Vocaloidを使ったYMOカバー、HMOとかの中の人。(PAw Laboratory.)のセカンドアルバムに、声優の藤田咲さん、浅川悠によるコントが収録!Vocaloid3エンジンを使った初音ミク英語版βバージョンも!
HMOとかの中の人。(PAw Laboratory.)がVOCALOIDを使用して制作するYMOのカバー作品『増殖気味 X≒MULTIPLIES』(仮題)が、2012年12月19日(水)に発売される。初回限定盤には赤いチャイナ服を着たねんどろいどぷちが同梱されることも発表された。
オリジナル作品へのリスペクトをもちつつも、新たな魅力を引き出そうと試みる姿勢と高い表現力が評価を得ているHMOとかの中の人。(PAw Laboratory.)。今回のセカンドアルバムは、YMOが1980年にアルファレコードより発売したアルバム『増殖』を元に制作。カバーアルバムの中には『NICE AGE』や『TIGHTEN UP』、『THE END OF ASIA』などの名曲らとともに、コント「HMO ON THE AIR」が、本作品のために新しく書き下ろされ、5本が収録される予定。
このコント、初音ミクのキャラクターボイスを担当する藤田咲さん、そして巡音ルカのキャラクターボイスを担当する浅川悠さんが参加。「初音ミクが新人車掌」、「初音ミクがペットの猫」といった設定で、絶妙なかけ合いによるコントを繰り広げる。
このコントの脚本を手がけるのは、星雲賞7回受賞のSF作家、野尻抱介さん。
野尻さんは今回のコントを制作するにあたり、「なにしろスネークマンショーといえば"神"なので、この仕事のオファーを受けたときは、断ることしか考えなかった。彼らのコントは天才の業であり、こつこつ組み立てるタイプの私には、どうしたって太刀打ちできない。いったんは引き受けてからも、あれこれ理由をつけては降りたいと訴えた。そんな負け犬モードの私を駆動したのは、ひとえに初音ミクへの尽きせぬ萌え心、そして"かわいいは正義"の信念であった。かつてYMOは日本文化の顔だった。21世紀のいま、世界がイメージする日本とは、kawaii物件満載の不沈空母である。"ミクがかわいければいいじゃないか"『増殖』という題だから、無数のミクが社会のあらゆる場所に浸透して、日々かわいく活動しているさまを描こう。それしかできないし、それでいいよね……そう思いながらじたばたしていたら、脚本ができあがった」と語っている。
これまでニコニコ動画とボーカロイドをテーマした短編連作集を発表し、シーンに対する造詣の深さでも知られる野尻さんの脚本だけにこのコントの内容にも期待が高まるところだ。
またこのアルバムでは現在開発中のVocaloid3エンジンを使った、初音ミク英語版βバージョンが使用されているので、これまでにも増した高い表現力の歌声を聴くことができる。
『増殖気味 X≒MULTIPLIES』(仮題)/HMOとかの中の人。(PAw Laboratory.)
2012年12月19日発売
初回生産限定盤(CD+DVD):4,200円(税込)
仕様:CD+DVDの2枚組特殊仕様デジパック(通常盤と共通) "増殖気味"CD専用フレーム(紙製)
封入特典:"ねんどろいどぷち HMOミク増殖気味版"(初回生産限定盤)
通常盤(CD+DVD):3,000円(税込)
仕様:CD+DVDの2枚組特殊仕様デジパック
※VOCALOIDならびにボーカロイドはヤマハ株式会社の登録商標です。
※初音ミク、巡音ルカはクリプトン・フューチャー・メディアの登録商標です。
>>U/M/A/A