『スカーレッドライダーゼクス　ドリームコラボレーションシリーズ』第四弾『純愛★ファンタスチック』が3月28日にリリース！――デュセンバーグ役の高橋直純さんにインタビュー

　戦隊ヒーローｘ恋愛シミュレーションというユニークな内容で大きな話題となっている『スカーレッドライダーゼクス』。ゲームの発売以降もドラマCDやファンディスクをコンスタントにリリースし、数多くの女性を魅了し続ける本作から、豪華キャスト陣ｘ豪華クリエイター陣がタッグを組んだキャラクターソングシリーズ「スカーレッドライダーゼクス ドリームコラボレーションシリーズ」が登場！

いよいよ3月28日にリリースとなるシリーズ第四弾『純愛★ファンタスチック』を歌うのは、鞍馬ヒロ役の下野紘さん、そしてヒロのサブスタンスであるデュセンバーグ役の高橋直純さん。そして楽曲制作を担当したのは『サイレントヒル』や『BEMANI』シリーズでお馴染みの山岡晃さんという、ファン垂涎の豪華な顔ぶれとなっている。

　そして今回アニメイトTVでは、レコーディング直後の高橋直純さんにインタビューを実施！　収録の感想からキャラクターとの共通点まで、たっぷりとお話をうかがった。

高橋直純さん

――レコーディングはいかがでしたか？

高橋直純さん（デュセンバーグ役／以下高橋）：ものすごく楽しく、ノリノリで歌うことができました！　歌ったのは数回だったんですけど、マイクテストの段階から本気モードだったので汗をたくさんかいちゃいました。


――全力でスタートしたんですね。

高橋：テンション高めの声をめいっぱい出したくて、「このくらいやりたいんですけど、どうでしょう？」っていう確認の意味も含めて、最初から本気モードでした。不思議な雰囲気を持った曲調で、ヒロとデュセンならではの楽曲になっていると思います。


――最初に曲を聴いた時の印象はいかがでしたか。

高橋：最初に聴いたときは、「わ、どうしようかな？」って思いました（笑）。歌なんだけど、歌じゃないというか……さっきも言いましたけど、不思議な感覚になる曲なんですよね。でも次第に、その中にデュセンの居場所を見つけていくことができて。「ここではきっと、デュセンははじけちゃうだろうな」とか、「ここではきっとこういう風に言うんだろうな」とか考えながら歌っていたら、だんだん楽しくなっていきました。


――とまどいもあったようですが、最終的にはすごく楽しくなっていたんですね。

高橋：そうですね！　色々トライしながら歌っていけば良いかな、って。怒られたらその方法をやめちゃえば良いので（笑）。


――その通りだと思います（笑）。実際歌う時に意識したポイントなどありましたか？

高橋：デュセンバーグは、『スカーレッドライダーゼクス』の中でもかなり濃いキャラクターなんですよ。そのキャラの濃さに助けてもらえる部分も多かったですし、デュセンらしく歌いやすいように曲も作っていただいたので、とてもやりやすかったです。語尾の言い回しや息の抜き方などでデュセンらしさが出てくると思っているので、そこは意識しました。あと今日はスタジオに入る前からずっとデュセンらしくしていようと思ったので、服にピンクを入れてきました！


――ホントですね！　普段からそういうことも意識されるんですか？

高橋：キャラクターの色を何か一つ身につけるようにしています。でも今回は強くデュセンを意識したので、服の柄の中に蝶々も入ってますし、セーターもかぎ編みです（笑）。このデュエットは僕にとってすごく念願だったので、嬉しくてたまらなかった、っていうのもあって。


――ヒロとのデュエットは今回が初めてですもんね。

高橋：そうなんですよ！　下野くんとも以前「やりたいね」って話してたんです。今回はヒロ役の下野くんが先に歌っていて、その歌声を聴きながらデュセンとして「どっちに行くのかしら？」って思いながらレコーディングしていったんですけど、そのやり方がこのコンビにはピッタリな感じがして。すごく自然にヒロの歌声にフィットしながらデュエットすることができたので、手応えもありましたし、純粋に嬉しかったです。デュセンバーグとして歌うのは今回が2回目なんです。聴いてくださるみなさんにたくさん笑ってもらえたらいいな、って思います。


――では高橋さんご自身が、キャラクターソングを歌う時に心がけていることはありますか。

高橋：僕は音楽をやっているので、音楽として聴いてほしい部分もあるし、キャラクターとして聴こえてほしい、と思う部分もあります。その間にある、一番バランスの良い場所を探しながら歌っていますね。それと、キャラクターの特性を上手く引き出していくことは常に意識しています。時々、利き手じゃない手で字を書いているような不安定さや歯がゆさを感じることもあるんですけど、そんな状況でも利き手で字を書くように歌を歌っていきたいですし、それができたときに初めて「よし、キャラクターソングができた！」って思うんです。


――ボイスドラマの収録はいかがでしたか。

高橋：ドラマの中では、キャラクターたちの新たな一面を知っていけるのがすごく楽しいです。本編では描かれていないことがたくさん出てくるので、毎回驚きも多いんですよ。今回はヒロとデュセンバーグの出会いが描かれていたので、2人の原点を知ることができました。


――デュセンバーグというキャラクターのイメージはどんなものですか？

高橋：「普段やれないことをやってくれる人」というイメージです。今まで生きてきて、自分にデュセンバーグのような面はないと思ってたんですが、でも演じていると、「自分の中にもこんな一面があったんだ？！」って、ビックリしちゃうんです。


――共通する部分も多いんでしょうか。

高橋：例えば、デュセンって、気付いて欲しいのに自分から言わないところがあるんです。実は僕にもそういう部分があって。それを相手が気付いて何か言ってくれた時に、セリフでも「嬉しい！」って言うんですけど、僕自身もすごく嬉しい気持ちになるんです。あと、僕は昔から女の子に間違えられたりすることもあったし、痴漢に遭ったこともあるので（苦笑）、「じゃあそれを逆に前面に出してみよう」と思えるのがデュセンバーグというキャラクターですね。


――『スカーレッドライダーゼクス』と言う作品の魅力はどんな部分でしょう？

高橋：この作品って、パッと見ダークな雰囲気も漂っているじゃないですか？でも実はキャラクター同士が相手のことをとても思いやっていたり、お互いの間に強い絆があったりっていう、作品の根底にある暖かい部分が魅力なんじゃないかな、って思います。


――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。

高橋：ついにやっちゃいました、デュエット！　ボイスドラマでは、なんと2人の出会いをやっちゃいました。このCDを聴いてくださった方に、もっともっとヒロとデュセンバーグのことを知ってもらえるよう、気合いを入れて演じて歌いました。楽しんでいただけたら幸いです。これからも応援よろしくお願いします！


Scared Rider Xechs -スカーレッドライダーゼクス公式サイト

SRXドリームコラボレーションCD vol.4　『純愛★ファンタスチック』
2012年3月28日（水）発売
1680円（税込）