5/25に『Aチャンネル』OPでデビューの河野マリナインタビュー

昨年のANIMAX 第4回全日本アニソングランプリ優勝者の河野マリナさんが5月25日にデビュー! デビュー曲「Morning Arch」は『Aチャンネル』主題歌!!

 昨年開催された全日本アニソングランプリで優勝した河野マリナさんが5月25日に「Morning Arch」でデビュー! アニメ『Aチャンネル』のOP曲で、アニソン界の巨匠・神前暁さんプロデュース。他にもプレデビュー曲「Focus!Focus!」などを収録。今後、アニソン界で期待のシンガーに注目!!

●アニソングランプリで優勝した注目シンガーがアニソンに目覚めたのは『マクロスF』!?

――河野さんがデビューするきっかけは昨年の全日本アニソングランプリで優勝したこととのことでしたが、応募された経緯を教えていただけますか?

河野マリナさん:昔から歌手になりたいという夢があって、その一歩を踏み出そうとしていた時、全日本アニソングランプリのCMを見つけて。ちょうど大学の軽音部でもアニソンのコピーバンドもやっていたこともあり、「星間飛行」、「空色デイズ」、「君の知らない物語」、「ふわふわ時間」などを歌ってました。自分にとってアニソンに夢中だったこともあり、即応募しました。

――「アニソンが今、熱いな」と思った作品は?

河野さん:『マクロスF』です。歌がテーマになっている作品ということもあり、「星間飛行」を聴いて、そこからこの作品を知り、自分の中でアニメ熱が高まっていきました。それからアニソンのコピーバンドをやりはじめました。

――そして昨年の第4回全日本アニソングランプリで優勝されたわけですが、優勝が決まった時の感想は?

河野さん:信じられなかったです。そして、ただただ嬉しくて。このコンテストの優勝者にはメジャーデビューが約束されていただけでもすごいことなのに、決勝の日に神前暁さんにプロデュースしていただくことも発表されて夢のようでした。

●デビュー曲が『Aチャンネル』OP曲&神前暁さんプロデュースと知った日は?

――デビュー曲がアニメ『Aチャンネル』のOPテーマになっていますが、それを告げられたのはいつ頃ですか?

河野さん:コンテスト決勝の日です。表彰式が終わった後、会議室に呼ばれて、神前さんと音楽プロデューサーの山内(真治)さんから教えていただきました。その時はまだ実感が湧かなくて。時間が経つごとにじわじわ来ました。
原作を読んですぐに心がひきつけられて、ヒロインのるんちゃんだけでなく、トオルやユー子、ナギもかわいくて、ハートをガッとわしづかみにされました。そんな素敵な作品のテーマ曲を歌わせていただけるということで、私も『Aチャンネル』の世界に一員になれる気持ちがして嬉しかったです。

――ユー子は関西弁を話す女の子ですが、現在、関西在住の河野さんにとって共感できるキャラなのでは?

河野さん:関西人はキツいツッコミ役と思われがちですが、ユー子はいじられ役で、関西弁もやわらかいのがいいですね。演じられている寿美菜子さんも私と同じ兵庫県出身ということもあり、実際お会いしてみて、やさしく接してくださいました。

――OP映像は、曲のタイトルや河野さんの名前が大きく飛び出したり、アーティスト写真が入ってたり、かなりインパクトがありました。

河野さん:いきなり曲名が出た瞬間、「え~っ!」となりました(笑)。一番最初に観たのは試写会で、今まで観たことのないようなOPでビックリしました。映画の予告編のような映像に、私の曲が流れているのは不思議な感じがしました。TVの放送が始まると観た友達から「じょにーの顔が出た!」というメールがいっぱい届きました。あっ、じょにーというのは私のニックネームです(笑)。TV放送が始まって、アニメの『Aチャンネル』と一緒に私の一歩も始まったんだなと気が引き締まったのと同時に、曲名のように、まぶしいアーチをくぐり抜けるみたいな希望も見えてきました。


●あふれるキラキラ感と『Aチャンネル』にリンクしたデビュー曲「Morning Arch」

――デビューシングルに収録の3曲すべて、こだまさおりさんの作詞ですが、実際にお会いしたり、やり取りはあったんですか?

河野さん:「Morning Arch」のレコーディング時に初めてお会いしました。詞をいただいたときは、読んだ瞬間、私の心の声をそのまま、書いていただいてると思いました。もしかしたら私以上に私のことを知ってるみたいで驚き、感動しました。

――ではデビュー曲の「Morning Arch」ですが、スピード感と勢いのあるサウンドとさわやかな歌声はまさにOP曲とデビュー曲にピッタリですね。

河野さん:まずイントロでバスドラが鳴っているのが私の鼓動のようで、リズムが速くなると鼓動も早くなったみたいで、私と曲が一体になっている感覚が好きなんです! テンポのいいメロディラインや、アレンジも“キラキラキラ”という音が入ってたり、希望が詰まった曲だと思います。
『Aチャンネル』は、るんちゃんの高校生活のスタートから描かれてますが、それぞれの方にとって春は始まりの季節と思うので、この曲を聴くことで、皆さんにとってのスタートラインを決めて走り出せるパワーになるといいですね。

●希望と切なさが同居した詞が心を打つ

――お気に入りのフレーズはありますか?

河野さん:特に2コーラス目の“虹色の交差点”から“うまく言えないよ”までのブロックが好きです。“うれしくてたのしくて、どうして切ないなんて”のフレーズは旅立つ時や何かを始める時は希望に満ちてるけど、一方で友達と離れる不安もあるというのはすごくわかるし、希望と切なさという対照的な気持ちが同居することで心にも響いてきて。
この部分は私の気持ちだけでなく、トオルの気持ちとも重なるところがあるんじゃないかと思うと、いつも泣きそうになるんです(笑)。『Aチャンネル』の1話で、るんちゃんと同じ高校に行けるのは楽しみだけど、別れ際の寂しさもあって。ずっと一緒にいられないし、永遠ってないと考えると切ないですよね。だからこそ1日、1分が尊いのだと。

――レコーディングには神前さんも同席されたんですか?

河野さん:はい。いろいろアドバイスをいただきましたが「今の河野さんらしく、若々しく、元気よく、明るく」というのが一番大きかったです。この曲は切なさが一番心を引き寄せられるポイントなんですけど、その表現が難しくて。自分では出しているつもりで、実際に聴こえる声とのギャップが大きくて、それを詰めていくのに苦戦しました。

●横浜アリーナのステージのイメージで歌ったロックチューン「I meet You◎」

――2曲目の「I meet You◎」はガンガンのバンドサウンドのガールズロック。

河野さん:落ち込んでいた時にこの曲をいただいて、聴いた瞬間、何を考えてもポジティブにしかならないくらい元気になりました。まさに1コーラス目の冒頭にある“ヘコんでる場合じゃない”という感じで。タイトルの◎にも表れてます。“You”や“キミ”は大切な人で、家族だったり、親友だったり、この曲を聴いてくださる皆さんだったり、いろいろな人を思い浮かべながら歌いました。

――好きなフレーズはありますか?

河野さん:2番のサビの“強くないけど弱くないでしょ? ポジティブにもなれるよ”の“?”が重要で、自分に問いかけながらも奮い立たせるような。デビューできたことも、皆さんに出会えることもすべてが奇跡で、この曲の一音符一音符が私にとっての宝物です。

――バンドをやっていたこともあって収録は楽しかったんじゃないですか?

河野さん:はい。レコーディングなのにライブで歌っているような感じで、ノリノリで気持ちよかったです。この曲を歌っている時に浮かんだのが『ANIMAX MUSIC FALL2010』で立った横浜アリーナの光景で。サイリュームでキラキラまぶしい客席を観ながら、皆さんと一緒に歌っている姿をイメージして歌いました。あの経験はきっとこれからの人生でも忘れられないと思うし、これからの私にとっての支えになると思います。


<b>「Morning Arch」</b><br>5月25日発売 初回生産限定盤(CD+DVD)1575円(税込)

「Morning Arch」
5月25日発売 初回生産限定盤(CD+DVD)1575円(税込)

<b>「Morning Arch」</b><br>5月25日発売 通常盤(CD)1260円(税込)

「Morning Arch」
5月25日発売 通常盤(CD)1260円(税込)

●「FOCUS! FOCUS!」は“これから”を示したプレデビュー曲

――3曲目の「FOCUS! FOCUS!」は『リスアニ!』(ソニー・マガジンズ刊)の付録CDでプレデビュー曲。ミディアムテンポの軽快なポップソングです。

河野さん:ダッシュではなく、スキップしたくなるような。曲調にも「焦らないでゆっくり進んで行こう」という今の私の心境にも合ってます。詞は未来に対して希望あふれる女の子の姿が描かれてます。
2コーラス目の“トモダチとの価値観 少しずつ変わっていく”から“またここで会えるまで ずっとお守りにしよう”の部分は涙が出るくらい感動して。この歌詞を歌うたびに友達の大切さを再確認したり、想い出を振り返ったり、まるで日記を読み返しているような感覚になります。
サビの“見えてくる未来は透明で 無防備なココロがあつめるプリズム 選ぶのはまだ先のおはなし”は「今はいろいろ吸収して自分のカラーを作っていけばいいんだよ」というこだまさんからのエールに思えて、胸が熱くなりました。

――初のレコーディングは緊張されたのでは?

河野さん:今までは自分の解釈で、自分の歌いたいように歌っていましたが、人に届くような声で歌わなくてはいけないというのがプレッシャーでした。またこの曲はフレーズごとに入れる感情が違ってて、例えば1コーラス目は元気にハツラツと、2コーラス目は大人っぽく優しくなったりして難しかったです。

●PVは地元や大学で撮影。デビューへの軌跡がわかる映像に

――限定盤に「Morning Arch」のPVが収録されてますが、どんな映像ですか?

河野さん:一言で言うなら青空のイメージ。東京のヘリポートで撮影したシーンは広がる青空の下で歌ってます。また私のデビューまでの道のりもわかるような映像にもなっていて、私の地元や大学でも撮影してくださって、私の隣りに立って一緒に歩んでいるような気持ちになっていただけると思います。アニメ『Aチャンネル』ともリンクしている部分もあるのでそこも見どころです。

――今後の目標を教えてください。

河野さん:「FOCUS! FOCUS!」に“無防備なココロがあつめるプリズム 選ぶのはまだ先のおはなし”とあるように、いろいろなことに挑戦していきたいです。いろいろな曲やいろいろな人、いろいろな自分と出会っていければいいなと思います。まず8月21日に行われる『Aチャンネル』のイベントで皆さんにお会いできるのを楽しみにしてます。

――5月21日が誕生日ということもあり、忘れられないデビューになりそう。

河野さん:私と歌手の私が同時に生まれるという感動もあります。私の誕生日の喜びが薄れるくらい、印象深い日になると思います。夢が叶う日が近づいて、今は待ち遠しい気持ちでいっぱいです。「Morning Arch」という、新しいノートの1ページのような、希望にあふれた曲で、皆さんがそれぞれのスタートラインを引けるきっかけや力をあげられたらいいなと思います。そして皆さんと『Aチャンネル』をつなぐ、掛け橋になれるように歌っていきたいです。一緒に素敵なアーチを掛けましょう!

<取材・文:永井和幸>

「Morning Arch」/河野マリナ
5月25日発売
初回生産限定盤(CD+DVD)1,575円(税込)
通常盤(CD)1,260円(税込)
発売:アニプレックス

>>河野マリナ公式サイト


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