2011年10月発売決定!話題の乙女ゲーム『アルカナ・ファミリア』収録現場で豪華キャスト陣に直撃インタビュー[「アルカナ・ファミリア」トップ&最重要キャラクター・モンドを演じる立木文彦さん編]
発売月が「2011年10月予定」と発表され、発売まであと数ヶ月と迫った話題の乙女ゲーム『アルカナ・ファミリア』。
自警団「アルカナ・ファミリア」という組織を中心に、地中海に浮かぶ小さな島・レガーロ島を舞台に繰り広げるイタリアンファンタジー&恋愛ストーリー。タロットカードをモチーフにし、更に"乙女ゲーム×少年マンガ"がコンセプトなので、男女問わず楽しくプレイ出来るゲームになっています。
今回は、主人公(プレイヤー)であるヒロインの父親であり、「アルカナ・ファミリア」という組織のトップ・モンドを演じる立木文彦さんにお話を伺いました。
――まずは、収録を終えての感想をお願い致します。
立木文彦さん(モンド役/以下立木):2日間に渡って収録させて頂きましたが、とても充実した2日間で、滞りなくスムーズに収録が進みました。その進み具合から、作品が持つパワーを感じました。
――印象に残っているシーンなどはありますか?
立木:娘のフェリチータ(主人公 ※名前変更可)と喋っている所が一番、印象に残っています。『アルカナ・ファミリア』という作品の中で、僕が演じている役は組織・ファミリーのトップであり、"パーパ"と呼ばれる絶対的権限を持っている、とても大きな存在なので、そういう人間が娘に相対した時に出てくる感情や、その感情が乗っかる台詞がどんな風になるのかな?というのを楽しみながら台詞を言わせて頂きました。娘に対して、厳しくも優しくも、そして最終的には厳しく接しているので…その辺りが印象に残っています。
フェリチータに限らずですが、台詞一つ一つが無駄のない、自然な会話の台詞だったような気がするので、僕自身も父親の気分になりつつ、更に絶対的権力を持つ大きな人物になった上で、気持ちいい台詞を言わせて頂きました。
娘と他のキャラクターに対しての態度の違いを最も感じたのは、やはりジョーリィと喋っている時ですね。自分との共通点をジョーリィにも見出しているような喋り方になっているなと思いました。娘とはまた違う親しみのようなものを感じている気がしますね。
――モンドというキャラクターについて教えて下さい。
立木:ストレートに…自分の気持ちに素直に向かっている感じが気持ちいいし、同じ男として共感出来るし。一種の憧れですね。自分たちの日常ではなかなか出来ないようなことをモンドはやっているような気がします。
また、彼の人生そのものも、彼の若い頃から見てみると、とても歴史を感じるし、その歴史は人と人との繋がりで成り立っているんだなというのが見て取れる、という所がモンドの魅力だと思います。それに何を言っても嫌われないような、大きな人だと思います。
――モンドの妻・スミレの印象は?
立木:スミレは、僕自身の奥さんとしての理想のタイプに近い感じがしますね(笑)。冷静な所もあるし、優しい所も勿論あるし。女性としての魅力以上に、夫を大きく囲っているというか、見守っている感じがします。結局、男って、強いと言いながらも弱い所が実はありますからね(苦笑)。でも、スミレは本当に魅力的な女性だと思います。元花魁という所もいいですね(笑)。この夫婦は非常にバランスのとれた夫婦だと思います。
――スミレ役の井上喜久子さんは、モンドについて「私がいなきゃダメね」みたいな所があるとおっしゃっていました。
立木:(笑)。まさにその通りです。何も否定はしません。僕もそう思います(笑)。スミレがいないと駄目なんですよ、モンドは。
――では、『アルカナ・ファミリア』という作品自体の世界観についてはいかがですか?
立木:始めて台本を頂いた時に設定を見させて頂いて、それを見た時に人物の描き方や個性的な雰囲気にとても目が行きました。すごくカッコいいなって。特にこのイラストのタッチがいいなと思いました。あったかいんだけど、エッジが効いている感じが僕は凄い好きです。
「イタリアンファンタジー」という設定ですけど、僕はイタリアとかイタリア風なものが好きで、なので自分の中にある熱くたぎっているものが自然体で出せるので、モンド役によく僕を選んでくれたなって思います。僕をイメージしてくれていたとしたら、凄く嬉しいです。
キャラクターとの出会いって、第一印象で80%くらい決まってしまうので、そういう意味では自分の中で違和感なくバッチリハマりました。とっても楽しませて頂きました。
――では、最後にゲームの発売を楽しみにしている方へのメッセージをお願いします。
立木:『アルカナ・ファミリア』という作品に対して、"モンド"というキャラクターで接してきて、ゲームの中に一気に入りこみました。なので、きっとこのゲームをプレイされる皆さんは、僕たち声優陣が思う以上にはまるんじゃないかなと思っています。これは自信を持って提供出来るゲームです。
また、他のキャラクターも素晴らしいです。他の声優たちとは、収録は別々でしたが、演じている声優なりの台詞回しや感情の起伏などが、傍にいなくても伝わってくるような素敵な作品でした。どうか『アルカナ・ファミリア』を末永く、宜しくお願いします。みんな、家族です!
<取材・文:奥村寿代>
PSP専用ソフト『アルカナ・ファミリア』
運命の輪を廻すアドベンチャー
発売日:2011年10月予定
価格:限定版 8,190円/通常版 6,090円
開発・原作:ヒューネックス
販売:コンフォート
キャラデザ:さらちよみ
<キャスト>
リベルタ:福山潤
ノヴァ:代永翼
デビト:吉野裕行
パーチェ:杉田智和
ルカ:中村悠一
ダンテ:小杉十郎太
ジョーリィ:遊佐浩二
モンド:立木文彦
スミレ:井上喜久子
>>『アルカナ・ファミリア』公式サイト
>>PSP専用ソフト『アルカナ・ファミリア』公式HP