話題のアーティスト・Caos Caos Caosが6/22に2ndシングルをリリース!そんなCaos Caos Caosにインタビュー!! 「1stシングルとはまたちがったCaos Caos Caosの一面を表現したくて色々とチャレンジしました」
アニメ「名探偵コナン」のテーマ曲として大きな話題を集めた1stシングル『tear drops』を歌っていたのが、Caos Caos Caos。
そのCaos Caos Caosが、6月22日に2ndシングル『far away ~青空見上げて~』をリリースします。
ダンサブルな『tear drops』から一転、爽やかな表情を届けてくれたCaos Caos Caos。その楽曲の魅力を、ヴォーカルの白石乃梨さんに伺いました。
●「新一くんと蘭ちゃんの関係性が見えてきた」という言葉は、とても嬉しい感想でした。
――1stシングル『tear drops』が嬉しい評判を得ていました。改めて、『tear drops』を振り返っての想いから聴かせてください。
白石さん:『tear drops』は、アニメ「名探偵コナン」のオープニングテーマということもあって、とくに「「名探偵コナン」が大好き」という方からのリアクションがすごかったんですけど。、中でも多かったのが、「歌詞から新一くんと蘭ちゃんの関係性が思い浮かんできた」という言葉。それは、とても嬉しい感想でした。
アニメのオープニング映像では、私の踊るシーンもアニメ映像にしてくださって、それがインサートされていたのですが、イベントで『tear drops』を歌うと、その踊りを覚えてる人たちが一緒に振りをしてくれていたのも、すごく嬉しいことでした。
イベントなど、人前で『tear drops』を歌わせていただくときに、私はサビの振りを軽く伝授したうえで歌うことが多かったんですね。そうすると、みなさん一緒に振りを真似てくれるんです。それも、嬉しいことでした。
――人前で歌うことで、いろんなリアクションを感じることができる。それって、素敵なことですね。
白石さん:はい。イベントやLIVEの時に、こちらから少し率先してアプローチすることで、いろんなリアクションを直接肌で感じられるし、その場での会場との一体感も持てる。それは、ほんとうに素敵なことだと思っています。
――Caos Caos Caosとしてスタートを切って、間もなく半年経ちます。身近にも、いろんな変化は起きています?!
白石さん:直接的な関係はないかもしれないんですけど、以前、ソロで活動していた頃は、イベントへ出るたびに雨や嵐になったり、交通の便が乱れたりと、天候に振りまわされたトラブルに見舞われることが多かったんです(笑)。でも、Caos Caos Caosになってからは、晴れの日ばかりなんです。野外イベントも経験してるんですけど、それも含めてぜんぶ快晴のもとで歌いました。そこは、Caos Caos Caosになって一番の変化かも知れません(笑)。
●「なんでわからへんの!?」くらいの気持ちで、グイグイしゃべりかけてたんで(笑)
――2ndシングル『far away ~青空見上げて』が、完成。歌詞を読んでて思ったのが、白石さんって、つい"強がってしまう性格"なんですか?!
白石さん:実はそうなんです。普段から、「大丈夫だから」と言っては、何にでも一人でチャレンジしようとしてしまう性格なんですね。高校1年生のときに、突然NYまでダンスを習いに家を飛び出したことがあるんですけど、初めて行ったときなんて、「行けば、なんとかなるっしょ!!」という気持ちで住むところさえ何も決めず、まったく段取りのないまま飛び出していきましたからね。さすがにあのときは、親もすっごい心配していたようでしたけど。
――その行動力は、すごいことだと思います。
白石さん:最初は希望にあふれて旅立ったんですけど。そのくせ、夜になると、急にひとりぼっちでいることに寂しさを覚えたり。でも、実家に電話をしてしまうのは…と思い、寂しい気持ちをノートにいっぱい書いてました。あと、初めてNYへ行ったときには、信号の渡り方さえわからず、警察の方に教えていただくなんて経験もありました(笑)。
――15~16歳でアクションを起こしていける。それだけ、気持ちが未来を向いていたんでしょうね。
白石さん:そうかもしれないですね。今でもそうですが、あの頃はとくに「行動できるのに行動しないのは、もったいない!」って気持ちが強かったんですよね。もちろん、不安だってありましたけど。でもそれを考え始めちゃうと、その気持ちばかりがあふれ出ちゃう。だから、そこはポジティブな方へと、つねに気持ちを向けていました。それに、あの頃は「なんとかなる」という言葉ばかりをよく口にしてたくらい、ポジティブだったんですよ(笑)。
――だけど、ノートに想いをぶつけていたように、寂しさも感じていたんですね。
白石さん:はい、とても心細かったです。とくに初めてNYへ旅立ったときは、心配する親の言葉も聞き入れず、自分が貯めたお小遣いだけでいきなり家を飛び出した形だったから。寂しくて電話しようと思いながらも、無理に気持ちを抑えながら、一人ポロポロポロポロ涙を零していたなんてこともありました。
――ちなみに、英語には自信あったんですか?!
白石さん:英語は、勝手に自信を持ってました(笑)。学校の授業でも、他の科目と比べたら断然好きで、英会話の授業も、積極的に楽しんで参加していたんで、「海外でも通用するかな?!」と思ってて。実際に現地へ行ったときも、お買い物をしながら、自信を持って発言して。向こうの人が戸惑ってても、「なんでわからへんの!?」くらいの気持ちで、グイグイしゃべりかけていましたから(笑)。
●今のわたしが本気で思っている気持ちや、今の年齢でこれまで経験してきたことを、一切飾らない言葉として表現しました。
――1stシングルの『tear drops』とはまた異なる表情を持ってきたように、作品を出すごとに、いろんな面をCaos Caos Caosは見せてくれます。
白石さん:『tear drops』では、男女の恋愛観。中でも、(好きな人のことを)追いかけてゆく女の子像を描写。C/Wの『Good-bye Memories』では、少し背伸びした女性像を描きました。でも今回の作品では、また違ったCaos Caos Caosの一面を表現したくて、『far away ~青空見上げて~』は、真っ直ぐな想いのもと、今のわたしが本気で思っている気持ちや、今の年齢でこれまで経験してきたことを一切飾らない言葉として表現しました。
もちろん、Caos Caos Caosが基盤としている“ダンス・ミュージック”というスタイルもしっかり表現していきたいから、今回のC/Wに収録した『Let's go』では、少しロックなテイストを入れたダンス・ミュージックとして描きながら、元気さを出してみたり。いろいろとチャレンジは行っています。
●♪far away 青空見上げて 光あつめて願うよ♪と歌ったように、「夢や希望あふれる」作品になったと思います。
――『Let's go』の歌詞に、「悪いことをしたら返ってくる」とありますが。そういう経験もありました?!
白石さん:ありますよ!悪戯したら、絶対自分に返ってくるんです(笑)。
――もし、言えるエピソードがあったら教えてください。
白石さん:んー、歌詞で言いたいこととは違うのですが、小さい頃の笑い話みたいな感じで…。実家の祖父が、骨董品とかいろんな壺を集めてるんですけど。私の家は、いろいろと厳しくて、小さいときから、お菓子を食べてると「そんなん食べないで、ご飯食べなさい」って言われ続けてました。それでも小さい頃って、お菓子とか食べたいじゃないですか。だから、親の目を盗んではお菓子を食べてたんですけど。さすがにお菓子の袋をごみ箱に捨ててしまうと見つかるから、私はよく、そのおじいちゃんの集めていた壺にお菓子のゴミを隠していました。そうしたら、次第に壺がお菓子のゴミで埋まり始め、ついにはバレて怒られたなんてこともありました(苦笑)。
――完成した『far away ~青空見上げて~』に対し、白石さん自身は今、どんな手応えを覚えています?!
白石さん:この歌の歌詞で最初に浮かんだのが、♪Always いつもそばにいて ただそれだけで歌える…♪という部分でした。結果的には、♪far away 青空見上げて 光あつめて願うよ♪とも歌っているように、「夢や希望あふれる」作品になったと思います。また、自分自身へ向けた応援ソングであり。聴いてくださった方一人一人にとっても「応援ソング」になっていってほしいなと思っています。
●「今日からは“Let's go”」みたいな気持ちでした。
――C/Wには、ロックな躍動性を持ったダンサブルな楽曲『Let's go』を収録しました。
白石さん:『Let's go』は、ドライブをしながらガンガン流して欲しい、そんな元気ソングです。
――『Let's go』の歌詞には、「迷いを乗り越えていけ」という想いを描写しています。
白石さん:この歌詞を書いてるときに、私自身がちょっと落ち込んでいたんです。まわりの環境的にも、心にまだ明かりが灯ってない時期だったこともあって。自分にも、世の中に対しても「元気出そうよ」みたいな想いを。しかも、ライブで聴いたときに、「明るくノリノリな感じになるといいな」という気持ちも込めながら、この歌詞を書きました。
――だから、歌詞からも迷う姿が見えてきていたんですね。
白石さん:そうなんです。だからこそ、「今日からは“Let's go”」と自分を鼓舞したいような気持ちだったんです。
●真っ直ぐな想いのままに歌詞を伝えたい
――2ndシングル『far away ~青空見上げて~』、今の白石さんにとって、どんな1枚になりましたか?!
白石さん:「『far away ~青空見上げて~』は、「真っ直ぐな想いのままに歌詞を伝えたかった」ので、あまり言葉にお化粧をせず、歌声も、変化してゆく歌詞の気持ちに合わせて表情を変えているから、そこを感じて欲しいなと思っています。それに『far away ~青空見上げて~』は、「大切な人のことを想って書いた」歌なので、心温まる、また新しいCaos Caos Caosの一面を表現できたかなとも思っています。
ヴィジュアル面の雰囲気も、1stの『tear drops』とは少し違いますが、でも、つねにCaos Caos Caosは、ダンスビートを基盤に、その上で枝葉を広げながら、いろんな表情を楽しんでいくところに表現のスタイルがあるので、そういう多彩に変化してゆく面も楽しんでもらえたらなと思います。
――最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
白石さん:『far away ~青空見上げて~』は、聴いて心温かくなったり、フッと優しい気持ちになったり、そんな心の深いところに届いてほしい楽曲になりました。ぜひ、真っ直ぐな、飾らない言葉を詰め込んだ歌詞も含め、聴いていただけたらなと思います。今後もCaos Caos Caosは、たくさんの人たちと交流を持ちながら、一体感描けるライブも演り続けていきたいと思っているので、またイベントなど、ぜひ、お越し頂けたら嬉しいです!
<TEXT:長澤智典>
>>Caos Caos Caos Official Web Site