好評放送中TVアニメ『SKET DANCE』 ダンテ役&劇中歌も注目のGACKTスペシャルインタビュー――「かつてはダンテみたいなやつ、いっぱいいたよね」
毎週木曜日夕方6時からテレビ東京系にて絶賛放映中のTVアニメ『SKET DANCE』。「真面目に笑顔、気付けば涙」というキャッチコピーどおり、笑いあり、涙ありの痛快学園コメディである本作に、GACKTさんが声優として出演することが決定した。
GACKTさんは、スケット団のメンバーと同級生であり、ヴィジュアル系ロックバンド・JardiN(ジャルダン)のヴォーカルを務めるダンテ(本名は伊達)を演じる。
ダンテは、ヴィジュアル系に陶酔するあまり、それを模した耽美な言葉で会話をしようとするために周囲を困らせてしまうというキャラクター。その独特な言葉遣いのせいもあり、コミュニケーションを取るのが難しい人物だが、彼の持つ音楽センスは非常に秀でており、その実力は学園の生徒からもお墨付きだ。
そして、劇中の学園祭で行なわれる「カイメイ・ロックフェスティバル」でダンテが披露する楽曲「生きとし生けるすべてに告ぐ」を、GACKTさんが歌うことも決定している。
今回アニメイトTVでは、GACKTさんにインタビューを実施。時には自分の経験を交え、言葉をじっくりと選びながら、作品に出演した感想や楽曲の魅力などについてを語ってくれた。
――まず最初に、ダンテを演じられた感想をお願いします。
GACKTさん(以下GACKT):ダンテを演じたというよりも、この現場に関わることができたのが本当に良かった。すごく面白かったよ。
――面白かった、と言うと?
GACKT:アフレコの録り方が面白くて、1 話分最初から最後まで止めないんだ。マイクスタンドが3 本だけあって、そこに何人もの声優の人たちが代わる代わるどんどん流れ込んで録っていくっていう、テンポ感をすごく大切にした現場。一気に最後まで走ってダーッと録っていくっていう、ライブ感を大切にしたそのやり方がすごく面白かったし、刺激にもなった。演じている僕がこんなに面白いんだから、観ているほうはもっと楽しいだろうね。
――この作品にご出演されたことで、新しく学んだことなどありましたか?
GACKT:他の声優の人たちの息遣いや言葉の使い廻しだったり、届け方というのは毎回、どの現場でも勉強になるし、刺激にもなる。声優の人数とマイクの数も合っていない中で、スムーズに入っていけるのを見て、改めて「さすがだな」と思ったよ。
――GACKTさんから見て、ダンテはどんなキャラクターだと思いましたか?
GACKT:ヴィジュアル系をこよなく愛し、妄想が進みすぎて、「ヴィジュアル系とはこうなんだ」と思い込み、そのまま随分誤解してしまったキャラクターなんじゃないかな(笑)。でも、ダンテはスーパー高校生で、歌が超絶上手くて、学校のみんなからも支持されて、っていうアンバランスさが面白いよね。そこが魅力でもあると思う。
――ダンテは言葉遣いが一風変わったキャラクターだと思うのですが、使ってみたいセリフなどありましたか?
GACKT:「過ちのエンジェル」って言うのは使ってみたい。でも、なかなか使う人はいないと思うけど(笑)。
――実際ダンテのような人が学校にいたら、どうしますか?
GACKT:うーん……でもね、本当にこういう人もたくさんいたよ。ヴィジュアル系っていうものがよくわからない時代に、それがどんどん世の中に浸透していくんだけど、まだ認知されていないから、よくわからない集団じゃない?その時に、ダンテみたいな人が駅の周辺とかににゴロゴロいたんだ。ライブでもないのに、ものすごい髪型だったり、いろんなアクセサリーをいっぱいつけてたり、普段からすごいメイクをしていたりとかさ。そんな光景が普通だった。
――曲についてもお伺いしたいのですが、劇中でダンテが歌う「生きとし生けるすべてに告ぐ」は、GACKTさんご自身、どんな気持ちで歌われたのでしょうか?
GACKT:歌がすごく上手い高校生だっていう設定とかは色々聞いたけど、こんなに上手い高校生は絶対いないっていう気持ち。こんな奴いたら怖いよ。
――GACKTさんの目線とダンテの目線、どちらで歌われたのですか?
GACKT:僕の目線だね。ダンテが憧れて追っかけているヴィジュアル系の人のイメージで歌いたい、というのがあったから、歌い方もちょっとキザであったりとか、イカツイ感じだったり、がなっている部分もある。
――歌詞の中で、好きな部分などありますか?
GACKT:全体的に、本当に"ヴィジュアル系っぽい"歌詞なんだよ。こういう浪漫派というか、耽美な目線からの詞の書き方ってヴィジュアル系独特だから、面白いよね。僕が書く歌詞は二つに分かれていて、こういう書き方の歌詞もあれば、もっと普通の表現で書いている曲もある。全部が全部こうではないからさ。こういう書き方の歌詞っていうのは、時として言いたいことが伝わらないこともあるんだ。でもこの曲って、ヴィジュアル系っぽい書き方をしているのに、「無為に過ごすことを許すな」とか、「夢に終わりはない」とか、メッセージがすごくしっかりしているから、その部分がすごく良いなと思った。
――では最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
GACKT:本当に楽しい作品だから、純粋に観て、心から楽しんでほしいと思う。それと同時にダンテのセリフや歌に対して、実際に僕が命を吹き込み、魂を込めて歌ったものが劇中で流れるというのは面白いことだと思うから、ぜひ、楽しんでほしい。
(取材/文:杉山 玲菜 撮影:河井 彩美)
(文中一部敬称略)
「生きとし生けるすべてに告ぐ」
作詞: 藤林聖子/作曲: Ryo
アーティスト:JardiN(Vo.ダンテC.V.GACKT)
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