『超速変形ジャイロゼッター』アニメ版は今年10月にからテレビ東京系列全6局で放送決定! キャストの井上麻里奈さんや関智一さんも登場したイベントを徹底レポート!
スクウェア・エニックスは2012年5月31日(木)、東京・品川の品川インターシティホールにおいて、新作アーケードゲーム『超速変形ジャイロゼッター』の完成披露、およびプロジェクト発表イベントを実施した。
『超速変形ジャイロゼッター』(以下、『ジャイロゼッター』)は、「アルカディア ライバード」や「トヨタ プリウス」といった実在の車が人型ロボットに変形し、レースとバトルを繰り広げるキッズ向けアーケードゲームを中心としたメディアミックス作品。複数のメディアで商品展開が予定されており、アニメの放送が10月に決定している。
本記事では、プロジェクト発表イベントの模様をレポートしよう。
●メディアミックスの中心となる、ゲーム版『ジャイロゼッター』を紹介。世界初の「変形する筐体」がついにお披露目!
まず最初は『ジャイロゼッター』プロジェクトの中心的存在となる、キッズ向けアーケードゲーム『超速変形ジャイロゼッター』についての解説が、実機プレイと共に行われた。その際に解説を担当したのは、本作のプロデューサーである市村龍太郎さん。
解説が始まる直前、スクリーンにド派手なプロモーション映像が映し出され、ジャイロゼッターの筐体が登場! ゲームは、ステアリングを操作してレースを行う「ドライブモード」と、コマンドバトル式の「バトルモード」に分かれている。
まずコースを選び「ドライブモード」で敵とのレースで勝負し、それが終了すると筐体が変形! レバーが出現して、それを押しこむことでコマンドを入力できる。子供向け筐体にも関わらず、HD画質のモニタと、アンリアルエンジンを搭載した圧倒的なグラフィックと演出も見所だ。
最初に登録したカードが自分の操作する機体となり、1プレイで1枚カードを入手できる。マンガ版やアニメ版『ジャイロゼッター』に登場する車のカードはもちろん、それら他メディアの仲間たちが手助けをしてくれる「スペシャルカード」なども用意されているとのこと。メディアミックス対象となっている作品を観ていれば、より楽しめる仕組みになっている。
市村さんによると、都市部の体験会として実施される「第0段」が7月から8月。正規バージョンの「第1段」が9月から10月、「第2段」が11月から12月と、2ヶ月ごとのバージョンアップを予定しているとのこと。その間にも、6月の「東京おもちゃショー2012」、7月の「最強Vジャンプフェスタ」といったイベントも多数控えており、『ジャイロゼッター』の展開はまだまだ広がっていくだろう。
●アニメ制作スタッフの詳細が明らかに! 井上麻里奈さん、井口裕香さん、松岡禎丞さん、関智一さんもキャストとしてステージに登場!
ゲームに続いて気になるのは、やはりアニメ展開。というわけで、続いては、『ジャイロゼッター』のアニメに関する展開をお届けしよう。
今回のアニメ制作を担当するのは、『WORKING!!』シリーズや『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』など、近年特に活躍の目覚しいA-1 picturesとなる。ステージにも、情報の案内役として代表取締役の植田益郎さんが登壇。さらにここからは、詳細なスタッフ、およびキャスト陣が発表された。
『勇者特急マイトガイン』から連なる『勇者』シリーズの監督として、子供たちに夢を与え続けてきた高松信司さんを監督に据え、シリーズ構成には『カウボーイビバップ』をはじめとする、多くの名作を手がけてきた佐藤大さん率いるストーリーライダーズを迎えるなど、「最高峰のキッズ向け作品」を作るにふさわしい布陣となっている。植田さんも、主人公の口癖から取って「絶望的に面白い作品を作っていこうと思っています!」と、強い意気込みを表明した。
アニメの制作陣に関する発表が終了すると、続けて本作のプロモーション映像が初披露された。それに合わせ、主人公「轟駆流」役の井上麻里奈さん、駆流の幼馴染「稲葉りんね」役の井口裕香さん、ライバルとなる天才ドライバー「速水俊介」役の松岡禎丞さん、主人公たちのバトルを実況する「マイクマン関」役の関智一さんがステージに登場。自分が演じる役について、ひと言ずつコメントしていった。
井上麻里奈さん:
この度は、このようなすばらしい作品に携われて光栄に思います。駆流くんは、「まさに少年漫画の主人公!」というような、目がキラキラしていて、胸に熱い魂を秘めた男の子です。口癖が「絶望的に◯◯だぜ!」なのですが、「絶望的に面白い!」作品になるようにがんばりたいです。
井口裕香さん:
りんねちゃんは駆流くんの幼馴染の女の子で、どちらかというとお姉さんっぽさがある子です。フィギュアスケートをやっていて、運動神経が非常にいいんですね。イナバウアーという台詞がオーディションにあったくらいなので、アニメの中でもそんな華麗な技を決めていけたらと思います。
松岡禎丞さん:
なかなかクールな役どころで、あまり普段やらない役なのですが。彼は数々のレース大会で優勝して、それが簡単にできてしまう環境に退屈してしまっています。それが「ジャイロゼッター」に出会って、彼が普段の生活の中から前向きになって、変化していく。そんな、成長する姿を演じられたらと思っています。ここは、絶望的に頑張らせていただきます!
関智一:
文字通りマイクを持ちまして、マイクマン関となりました。本来はぜんぜん違う役名だったのですが、スタッフさんのイタズラ心なのか、設定やらなにやら、全部僕自身に合わせて頂きまして。僕自身として出演させていただくことになりました。『機動戦士Vガンダム』から始まった声優人生ですが、今回はまた違った立場からの出演ですので。子供が臨場感を持って楽しめるロボットアニメになるようにがんばろうかと。僕もエルグランドに乗ってますし、これからは超速変形していこうと思います!
さらに、司会の市村さんとのトークの中で、本作のメインキャラクターを演じる井上さん、井口さん、松岡さんの3人が、ひとりも運転免許を持っていないという事実が判明! この機会に運転免許を取ってみましょう、という提案には案外乗り気だった様子。アニメの収録が終了する頃には、リアルドライバーになっている3人が見られるかも?
また、ここに登場していないキャラクター以外にも、ジャイロゼッターの開発者である「クロード博士」役に中田譲治さん、セクシーなジャイロゼッターのオペレーター「赤名累」役に田中理恵さんがキャスティングされたことが発表された。プロモーション映像の中でも見て取れたが、どちらも中々のハマり役な様子。映像の公開が待ち遠しくなってしまった。
なお、アニメはテレビ東京系列の全6局にて、10月より放送がスタートする。そのタイミングですでにアーケード版は稼働しており、『最強ジャンプ』で連載中の漫画版『超速変形ジャイロゼッター』の単行本や、バンダイによるトイホビー関係のグッズも多数発売されているので、先に何かのメディアに触れておくと、より作品に入り込みやすいだろう。
そのほか、2013年の春には3DS版の『超速変形ジャイロゼッター』も発売予定。今後もまだ、アーケードのゲームを中心に、アニメ、マンガ、ホビーと、様々な方面から情報が出てくることが予想されるので、公式ホームページでの情報のチェックしつつ、期待を高めて待っておこう。
◆アニメ『超速変形ジャイロゼッター』
【スタッフ】
監督:高松信司
シリーズ構成:佐藤大とストーリーライダーズ
音楽:佐藤直紀
キャラクターデザイン原案:カイエダヒロシ
キャラクターデザイン:湯本佳典
ジャイロゼッターデザイン:石垣純哉/池田幸雄/渭原敏明/今石進/海老川兼武/界グラフィックス/片貝文洋/河森正治/常木志伸/ヒラタリョウ/ブリュネ・スタニスラス/森木靖泰/矢薙じょう/ロマン・トマ/鷲尾直広(五十音順・敬称略)
制作:A-1 Pictures
製作:ジャイロゼッター製作委員会
【CAST】
轟駆流:井上麻里奈
稲葉りんね:井口裕香
速水俊介:松岡禎丞
クロード博士:中田譲治
赤名累:田中理恵
マイクマン関:関智一
>>アーケードゲーム『超速変形ジャイロゼッター』公式サイト
>>テレビ東京「あにてれ」番組オフィシャルサイト