コミコンで『バイオハザード ダムネーション』最新映像初公開
2012年7月12日(木)~7月15日(日)にサンディエゴで開催された「コミコン・インターナショナル2012」。13日(金)にはバイオハザードシリーズのプロデューサー小林裕幸さんと、『バイオハザード ディジェネレーション』に続き監督を務めた神谷誠さんが登壇し、10月27日(土)より日本で公開される『バイオハザード ダムネーション』の最新映像が世界初公開された。
会場は入場開始前からゲーム『バイオハザード6』、そして『バイオハザード ダムネーション』の主人公である「レオン・S・ケネディ」のコスプレをする男性ファン、ガスマスクを被る戦闘員といったファンの長蛇の列ができる盛り上がりよう。ホールが開場すると瞬く間に500席ある会場は熱いファンや報道陣で埋め尽くされ満席に。パネルディスカッションには、プロデューサーのカプコン・小林裕幸さんと監督の神谷誠さんが登壇した。
まずは世界初公開のトレーラーを上映。「レオン・S・ケネディ」の新たな活躍とともに、ゲームでも何度か共演しレオンの物語には欠かせない人気女性キャラクター「エイダ・ウォン」の登場が明らかになるとファン達から大歓声。小林プロデューサーから「ゲームの世界観を共有する映画最新作が完成したので楽しんでください」、そして神谷監督からは「前作よりもパワーアップしてクリーチャーもいっぱい出ています」とのコメントがあるとファンは沸きに沸き、さらに神谷監督から「レオンに地獄巡りをさせ、思い切り苦しめたかった」という本作のコンセプトが伝えられるとファンからはさらに大きな歓声が挙がった。
続いて作品の冒頭7分が上映され、レオンがアメリカ合衆国の命令を無視して舞台となる東欧の小国へと単独潜入するところから、「バイオハザード」シリーズで御馴染みのB.O.W(有機生体兵器)「リッカー」との戦闘のシーンで映像は終了。
映像が終わった後のQ&Aでは早速ファンから「リッカーを操っている男が出たが、『お手』とか『伏せ』とかさせることはできるのでしょうか?」という面白い質問が飛び出した。今後のストーリーにも関わるため、リッカーの説明をする予定はなかった製作陣から神谷監督が「たぶん能力的にはできるでしょうが、やっていたとしてもオフカメラでやっていることでしょう」と巧みな切り返しで遮らなければいけないほどファンの鋭さに驚く一幕も。
Q&A中にはアメリカやフランス人のファンが日本語で「ドウモ」、「コバヤシサン」、「カミヤサン」、「アリガト」と日本語を駆使し、熱狂的なファン達の中には一人でいくつも質問をしようとして、観客、そして司会から「もう終わり!」と強制終了させられるほど。映像を計8分程しか披露していないにも関わらず、「次回作があるとしたらどのキャラクターを登場させたいか」といった気の早い質問も飛び出し大盛り上がり。
終了の時間となり、最後に小林プロデューサーが手掛けるゲーム『バイオハザード6』の最新トレーラーが上映され、ファンは「バイオ一色」の一時間を堪能した様子だった。大喝采で終了となったパネルディスカッションの終了と同時に多くのファンが小林プロデューサーと神谷監督のサインを求めに殺到。ホールでは次の講演が控えていたので即席サイン会は3分程で終了となってしまったが、ファン達の興奮は冷めやらぬ様子だった。
日本では10月27日(土)からの2D&3D版の劇場公開も決まり、期待と心拍数は高まるばかり。いよいよ動き出した『バイオハザード ダムネーション』、今後も新情報に期待!
『バイオハザード ダムネーション』
10月27日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
<物語>
レオン最悪の一日。
舞台は東欧へ。東スラブ共和国内では反政府軍による独立運動がおこり、今や戦乱の地と化していた。その戦場で生物兵器「B.O.W.」が実戦投入された情報を受け、米国大統領直属エージェント、レオン・S・ケネディは単独潜入する。その直後、政府事情により、米国は突如同国からの撤退を決め、レオンにも退去命令が下ったのだが―。「B.O.W.を追う手がかりがここにある以上、俺は残る―。」銃を手に独り戦場に駆けだすレオンだった……。
<STAFF>
監督:神谷 誠
脚本:菅 正太郎
プロデューサー:小林 裕幸
制作:デジタル・フロンティア
製作・著作:バイオハザードCG2 製作委員会
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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