80年前の物語が今、よみがえる! 映画『グスコーブドリの伝記』のティザーポスター&特報が到着!
2011年7月7日(土)に全国ロードショー予定の宮沢賢治原作の映画『グスコーブドリの伝記』の最新情報をお届け! 『グスコーブドリの伝記』は、名作『銀河鉄道の夜』のスタッフが結集して作り上げた作品で、強く美しい勇気の物語を描いている。今回は、そんな本作の特報とディザーポスターが公開された。
宮沢賢治は、37年という短い人生で大規模な災害に何度も見舞われながらもなお、岩手を愛し続けたことから『グスコーブドリの伝記』に登場する架空の理想郷に「岩手」をエスペラント語風にした「イーハトーヴ」と名付けたという。本作では、そんな「イーハトーヴ」の日本的な美しい自然と、別世界に迷いこんだような独特な世界観の融合が実現。小栗旬さんが演じる愛くるしいブドリが動く姿が垣間見える。
冷害にみまわれた東北の森を舞台に、厳しい自然と向き合う青年ブドリは、困難に直面した故郷と大切な人たちを守るため、ある決断をする……。
また、ティザーポスターに描かれた一面緑の棚田を見渡すブドリの後ろ姿は、この先ブドリがたどる試練の道のりを予感させている。原作発表から80年が経った今、「世界がどうあろうと、私たちはどう生きるべきなのか?」を強く指し示したブドリの物語は、見るものすべてに限りない勇気と感動を与えてくれる。
【あらすじ】
イーハトーヴ森の木樵りの息子として両親と妹と穏やかに暮らしていたグスコーブドリは、森を襲った冷害のため家族を失くし、ひとりぼっちになってしまう。それでもブドリは生きるために精一杯働き、やがて成長して火山局に勤めるようになる。
再び大きな冷害が襲ってきたとき、ブドリはあの悲劇を繰り返さないため、ひとつの決心をするのだった……。両親が自分を生かし、工場長が自分を鍛え、火山局の博士が自分に教えてくれたこと、それは何のためだったのか。
そして、ブドリはたったひとりで火山局に出かけていく。みんなのために自分ができることを行いに――。
【作品概要】
『グスコーブドリの伝記』
2012年7月7日(土)丸の内ピカデリーほか 全国ロードショー
【スタッフ】
原作:宮沢賢治
監修:天沢退二郎
監督・脚本:杉井ギサブロー
キャラクター原案:ますむらひろし
作画監督:江口摩吏介
音楽:小松亮太
制作:手塚プロダクション
配給:ワーナー・ブラザーズ映画