TVアニメ『戦国乙女~桃色パラドックス~』でメインキャラクターを演じる日高里菜さん&平田裕香さんスペシャルインタビュー!!
2008年にパチンコ機として登場し、「萌え系キャラクター」「戦国武将の女体化」と、多くのファンに支持され、2011年に待望のアニメ化となった『戦国乙女~桃色パラドックス~』。
戦国時代に似た“女の子しかいない世界”に飛ばされた現代の女子中学生・ヒデヨシ(日出佳乃)は、織田ノブナガをはじめ、名立たる戦国武将らと出会い、何故かヒデヨシはノブナガの天下統一の手伝いをすることになり…という、斬新な設定とストーリーでアニメ化されてもなお、その人気は高い。
放送も佳境に入り、ますます目が離せなくなる中、今回、豊臣ヒデヨシ役の日高里菜さんと伊達マサムネ役の平田裕香さんにインタビューを行った。終始、まるで姉妹のように仲の良いお2人。お話を伺う中、最後には日高さんが“ある人”にむけて愛の告白をしてくれたので、最後まで読み逃がしのないように!
●「伊達マサムネ=伊達先生」?謎の鍵はキャラソンにあり!?
――アフレコも半分以上終了したわけですが、現時点での感想はいかがでしょうか?
日高さん(以下、日高):本当にあっという間なんですよね、気が付いたらもう半分以上過ぎていたって感じです。内容も一話一話盛り沢山なので自分自身も凄く楽しんで演じさせて頂いているんで、「あぁ、もう終わっちゃうんだぁ」って。
平田さん(以下、平田):劇中のヒデヨシもどんどん成長していってるよね。
日高:気付いたんですけど、最初の頃のヒデヨシは皆を振り回す側だったんですけど、最近はツッコミ側に行ってるなって…。
平田:そうだよね(笑)
日高:みんなキャラが立ち過ぎててちょっとおかしいんですよ!(笑)だからヒデヨシが凄い真面目な女の子になって来てるんじゃないかなって皆で話してましたね「ヒデヨシちょっと良い子じゃない?」って。
平田:うんうん。
日高:そういった意味で成長って言うか、ヒデヨシ自身が大人っぽくなってきたかなって思います。
平田:あんまりおバカキャラが出て来なくなってきたかなって感じですね。
日高:そういう伊達先生はどうですか?
平田:伊達先生は第1話にしか出てきていないんですけど…。
日高:そうですね(笑)。「マサムネさん」ですよね(笑)
平田:あの…まだ殆ど喋っていないんですけど…第6話の最後の方で少し謎というか過去のシーンがありましたよね。
――伊達先生と謎の人物のシーンですね。
平田:「やっぱり伊達先生と伊達マサムネは…?」みたいな所にようやく来ていまして、今のところマサムネさんを一番物語っているのは実はキャラソンなんです。台詞が少ない分、そこでかなり頑張っているんですけれども…ちょっと色々と(今後の展開を)知りすぎちゃうかもしれませんので、その辺はお気をつけてお聴き下さい(笑)。他にもマサムネさんはみんなが向かう先に何故か先回りしてるんです。しかも、そこで必ず何かしているので、ひょっとしたら大事なことを隠しているのかもしれませんね。
――ヒデヨシに対する視線もちょっと特別だったりしますよね?
平田:はい、ちょっと挙動不審ですよね。
日高:ちょっと優しい目線で見てくれてますよね。やっぱりヒデヨシのことは大事な生徒として見てくれているのかなぁ…?(と平田さん方を見る)
平田:ん?
日高:笑(意味深な笑み)
――今後とも色々ありそうなお二人なんですが、ヒデヨシとマサムネはお互いをどう思っているのでしょうか?
日高:ん~…。
平田:平田じゃなくていいんだよ、マサムネさんだよ?
日高:今の段階ではあまり喋っていないんですけど、やっぱり謎が多いですよね。だから何か目的があるんだろうとは思っていますし、その目的が何なのか早く知りたいですね。
平田:マサムネとしては今のところ、ヒデヨシとの接触は極力避けていて、ミツヒデさん(明智ミツヒデ)と主に話しているんです。情報を提供するにしてもノブナガさんに直接ではなく、ミツヒデさんに話しているんですよ。だからミツヒデさんの喋り口調もマサムネに対してはくだけた感じで、お互いに距離が近い感じがあるんです。それ以外の人と話しているときのマサムネはまたちょっと態度が違ったりするので、そういうところからもマサムネの謎が伺えるかもしれませんね。
●すべてアドリブ!?話題の実写予告
――お二人が顔出しで出演されている毎回の予告もそうなんですが、息がぴったりですよね。
平田:あの予告編は本編では15秒ぐらいなんですけど、実は一回につき5分ぐらい撮ってるんです。で、リハーサルまではちゃんと台本通りにやるんですけど実は「本番は里菜ちゃんの新鮮な反応が見たいので、適当に振ってください」って言われてたんですよ。
日高:全部アドリブなんですよ!あの予告は第一話のアフレコが終わったあとに撮ったんですけど、その時は、平田さんとまだそんなにお話出来ていなくて、それまでは「大人しい方だな」と思ってたんです。
平田:人見知りなんです(笑)。
日高:なのにカメラが回り出したらいきなり表情がパアァッと輝いて、オーラの色がパステルカラーから原色に変わるぐらい輝いて、凄いビックリしました。だから数々の無茶振りも愛があるんですよ。最近そのことに気付きました。
平田:わたしは里菜ちゃんの反応を引き出すその為だけに呼ばれてるんで。
日高:それはウソですよ!
平田:でも本当に見事なぐらい返してくれるんですよ、里菜ちゃんが。
日高:いやいや…本当に「戦国」なんですよ、何が起こるか解らない(笑)
平田:そしてそういう雰囲気がラジオからアフレコ現場に広がり、イベントでも…という感じですね。イベントの時も大変なんですよ里菜ちゃんは。この前のイベントはわたしと里菜ちゃんとミツヒデ役の喜多村さんとノブナガ役の豊口さんの四人だったんですけれども、その三人から総攻撃を受けているのに、その全てに絶妙に返してくれる里菜ちゃんが可愛いくて、ついつい構ってしまいたくなるんです。妹に欲しいくらいですね。
●二人のバトルの行方は!?「戦国乙女~ラジオパラドックス~」
――お二人はラジオを担当されていますが、既に息はぴったりだったそうですね。
日高:はい、実写の予告編を撮り終わった後だったのでもう初対面では無い状態で始めることが出来ました。
平田:最近ようやく話しかけてくれるようになったんですよ。
日高:いえいえ、仲良しですから。
平田:まぁ、皆さんの前ではね。
日高:そんなこと無いですってば(笑)
平田:さっきもトイレから「チッ」って声が聞こえてきたしね…。
日高:違いますから本当に!
平田:というのは冗談で(笑)、里菜ちゃんは本当に優しいんです。どのこの現場でもその場の雰囲気を一番明るくしてくれるのが里菜ちゃんなんですよ。いつも変わらないテンションで。里菜ちゃんがいると場が「ほわぁー」ってなるんですよ。だからわたしは里菜ちゃんとお話しできるのが嬉しくて、楽しみだったんですけど、実写の予告の時に散々無茶振りをしてしまったので、その後、しばらく警戒されまくってしまいまして…
日高:でも今はもう仲良しですから!平気ですから!
――では、ラジオではいつもお二人の仲良しトークが楽しめるということですか?
平田:そうですね。ただ、基本は「戦国バトルラジオ」というタイトルなので、必ず一回バトルがあるんですよ。色々なお題でバトルするんですけど、今のところわたしが全勝してます!
日高:そうなんです…でもいつか勝ちますけどね!頑張ります。
平田:他にもゲストという形ではなく、他のキャストの方が「乗っ取り」と称して番組を乗っ取りに来るんです。あと、CDの発売前にラジオでいち早く聞けたりするので、是非ともチェックして頂ければと思います。
――ファンの皆様へのメッセージをお願い致します。
平田:『戦国乙女~桃色パラドックス~』も佳境を迎え、それぞれのキャラの個性を活かしつつ、思いや葛藤が描かれていきますが話がどちらに転ぶか私体も当然解らないまま、いつも新鮮にあらせて頂いているので、見てくださっている方も、私たちと同じようにハラハラドキドキしながら戦国を生きる乙女たちを応援してくれたらと思います。マサムネのことも愛して頂けたらと思います。
日高:トクニャン(徳川イエヤス)や伊達先生の謎や、ヒデヨシがどうなるのか、私たちもまだ解っていない状況ですので、一緒に考えて頂けたらと思います。ヒデヨシも少しづつ成長しているんですが、ヒデヨシがあの世界に来たことでアケリン(明智ミツヒデ)も親方もみんな変化しているので、最後まで楽しんで見て頂けると思います。ラジオや歌も頑張っていきますので、また皆さんと会えるようなイベントができたらなと思っております。
――最後に「どうしてもこれだけは伝えておきたい!」ということがあればお伺いしようと思うのですが、いかがでしょうか?
平田:今日、取材の合間に、里菜ちゃんがわたしの事を「好きだ」と言ったんです。これはもう是非とも大文字にして頂きたいですね!
日高:元から大好きですよぉ!
平田:でも、喜多村さんのことも大好きなんだよね?
日高:大好きです♪
平田:即答しちゃって…解ります?この違い!イラッとしますよね(笑)。
日高:でも本当に仲良しなんですよ、こういう会話が出来るくらい仲良しなんですっ!
――なるほど、そこまで打ち解けた仲ということですね。
日高:そうです!
平田:喜多村さんに何か一言なくていいの?
日高:喜多村さんの隣にはいつも私がいますので、これからもずっとそばに付き添って行きたいと思います。
平田:なにその告白(笑)
一同:笑
<TEXT:渡辺 佑>
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>>WEBラジオ『戦国乙女~ラジオパラドックス~』:音泉