いよいよ物語も折り返し地点に――『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) episode3 ラプラスの亡霊』イベント上映舞台挨拶で語られた“次回の展開”とは?
『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) episode3 ラプラスの亡霊』の初日舞台挨拶が、3月5日(土)に東京・新宿にある新宿ピカデリーにて行なわれた。
待望の最新作という事で、多くのファンが胸を躍らせるなか、舞台に登場したのは古橋一浩監督、原作者の福井晴敏氏、そして主人公、バナージ・リンクス役の内山昂輝さん、オードリー・バーン役の藤村歩さん、ダグザ・マックール役の東地宏樹さん、タクヤ・イレイ役の下野紘さんの6人。下野さんが司会を務め、間にジョークを交えるなど、舞台挨拶は和気あいあいとした雰囲気の中で進められた。
劇中でのバナージの活躍や見どころを尋ねられた内山さんは、「episode1、2と重なるごとに色んな大人との交流を持って、時にはぶつかりあって成長していくのがバナージ。今回のepisode3に関してはダグザさん、そしてマリーダさんの過去を知ったりして、自分がどうしていくべきか苦悩する瞬間が多かったんです。その、苦悩しつつも前に進むバナージを見ていただきたいですね」とコメント。
また今までの話を通じたオードリーの変化や心境を聞かれた藤村さんが「このepisode3の収録で、オードリーの変化を感じ取った部分があったんです!バナージ、リディ、オードリーの3角関係の部分が気になるところだし、見どころかな、と思います」と語ると、すかさず司会の下野さんが「あ、ドロドロなんですか?!(笑)」と会場を沸かせるシーンも。
ダグザ中佐の見どころについて尋ねられた東地さんは「episode3で重要な役どころということを感じながらやらせていただきました。バナージに対して色々な大人が関わっていくんですが、そこで “大変だなぁ、バナージ……”と感じましたね。そうして色々なことを通して成長していくバナージを見ることができるのが、このユニコーンの面白味でもあると思います。そして、そこの一端を担うという重要な役割をやらせていただきました」と、感慨深そうに語った。
また、福井さんは「本当に完結するのかな?という不安に対する、ひとつの答えを示すことが出来たと思います。原作を書いているときも、ここが折り返し地点だな、と思っていました。そして現実に、原作が10巻ある中で、そのうちの5巻までを消化しているお話です。」と、原作者ならではの見方で見どころを語ってくれた。
そして、今後の展開に関して訪ねられた古橋監督は「これから原作のボリュームがさらに厚くなるところで、トリントンやダカールなど、難しい部分があると思います。」と語り、次回作の内容もさらに濃密なものになるであろうことを伺わせた。
最後にファンへのメッセージを求められると、内山さんは「とてもてんこ盛りな内容で、興奮して観ていただけると思います。最後には拍手などしていただくと、燃えるんじゃないでしょうか」と語り、これから映画を観るファンの期待をさらに大きなものにしてくれた。また藤村さんは「先ほどの見どころも気にしつつ、楽しんでいただけたらいいなと思います!」、東地さんは「スタッフ、キャスト共に一生懸命作りました。喜んでいただけると思います」、下野さんは「“タクヤを探せ”にチャレンジしてみてください!」と、それぞれ出演者としての心境を交えつつ語ってくれた。
福井さんは「ご覧になったら、呟かずにいられない感じにしあがっています。ですのでご遠慮なく、良いことだけをどんどん呟いてください(笑)」と、ファンへの協力をアピール。
そして、古橋監督の「episode 4 も頑張りますので、もうしばらくお時間をください。よろしくお願いします」という、今後の展開を期待させるコメントで、舞台挨拶は幕を閉じた。
上映開始と同時にPlayStation(R) Storeでの有料配信も同時にスタートしているので、こちらも要チェック。DVD/Blu-rayの一般発売は4月7日の予定。上映館などの詳細はオフィシャル・サイトにて!
(取材/文 杉山 玲菜)
『機動戦士ガンダムUC episode 3「ラプラスの亡霊」』 Blu-ray&DVD
2011年4月7日(木)一般発売スタート
価格:(Blu-ray)6,090円(税込)、(DVD)5,040円(税込)
品番:(Blu-ray)BCXA-0225、(DVD)BCBA-3774
初回特典:カトキハジメ描き下ろし特製スリーブ
毎回封入特典:16P特製ブックレット
毎回映像特典:ガンダムUCダイジェスト映像/第2話PV集/ノンクレジットエンディング 他
>>『機動戦士ガンダムUC』公式サイト