『よんでますよ、アザゼルさん。』「ルシファー編」完成記念の先行上映会に小野坂昌也さんと浪川大輔さんが登壇! ふたりからのメッセージも!
5月23日に発売の原作コミックス第8巻限定版(完全受注生産:予約締切日2012年3月23日(金))に同梱のOAD『よんでますよ、アザゼルさん。』「ルシファー編」の完成を記念した先行上映会イベント『「ルシファー編」先行上映会 出来たてですよ、アザゼルさん。』が3月5日、新宿バルト9で開催された。
上映会では「ルシファー編」に加え、『よんでますよ、アザゼルさん。』(4)特別限定BOX「牛箱」に収録されている「泣き牛編」、DVD付き初回限定版『よんでますよ、アザゼルさん。』(5)に収録されている「セーヤ編」も上映されたほか、アザゼル役の小野坂昌也さんと芥辺役の浪川大輔さんのトークショーも行われた。
トークショーでは収録現場の様子が紹介され、台詞の量が多いうえに尺が短く早口で掛け合いをしなければならないため、小野坂さんがNGを出してしまい「できるかー!(怒)」と水島監督に抗議。すると監督は笑いながら、「毎回そんな事を言ってもできるので、最終的にはできるんですよね?」と言ったそうだ。この監督の口マネをした小野坂さんに会場は大爆笑。そして、そんな水島監督からは「いつもありがとうございます、これからますます台詞の尺が短くなると思いますが、これも時代の変化だと思っていただけましたら幸いです。何卒よろしくお願いいたします」とまったく台詞の尺を伸ばす気がないメッセージが届けられていた。
「ルシファー編」の注目ポイントのひとつでもある小野坂さんが歌うエンディングテーマにも触れられ、キングレコードの担当者とマネージャーから「エンディングを歌って欲しい」と打診をされた小野坂さんだが、最初は断っていたそうだ。しかし、その時一緒に居た神谷さんの「“ルシファー編”は、俺と子安さんの掛け合いばかりで、エンディングを歌わなければ小野坂さん出番ないっすよ」という言葉に、「じゃあ歌う」ということで実現したのだとか。ちなみに、実際は小野坂さんの出番はたくさんありました(笑)。そのほかにも小野坂さんから浪川さんへ演技のダメ出しや、プレゼント抽選会など、終始楽しいトークで会場は大盛り上がりのまま終了となった。
今回は特別に、上映会後に小野坂さん、浪川さんにイベントの感想や、見所などを伺うチャンスがあったのでこちらもぜひご覧あれ。
──イベントの感想をお聞かせください。
小野坂昌也さん(以下、小野坂):一瞬にして今回のチケットが売り切れたと聞きましたし、「ルシファー編」の出来が物凄く良く、早く皆さんに見て欲しかったので、たくさんの人が来てくれて本当にありがたいです。今回のイベントから口コミで広がったらいいなと思います。
浪川大輔さん(以下、浪川):月曜日の上映会ということで次の日は普通に学校もあるし仕事もあると思いますが、夜遅くに来ていただいて嬉しかったです。楽しいひと時を過ごせました。
──「ルシファー編」の見所は?
小野坂:掛け合いの台詞が凄く早くて面白いところと、エンディングは僕が歌っているのですが、それが多分話題になるんじゃないかなと思います。
浪川:自分で言っちゃった(笑)。初めての悪魔も登場して、残虐なところもあるのですが可愛らしいですよね。
小野坂:ひさしぶりに芥辺はたくさん喋ってるよね。
浪川:そうなんです! 芥辺がたくさん喋ってるんです!
小野坂:喧嘩するのも久しぶりだよね。
浪川:あの勢いに入っていくのって気圧される部分もあるのですが、上手い具合にやっていただけて楽しかったです。
小野坂:何がお勧めですか?
浪川:見ていて息が詰まるようなギリギリ感。いわゆるカウント2.9みたいなのがずっと続くというか……。
小野坂:何言ってんの? プロレス? 比喩がプロレス?(笑)
浪川:カウント2.9が常に10秒おきぐらいに来る感じがアザゼルのいいところなんだなって。あと人の限界が──
小野坂:芥辺に初めて逆らう悪魔が出てきたので、そこのやり取りを見ていただきたいです。芥辺としてはね。
浪川:あ、はい。そうです。そこにつきます……。
──ルシファー役の子安武人さんと千波十美子役の三石琴乃さんについてお話をお聞かせください。
小野坂:子安さんとは『ボーボボ』のときに今回と同じようなことをやっていたので、収録が凄く楽しみでしたし楽しかったです。琴乃ちゃんは千波十美子のようなちょっとSっ気のある中身がMという役が非常に合うので、琴乃ちゃんと子安さんの掛け合いが凄く面白くて良かったですね。キャスティングが「そうだよな」というキャスティングなので、いつもそこに感心しています。だって、忙しいだろうに「この人でやりたい」という人を絶対に連れてくるんですよ、あの監督。そういうところは作品への拘りを感じます。ふたりとも来てくれて楽しかったですし、ありがたかったです。
浪川:子安さんのパワフルな部分や、生半可な気持ちじゃできないという気持ち、テクニカルな部分を見せていただきましたし、三石さんも色々なキャラを演じるのですが、それがまたたまらなく琴線に触れる感じで、常に新しいものを出してくる姿勢に僕は感動しました。おふたりのような声優さんになりたいと思いました。勉強になりました。
──「ルシファー編」についてご紹介をお願いします。
小野坂:テレビアニメの続きが今回の「ルシファー編」なので、テイストは今までと変わりません。ですが、テレビアニメは地上波で15分番組ということで本編は10分ぐらいしかないのですけれど、OADは30分と、監督がやりたいことをすべて詰め込んでくるので、物凄く長い尺をとって丁寧にやっています。テレビアニメが面白かったと思う人は、「ルシファー編」を見たら「物凄いのを作ってきたな」と思うかもしれませんね。水島監督の潜在能力に驚くかもしれません。それぐらい良い作品だと思います。
浪川:『アザゼル』さんの面白いところはスペクタルな部分と日常の部分の落差だと思います。見なきゃ損ですよ。これを知らないというのはちょっとどうかな、と。アニメ好きじゃない方でもこれは絶対に面白いので、騙されたと思ってまずは見ていただきたいと思います。
──「ルシファー編」を楽しみにしてるファンへメッセージをお願いします。
浪川:受注生産ということなので後から見たくても見れないということにならないよう、予約だけは忘れないように冷蔵庫にメモを貼っていただければと思います。『アザゼルさん』はこれからも色々とやっていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
小野坂:テレビアニメが終わってからしばらく経っているのですが、テレビアニメの人気もあってお客さんも凄く喜んでくれて「2期はないのか?」と皆言ってくれるのですが、やっぱり地上波でやるのは内容的にも難しいところがあります。今回やっと役者たち皆が望んでいた「ルシファー編」ができたということで、ボリュームも凄いですが内容も凄く面白いのでぜひとも予約して見て欲しいですね。この売れ行きによってはもしかしたら地上波第2弾ができるかも? 皆必ず買ってね!
【商品情報】
DVD付き『よんでますよ、アザゼルさん。』8巻限定版
発売日:2012年5月23日(水)
予約締切日 : 2012年3月23日(金)
価格:3480円(税込)
商品内容:
①『よんでますよ、アザゼルさん。』第8巻コミックス(限定版仕様)
限定版だけの久保保久先生描き下ろしカバー!
②オリジナルアニメーションDVD
新作アニメーション「ルシファー編」(約25分収録)
アザゼル新OADは待望の「ルシファー編」を約25分のボリュームで完全収録!!
水島努監督&プロダクションI.Gの黄金タッグも健在。
魔界のカリスマを迎えたプリチーな悪魔たちの更なる暴動をお楽しみに!
※完全受注生産のため、ご予約いただかないと手に入らない可能性があります。
全国の書店、ネット書店でご予約いただけます。
※仕様は変更となる場合がございます。
【スタッフ】
原作: 久保保久(講談社「イブニング」連載)
監督: 水島 努
脚本: 谷村大四郎
絵コンテ: 満仲 勧
キャラクターデザイン・総作画監督: 谷口淳一郎
音響監督: 若林和弘
音楽: 髙木隆次
音楽制作: スターチャイルドレコード
アニメーション制作: プロダクション I.G
【キャスト】
アザゼル篤史: 小野坂昌也
佐隈りん子: 佐藤利奈
芥辺: 浪川大輔
ベルゼブブ優一: 神谷浩史
ルシファー: 子安武人
千波十美子: 三石琴乃