【マチ★アソビ vol.8】小山力也さんに大外道コール!? 『Fate/Zero』ステージをレポート!
徳島を舞台にした地元密着のアニメイベント「マチ★アソビvol.8」が、2012年5月3日(木)~5月5日(土)にかけて開催された。今回は、5月5日に新町川東公園ステージで行われた『Fate/Zero』ステージをレポート!
『Fate/Zero』ステージには、衛宮切嗣役の小山力也さん、セイバー役の川澄綾子さん、ライダー役の大塚明夫さんが登場。最終日となったこの日は快晴に恵まれたこともあり、『Fate/Zero』ステージには今回の「マチ★アソビ」でも最大級の観衆が集結。イベントが行われる円形ステージはもちろん、新町川にかかる橋や、新町川の対岸にも人垣がびっしりだ。
その熱気に応えるように、まずは小山さんが観衆とハイタッチを交わしながら全力疾走でステージに登場すると、華麗なハイキック一閃! 続いて川澄さんがスカートを翻しながら入場しての「問おう、貴方が私のマスターか!」の名台詞にも大歓声が起こる。そんな盛り上がりの中、さらなる歓声で迎えられたのは、初の来徳となった大塚明夫さんだった。大塚さんはなんと、ハーレーのバイクで東京から走ってきたそう! 「みんなやりたいよな」と大塚さんがライダーの宝具“アイオニオン・ヘタイロイ”(ライダーと共に戦う軍勢を召喚する)の口上を朗々と演じると、会場は「然り!! 然り!!」と、唱和する大軍勢と化したのだった。
アニプレックス・高橋祐馬さんの司会のもと、まずは『Fate/Zero』17話までを振り返ってのトーク。まずは小山さんが、「金ピカ」ことアーチャーの強さがいかに反則であるかを熱弁。川澄さんは切嗣の冷徹で非情な行動について、「力也さんのことは好きなんですが」と前置きした上で「でも私が大好きなランサーが切嗣にやられて、その時の(ランサー役の)緑川さんたちの鬼気迫るようなお芝居もあって、切嗣にはこの外道!と怒りました」とコメント。大塚さんが「おかげでライダーが正々堂々と見えるだろ?」と語ると笑うしかない小山さんだ。大塚さんは『Fate/Zero』の美しい絵や音楽が本当に気に入っていて、毎週放送をチェックしているそう。
またこの日のステージでは、これから放送される『Fate/Zero』の収録済み音源を4種類も流す嬉しいサプライズも。そして、このコーナーでエンジンがかかりはじめたのが小山さん。切嗣と舞弥の重要なシーンの音声を聞くと、「これはチューしてもいいんじゃないですか!?」と大興奮。川澄さんは「(切嗣の妻の)アイリに言いますよ! あとで大原さやかにメールします!」と鋭いツッコミを見せていた。
さらにアイリとの切ない会話の音源を聞いた後、小山さんが「僕自身はアイリにも外の世界をもっと見せてあげたかったんです。たくさんの人がひどい目にあうのも、私のせいではありません。奈須さんと虚淵さんのせいです!」と原作や脚本チームのせいにすると、大塚さんの指揮の元、会場は大外道コールに包まれたのだった。
会場で流された音源には、セイバーとライダーの大激戦の1コマも。そんな激しい戦いやセイバー、ライダーというキャラクターを演じることについて問われた2人は、「力と力というか、お互いすべてを出し切るシーンでした。普段の私はふにゃっとしてるんですが、マイク前に立ってセイバーを演じる時だけはぴしっとします」(川澄)、「ライダーは戦ってない時は、遊びの要素があるじゃない。ひっくり返ってボリボリ煎餅食べてたり。だからライダーについてはあまり硬くなる必要がなくて、戦闘態勢になる時以外は緩んでる方がいいのかなと思います。アラララララライ! の雄叫びは巻き舌にするか、ラの音を残すかで色々と試行錯誤したんです。もっと肺活量があればと思うと、若い肉体がほしくなるね(笑)」(大塚)、と興味深いトークが行われていた。
ほかにも小山さんが「僕にとってセイバーも大事な女性なので、金ピカが僕のセイバーに手を出すのはむかつきます!」と宣言したり、川澄さんが「アーチャーみたいに圧倒的な存在で金ピカな人になら、上から雑種って言われたいよね」と告白したりと、大いに盛り上がっていた。
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