「ネオロマンス・フェスタ 遙か祭2012」の模様をレポート!
2012年3月10日(土)、「パシフィコ横浜」にて「ネオロマンス・フェスタ 遙か祭2012」が開催された。初めての『遙かなる時空の中で5』の単独イベントにファンの期待は高まる。八葉が唯一揃うことになった10日の夜の部をレポート!
「遙か祭」と題されただけあって、パシフィコ横浜のロビーには『遙か』を中心とする関連グッズやCDなどが販売されていた。会場内には天海の甘い声で諸注意がアナウンスされている。すべてが『遙かなる時空の中で5』の世界観だ。一瞬ゲームの中に入り込んでしまったのではないかと錯覚してしまうくらいの徹底ぶりにさすがとしか言いようがない。
客電が落ち、天海役の諏訪部順一さんが登場すると会場中から歓声が響く。天海による独白にも似たような朗読から、このステージのオリジナルストーリーのイントロダクションとなる朗読劇が始まる。この日のキャストが登場するたびに悲鳴のような歓声が上がる。オープニングの朗読劇が終わると、ステージに今日出演するキャスト陣が呼び込まれステージがスタート。
このイベントだけのオリジナルストーリーが始まると、会場は静まり返る。声優がマイク前に立つとピンと張りつめる緊張感がたまらないと思うと同時に尊敬をせずにはいられない。ストーリーもシリアスな展開な中、なぜか福地桜智役の竹本英史さんがステージに現れると笑いが起きる。彼自身が役になりきっていることが理由のようだ。朗読劇とはいえ声だけの表現ではなく、立ち位置や小道具などを使って『遙かなる時空の中で5』の世界観を表現している。そしてこのストーリーだけでのオリジナルキャラクターである平将門役・速水奨さんの演技は圧巻だった。
ライブパートでは、今まで劇に集中していたファンたちが一斉に立ち上がりペンライトをつける。会場のテンションはMAXに! アーネスト・サトウ役・四反田マイケルさんと高杉晋作役・安元洋貴さんのデュエット曲では素敵なハーモニーを聴かせてくれた。また、天海役・諏訪部さんのソロ曲では曲の途中で披露されたセリフに、こちらが照れてしまった。
パラレルドラマと題したちょっとお笑い要素を含んだ朗読劇も。今までの緊張感が嘘のようなアドリブ合戦に思わず笑ってしまう。ここでも福地桜智役の竹本英史さんが大活躍。
主人公である蓮水ゆきに想いを馳せて繰り広げる妄想が本当におもしろい。そしてまさかチナミ役・阿部敦さんにも魔の手が! 福地桜智のキャラクターを下野さんによって振られてしまう。少し恥ずかしながら演じる阿部さんがかわいらしかった。それにしても、キャラクターを崩さずアドリブをするのはすごい。役者なら当たり前だと思ってしまうが、こうして生で見るたびに驚いてしまう。
バラエティコーナーでは3月28日に発売されたバラエティDVD『遙かなる時空の中で5 八葉爛漫2』に収録されている、「アーネスト・サトウの『英会話指南』」の特別授業が披露された。天チームと地チームに分かれ、出題された英単語に日本語でヒントを出し出題された英単語を導き出すゲーム。天チームのリーダーの桐生瞬役・寺島拓篤さんと地リーダーの坂本龍馬役・鈴村健一さんが絶妙なヒントを出していく。しかし、地チームの沖田総司役・岡本信彦さんが導き出した答えに会場は大爆笑! これにはステージ上のキャスト陣もビックリ。この後さんざんいじられてしまう。この後も珍解答続出でなかなか答えが出なかったが、地チームの勝利! 罰ゲームが決定してしまった天チームは会場に投げキッスをすることに。ファンのみなさんにはご褒美になったに違いない。
最後は今日出演したキャスト全員で『時空を越えて』を歌って幕を閉じた。朗読劇ありライブありトークありと盛りだくさんの3時間だった。この日の公演のチケットは完売。ファンにとって記念すべきイベントになったに違いない。『遙かなる時空の中で5』を堪能することができた。さらにこの世界を知るにはゲームをやるしかないだろう。そしてイベントに足を運んでみよう!
※写真はコーエーテクモゲームス提供。
>>「ネオロマンス・フェスタ 遙か祭2012」公式サイト
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