『SKET DANCE』からThe Sketchbookがデビュー!オーディションで選ばれたリアルワールドの"ボッスン・ヒメコ・スイッチ"=多田宏、小原莉子、渡邊悠の3人にインタビュー!
「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)からTVアニメ化され大ヒット放送中の『SKET DANCE』(テレビ東京系)から、リアルなバンド= The Sketchbookがデビューする!
ロックバンド=The Sketchbookは、原作コミックスの中でも特に人気の高いエピソードである「カイメイ・ロック・フェスティバル」で、スケット団のボッスン・ヒメコ・スイッチが結成したバンド。
TVアニメ化に合わせて"The Sketchbookプロジェクト"が発足し、バンドメンバーを選出すべくオーディションを実施。全国から集まった1300人の中から見事選ばれたのはボーカル&ベースの多田宏、ギターの小原莉子、そしてドラムの渡邊悠だ。
2011年9月28日2枚同時リリース予定のデビューシングル「道」「クローバー」は、それぞれ『SKET DANCE』のOPテーマ/EDテーマに起用されている。さらにthe pillowsの「Funny Bunny」のカバーと「道」が劇中で使用され、大きな話題を呼んだことも記憶に新しい。
The Sketchbookは先日開催された「アニソンぷらすLIVE」に参戦するなど好調な滑り出しを見せているが、【「道」「クローバー」「Funny Bunny」の着うた(R)の合計が1万ダウンロード+バンドに届いたメッセージの数が1万通に達しないと解散】(詳細は公式HPをチェック!)と言う試練を目の当たりにしている。
今回アニメイトTVでは、そんな彼らにインタビューを実行!オーディションを受けたきっかけから好きなアニメ、今後の目標までたっぷりと語ってもらった。
――まず最初に、皆さんがオーディションを受けたきっかけを教えていただけますか?
多田:自分が結成していたバンドが、オーディションの少し前に解散しちゃったんです。それで個人で活動することになり、力試しと言うか、チャレンジのつもりで受けてみました。
――ちなみに以前はどんなバンドを?
多田:ポップス寄りのロックバンドです。当時はギターボーカルをしていました。
――おお!では、小原さんはいかがですか?
小原:音楽専門学校に通っていたんですが、そこに「デビューサポートシステム」と言うのがあって。私もちょうどバンドを解散したばかりだったので、「ちょうどいいタイミングだ!」と思い、その制度を利用してオーディションを受けました。
――音楽学校でギターを学ばれたんですか?
小原:実際にギターを始めたのは高校生からなんですけど、当時は本格的にやっていたわけではなくて。入学と同時に、本格的に始めました。
――なるほど!では、渡邊さんはいかがでしょう?
渡邊:僕は『SKET DANCE』が好きだったからです。ずっと「面白いな」と思っていて、たまたまパソコンで作品のことを調べたら、その流れでオーディションの情報を発見しまして。それでそのまま、オーディションに応募しました。
――運命的ですね。ドラムも元々やられていたんですか?
渡邊:はい、元々バンドをやっていたので。ドラム自体は、中学の時に始めました。漫画が大好きだったので、オーディション情報を発見した時は「僕のためのオーディションだ!」と思いました(笑)。
――確かに(笑)。今ちょっと漫画の話が出たのでお伺いしたいんですけど、皆さんは特に好きなアニメや漫画ってあったりします?
多田:僕は『るろうに剣心』が大好きです!OVAも見たりして、かなりハマってました。
小原:中学生の時に『NARUTO』にハマって、初めて買ったCDも『NARUTO』のサウンドトラックだったんです!グッズも集めましたし、忍者になりたいって思いました(笑)。
渡邊:今はやっぱり『SKET DANCE』が大好きです!小学生の時は『DRAGON BALL』に夢中で、かめはめ波を出そうとトレーニングしてました(笑)。
★オーディションのマル秘エピソードも?!
――オーディションで印象に残ったエピソードなどありましたか?
多田: 2次審査では一番最初のグループで、ギター弾き語りで歌うはずだったんです。でもいざ歌う時にトラブルがあって、オケが流れてしまって。それで順番も後回しになって、「もうアカン気がする……」って(笑)。でも逆にそれがあって、他の人を見ながら「こうしようかな」とか色々と考えられたので、良かったのかもしれないです。
小原:最終審査の時、他のギター候補者の女の子たちと同じ部屋にいたんですけど、みんなすごく明るくておしゃべりな子たちで。ライバルではあるんですが、ピリピリした感じもなく、「今を楽しもうよ!」みたいな雰囲気だったので、ちょっと安心しました。でもやっぱり、審査の時はすごく緊張して、正直弾いている内容は覚えてないくらいです(笑)。「とにかくやるしかない!」って気持ちでいっぱいでした。
渡邊:僕は最終審査の日、なんとドラムスティックを忘れまして……他の候補者の方に借りて課題に挑みました。でももっと酷いことに、そのドラムスティックを持って帰ってしまったので、機会があればその方に謝りたいです(笑)。
――そんなオーディションを経て結成された現在のメンバーですが、お互いの印象を教えていただけますか?
多田:悠(渡邊さん)は、最初「なんだこのイケメン?!」と思いました。でも今はお茶目と言うか、意外とムードメーカー的な存在だなって(笑)。莉子ちゃん(小原さん)は、おとなしい子ってイメージがあったんですけど、実はアツいロック魂を秘めた子です!
小原:悠くんを初めて見たときは、「濃い顔だなぁ~」と思いました(笑)。もっとクールキャラだと思ったんですけど、さっきも出た通りムードメーカーなんです。宏くん(多田さん)はすごいハキハキしてそうだな、って。今もそれは変わらないですし、頼りになる兄貴分的な存在です!
渡邊:オーディションの最終審査が終わって、ステージに集まる機会があったんです。その時に宏くんは一際光って見えて、「この人だったらいいな」と思っていました。すごく頼りになるベースボーカルですし、ツッコミもバシバシ入れてくれるのでこっちもボケ甲斐があります(笑)。莉子ちゃんは最初見たときに「何か含んだオーラを持っている……」と。おとなしく見えるんですけど、ギターを持たせればソロで全部持って行っちゃうくらいアツい女の子ですし、自分の中で譲れない部分を持っているので、そういう所を頼りにしてます。
★シングル2枚同時リリース!
――9月28日にリリースとなる「道」と「クローバー」ですが、それぞれどんな楽曲になっているのでしょう?
多田:「道」はアップテンポで疾走感のある、ノリの良い楽曲です。歌詞も前向きで、元気な時にもっと元気になれたり、落ち込んだ時にも背中を押してくれるようなポジティヴな内容になっています。「クローバー」は「道」よりもやや落ち着いた感じの曲調なんですけど、パワフルですし、歌詞の中にもアツいメッセージが込められています。両方の対比と言うか、ギャップも面白い構成になっているので、そこも合わせて楽しんでもらえたら嬉しいです!
――皆さんは「1万DLと1万メッセージ」と言う試練に立ち向かわれるわけですが、最後にそれも踏まえて、今後の目標などお聞かせいただけますか?
多田:なんとしてでも試練を乗り越えて、次のステップに行けるようにしたいです。先日のライブでもたくさんの声援を頂いて、ステージから見た景色は本当に感動的だったので、もう一度その喜びを味わえるように頑張っていきたいです!
小原:「1万DLと1万メッセージ」は達成したい目標ですし、その為にも皆さんに喜んでいただけるような演奏をしていきたいです。より多くの方に楽曲を楽しんでもらえたら嬉しいです!
渡邊:まずは「1万DLと1万メッセージ」と言う目標を達成していきたいですし、試練に挑む僕達の姿を見た方が前を向いたり、背中を押してもらえるような気持ちになって下さったら嬉しいです。今後ともどうぞ、宜しくお願いします。(取材・文 杉山 玲菜)
TVアニメ「SKET DANCE」テレビ東京系にて毎週木曜夕方6時から放送中!
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