平野綾初ミュージカルに挑む――7月11日から上演の『嵐が丘』への意気込みを語った!
2011年7月11日より、赤坂ACTシアターにて上演がスタートするミュージカル、『嵐が丘』。激しくも美しい恋愛を描いたこの復讐劇は、数え切れないほどの作家や音楽家、芸術家に影響を与え、多くの人々から愛され続けている不朽の名作だ。今回は主役・ヒースクリフ役を務める河村隆一さん、そしてヒロイン・キャサリン役をダブルキャストで演じる平野綾さん/安倍なつみさん、ヒースクリフのライバルであるエドガー役を演じる山崎育三郎さんが初顔合わせの後に取材に応じ、それぞれの想いを語ってくれた。
河村さんは今回のミュージカルについて、「現代の恋のあり方とは違うと思います。一途な想いが、観に来てくださった若い方に伝わると良いですね」とコメント。舞台では自分自身を一度白紙に戻し、"嵐が丘のヒースクリフ"としての歌を歌いたい、と意気込む姿が印象的だった。また平野さんは「ミュージカル出演と言う夢がかなって、すごく嬉しいです。わからないことだらけですが、皆さんに教えてもらいつつ、いろんなことを観察して挑みたいと思います」と、これから始まる舞台稽古への期待を膨らませていた。
そして今回が舞台初挑戦となる平野さんから、ミュージカルの先輩であるキャストの皆さんへ「キスシーンの時って、本当にキスしているんですか!?」という質問が。すると山崎さんは「ガッツリします!そこは嘘をつけないですから」と役者魂を見せアドバイス。また安倍さんからは「本番は自分が稽古でやったことは全部出ますし、舞台の神様って本当にいると思うんです。なので、まっすぐやることが大切だと思います」とアドバイスを受けるなど、俳優陣の間には早くも確かなチームワークが生まれていた。
最後にファンへのメッセージを求められた河村さんは「エミリー・ブロンテという傑作を、日本で新しく作っていきたいです。本当の恋はどういうものなのかわかりませんが、きっとこの『嵐が丘』の中に答えがあると思います」と、ミュージカルの見どころも含めて語ってくれた。
ミュージカル『嵐が丘』は2011年7月11日から赤坂ACTシアターにて上演が開始される。また2011年7月27日からは梅田劇場シアター・ドラマシティでの上演も決定しているので、ぜひ劇場に足を運び、俳優陣による鮮やかな演技を堪能してほしい。(取材・文 杉山 玲菜)
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