夏の「ちょっとH系」アニメはこれで決まり!?　『だから僕は、Hができない。』原作者＆メインキャスト5名のアフレコ後インタビュー

　2012年7月からテレビ放送開始予定の『だから僕は、Hができない。』。他人よりエロに忠実な男子高校生、エロ介こと加賀良介は死神界からやってきた美少女リサラと出会う。なりゆきで契約してしまうが、代償はなんと彼にとってもっとも大事なHな魂（エロスピリッツ）だった。Hなことからバトルまでもが白熱する制圧系エロコメディ。

　今回は、アフレコ収録後の声優陣と原作者の橘ぱん先生から頂いた、登場人物の紹介や作品の見所についての貴重なコメントを紹介する。

写真左より
【前列】加賀良介役・下野紘さん、リサラ・レストール役・遠藤綾さん、原作者・橘ぱん先生。
【後列】キュール・ゼリア役・西口杏里沙さん、大倉美菜役・石原夏織さん、福宗イリア役・福圓美里さん。

──自己紹介と演じられるキャラクターの紹介をお願いします。

加賀良介役・下野紘さん（以下、下野）：加賀良介役の下野紘です。良介は「エロ介」と呼ばれる程、自分の考えているエロが全てポンポンと出てしまうような、それくらいエロいことが大好きな男の子です。

リサラ・レストール役・遠藤綾さん（以下、遠藤）：リサラ・レストール役の遠藤綾です。リサラは人間ではなく死神の世界からやってきた死神の女の子ですが、ひょんなことから良介と出会います。ドタバタと明るくて楽しく、 とても頑張り屋さんな印象ですね。

大倉美菜役・石原夏織さん（以下、石原）：大倉美菜役の石原夏織です。美菜はヒロインの中で唯一の人間です。常にポーッとしていて何を考えているか分からないのですが、良介に好意を持っています。一緒にいることが凄く楽しそうで、一途な感じがとても可愛らしい女の子で、良いお胸をされています。

キュール・ゼリア役・西口杏里沙さん（以下、西口）：キュール・ゼリア役の西口杏里沙です。キュールはリサラの従姉妹でリサラをお姉ちゃんのように思っています。表向きでは可愛い妹を演じ、腹の中では何を考えているかまだ私も掴み切れてないのですが、きっとリサラのことが大好きゆえに、いたずらっ子になっちゃうのかなと。そのくらい可愛い子です。

福宗イリア役・福圓美里さん（以下、福圓）：福宗イリア役の福圓美里です。イリアはリサラと死神の練成学校時代の同期のライバルで、彼女に対して色々と複雑な思いを抱えている女の子です。今は人間界でアイドルとして活動しています。とても良いお胸をこの子も持っているんですが、詳しくは本編を見て頂けると面白い秘密が隠されていたりしてますよ。

原作者・橘ぱん先生（以下、橘先生）：原作の橘ぱんです。よくもまあ、このタイトルをアニメ化して頂いてありがとう、と本当に思っております。アフレコもちょくちょく聞いていますが、皆さんの素晴らしい演技に満足するしか他にありません。これからもよろしくお願い致します。


──キャストのみなさまに対しての質問となりますが、ご自身の役柄や演じてみての感想、心に残る台詞や作品の世界観、現場の雰囲気などをお願いします。

下野：おっぱいには並々ならぬ執着を持っていまして…おっぱいだけではないのですが。基本エロ全般に執着を持ってますね。リサラにエネルギーを吸われてしまうと、普通の人間は2～3日寝込んでしまうところを瞬時に回復できます。その源がエロパワーなんですよ。この力をリサラや女の子たちを守るために使ったり……。とにかくエロいことしか言ってません！（笑）

　エロに関して一般常識で照らし合わせると、ちょっと奇行というか、言動が目立つ男の子かなと思います。後は名台詞っていう訳じゃないですが、本編はもちろん、予告でも色々な所で「エロ」という単語を強調するので、ぜひ毎回聞いて頂けると嬉しいです。見ての通り、現場は和気あいあいとしております！

遠藤：リサラは良介のパワーを頂かないと力を発揮できない所があり、その源がエロだということがとっても不本意で恥ずかしくて、残念に変わりましたな。

下野：ついに不本意から残念って言ったな（笑）。

遠藤：えっと、残念なんですけども！

一同：（笑）。

遠藤：でも、なんだかんだで良介とリサラのやり取りがここまで来ると、逆に清々しくて微笑ましいですね。楽しく支え合っているような。この子は良いお胸をお持ちの子たちとは違いますが、その代わり意外にも純粋で結構ポッと赤くなったりする可愛らしい部分や、ちょっと高飛車なところもリサラなのかなと思い演じています。収録はようやく皆が揃ってきたので、よりキャラクターが激しくなってきました！　 楽しく駆け抜けていけそうです。

石原：初めておっとり系で、フワフワした女の子を演じさせて頂いたのですが、最初はキャラが掴めず、どうしてもキャピキャピしちゃって……。なるべくゆっくり喋ろうとして、やっと掴めてきたかなと。たぶん美菜も純粋の枠に入ると思うんですよ。良介のためにキュールと……まだ言えませんが、その点で一途さや素直さはリサラに近いです。その純粋さを今後も演じ、フワフワ感をもっとより良く美菜に近づけるように頑張ります。現場は凄く楽しいです！　特に下野さんと遠藤さんの会話を横で聞いていると、とても面白くて私もあんな風になれたら良いなって思います。

西口：キュールは、最初はきっとお姉様（リサラ）のことが好きだっけれど、いつの日からか「この家柄の当主になるのは私よ！」と考えるようになったんですね。序章からも、「乗っ取ってやる！」という腹黒さが丸出しだったので（笑）。その上、ちょっとクールで本当に14歳なのかなと言いたくなります。黒いなあと思いつつ可愛いくて、良介のことはまだ恋愛対象で見ていないですし、今後が楽しみです。14歳を演じることに今だドギマギしているので、可愛い所は可愛らしく、黒い所は黒く頑張って演じたいです。現場はすっごく楽しいですよ！

福圓：純粋か腹黒かで分けると、確実に腹黒です！　アイドルの時はキャピキャピして、かなり媚びる感じで胸を寄せたり笑顔を振りまいていますが、素性がどんどんバレるタイプです。キャピキャピしていない部分が出たなと思いきや、次にもう一段階酷いのがあるので、多面性を ぜひ楽しみにして頂けると。私もコントラストをはっきり分けて演じていきたいと思います。本当はもうちょっと繊細にやりたいなと現場に来たんですけど、バトルシーンを皆で始めたら楽しくなってきて、ゴリゴリ押す方向に……。

下野：テンションアップし過ぎだよね（笑）。

遠藤：当初の予定と違って（笑）。

福圓：なんだか楽しくなってきちゃって（笑）予定とは違う方向になってしまったんですけども、それも現場で生まれたものかなと思うので。タイトルがこういうタイトルで可愛い女の子がイラスト的には沢山出てくる作品だと思いますが、それだけじゃなくて、熱いバトルや、女性の方が見ても笑えるようなコミカルなキャラクターだったり、いろいろな面白さがあります。熱いバトル展開などもありますので楽しみにしていてください！　現場は先程言いましたように、セッションしていくと、どんどん白熱する役者さんが多いので今後も掛け合いが楽しみです。

加賀良介（CV:下野紘）

リサラ・レストール（CV:遠藤綾）

──作品のみどころと、ファンの皆さんへメッセージを お願いします。

橘先生：やっぱりこういう作品なので、しっかり絵がHで、ある程度エロいことっていうのをとても大切に思っています。監督さんを始め、スタッフの方々に素晴らしくやって貰っていますし、アフレコに来て思いますが、掛け合いや台詞等、本当に素晴らしくて感謝しております。中高生なんかは特に、心の中では思っていても学園生活では、なかなか言えないことがいっぱいあるので、このアニメを見て自分の代弁だと思って見てくれると大変嬉しいです。特に男の子には！　楽しい作品になるので、よろしくお願いします。

福圓：一癖 も二癖もあるような女の子たちが出てきて、テンポも速く30分があっという間に感じるような、コメディ要素ありバトルシーンありで盛り沢山です！　凄く楽しい作品になりますので、ぜひ応援の程よろしくお願いします。

西口：エロに清々しくて良い作品だなという印象です（笑）。収録現場も、毎回とても楽しい雰囲気でやらせていただけているので、見てくださる皆さんにもその雰囲気が伝わって楽しんで頂けたらなって思いながら頑張っていきたいです。

石原：最初タイトルでびっくりしちゃったんですが、ただのHな部分だけじゃなくて白熱するバトルシーンだったり、本当に一人一人のキャラクターの想いが沢山詰まっている作品になっていますので、私たち演者も一生懸命頑張っています。皆さんと一緒に、この作品で盛り上がっていけると嬉しいです。

遠藤：良介とリサラは本当に思ったことを言い合っているだけなので、それがとても爽やかに見え、演じていても楽しいです。難しいことを考えなくて良いので、男性の視聴者の方は「そうそう」と思い、女性の視聴者の方は「本当、男子って馬鹿だな」って思ってくれると嬉しいです！　ぜひぜひ放送を楽しみにしていてください。

下野：収録の第1話から「この作品はタイトル通りのそういった作品です」と言われ、女の子たちがあんなことやこんなことになるシーンがいっぱいあります。でもそれ以上に思ったのは、馬鹿馬鹿しいことも真剣に言っている良介だったり、リサラたちがバトルをしていたりと、ただ単にそれだけではなくて面白いと思える要素が沢山あることです。本当に掛け合いなども凄く楽しんでやらせて頂いております。なので男性も女性も楽しめる作品なのではないかと。詳しくはテレビで確認してみて下さい。よろしくお願いします！


　小さい胸から大きい胸まで揺れる『だから僕は、Hができない。』。スケベ心をくすぐる青春の幕開けだ！


【番組情報】
『だから僕は、Hができない。』

＜STAFF＞
原作：橘ぱん（ファンタジア文庫／富士見書房）
キャラクター原案：桂井よしあき
監督：高橋丈夫
助監督：未田宜史
シリーズ構成：荒川稔久
キャラクターデザイン：神本兼利
クリーチャー・エフェクトデザイン：村山公輔
美術監督：小濱俊裕（スタジオ美峰）
美術設定：青木薫（スタジオ美峰）
色彩設計：佐野ひとみ
撮影監督：口羽毅・中村雄太
編集：平木大輔
音響監督：高桑一
音楽制作：ダックスプロダクション
音楽：渡部チェル
音楽制作：ランティス
アニメーション制作：feel.
製作：僕H製作委員会

＜キャスト＞
リサラ・レストール：遠藤綾
加賀良介：下野紘
大倉美菜：石原夏織
キュール・ゼリア：西口杏里沙
福宗イリア：福圓美里

>>『だから僕は、Hができない。』アニメ公式サイト

大倉美菜（CV:石原夏織）

キュール・ゼリア（CV:西口杏里沙）

福宗イリア（CV:福圓美里）