! この試合の仕掛け人である『ヴァイスシュヴァルツ』プロデューサーの田中ブンケイ氏、司会のTheマッシュさん、徳井さんを応援しにきた『ミルキィホームズ』エルキュール・バートン役の佐々木未来さんらが見守る中、運命の戦いは幕を開けた。
●“中の人”対決の行方は!?
対戦は1本勝負。アイマス代表の沼倉さんは“動物大好き響”というカードを中心とした、一度響が勢いに乗れば、強力なカードが素早く並んで一気に場を制圧してしまうタイプのデッキ。何種類かの響はもちろん、“961プロ”や“プロジェクトフェアリー”など、沼倉さん演じる響にゆかりのあるレアカード・限定カードも満載したスペシャルデッキだ。ミルキィ代表の徳井さんは、ネロのトイズ(能力)を再現した“ダイレクトハック”のカードで、必要なカードを手札に持ってくる強力なギミックが魅力のネロ&シャロ中心デッキで勝負する。
徳井さんは『WS』歴一年で、イベントなどで日常的にプレイ。一方の沼倉さんはカードを見たことはあったものの、本格的なプレイ経験はなんと、本番前の5日間! しかし初心者が運次第で熟練プレイヤーに勝てるのが『WS』の魅力でもあるだけに、勝負の行方はわからない。先攻を決めるじゃんけんでは沼倉さんが勝利し、いよいよ対戦はスタートした。
最初に主導権を握ったのは徳井さん。『WS』では、たとえば3点のダメージを与えられたら防御側が3枚のカードをめくり、“クライマックス”カードが出れば、ダメージをキャンセルすることができる。そのため攻撃によるダメージを、“クライマックス”カードで防ぐことができるかがこのゲームの大きな見せ場となる。序盤戦では徳井さんの攻撃が次々と素通りするのに対し、沼倉さんの攻撃は再三防がれてしまい、まずは徳井さんが一歩リードする。その間にネロの必殺技とも言える“ダイレクトハック”も炸裂し、着実にリードを広げる徳井さんだ。
しかし中盤戦、沼倉さんの場に、キーカードの“動物大好き響”が登場。さらに次ターン、“動物大好き響”をさらに強化する“Next Life”を引き当てると、沼倉さんによる今までのうっぷんを晴らすような一斉攻撃が炸裂! この攻撃が全て成功すると、沼倉さんからは思わず「たのし~!」の声が。ようやく決まった気持ちのいい攻撃に、なんだか満足した様子の沼倉さんだった。
形勢は互角になって後は引き勝負……だったのだが、ここから再び炸裂したのが徳井さんの豪運だった。次のターンにもつれこめば勝敗はいよいよわからなくなるところで、ぴったり決着をつけるのに必要なダメージを与えるカードをズバリと引き当てたのだ。これを防ぐべく、祈るような面持ちで山札からカードを引く(クライマックスカードを引けば生き残ることができる)沼倉さんだったが、3枚の中に望みのカードはなし。ここで熱戦は決着となったが、3枚のカードをめくるごとに起こる悲鳴のような歓声は、まるでプロレスの3カウントのよう。好カードに恥じない大きな盛り上がりを見せたエキシビションマッチだった。
対戦を終えた徳井さんは、「途中で追いつかれた時はきびしいかなって思ったんですが、最後シャロが助けてくれるとは思いませんでした。シャロに感謝です、ありがとうございまーす!」とにっこり。沼倉さんは「まぁ、そうですよ! 初めて5日間では、なかなかWS歴1年の青空ちゃんには勝てません。でも、新たな楽しみが見つかったので、ちょっと『WS』を続けて、いつか名誉挽回したいと思います。今日はありがとうございました!」と語って、ノーサイドで対戦終了となったのだった。
エキシビションマッチはここで終了したが、徳井さんと沼倉さん、世代の近い2人がせっかく激闘で仲良くなったということで、2人のインタビューをお願いすることに! 対戦はもちろん、アイマスやミルキィについて2人が語った内容は後日お届けするので、そちらもお楽しみに!
(取材・文:中里キリ)
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