『銀河へキックオフ!!』2012年12月15日放送回、2013年1月12日放送回はスペシャルゲストが登場!森島寛晃(元サッカー日本代表)&ペナルティ・ヒデが出演!
2012年春からNHK総合テレビで、毎週土曜日午前9時30分~9時55分に放送中のテレビアニメ『銀河へキックオフ!!』。世界、そして銀河一を目指す子どもたちの姿を描いて話題の作品だが、アニメの後に放送中の「Jリーガーに挑戦」パートで実況と解説をしているペナルティ・ヒデさんと元日本代表の森島寛晃さんが、アニメ本編にゲスト出演する。
8人制サッカー大会「未来カップ」に挑む桃山プレデターの面々。チームは試行錯誤しながらも順調に関東大会を勝ち進み、いよいよ決勝戦に。決勝戦の相手は皇帝・景浦率いる宿敵、新東京FCアマリ―ジョ。さあ、その試合の行方は……という展開のなかで、ゲストの2人が登場するのは2012年12月15日放送予定の31話と、2013年年1月12日放送予定の33話。森島さんが演じるのは、プレデターとアマリ―ジョによる決勝戦の解説者、ペナルティ・ヒデさんが演じるのはその試合のアナウンサーとなる。
声優初挑戦の元日本代表の森島さん。本人役ということで、でき上がったアニメのキャラクターにも大満足のご様子。収録後、興奮冷めやらぬなかで色々語っていただきました。
――アフレコ挑戦いかがでしたか?
森島さん:めちゃめちゃ汗かきました。試合するよりも汗かきました。(笑) アニメのアフレコは初めてだったので、非常に良い経験をさせてもらいました。
――今回、森島さんご本人役だったのですがアニメのキャラクターをご覧になっていかがでしたか?
森島さん:とても僕に似ていて光栄です。チームのスタッフのみんなにもこのキャラクターの絵を見せたら、「似てる」と絶賛でした。ちょっと絵の方が男前ですよね。(笑)
――このキャラクターに今日収録した森島さんの声が乗るわけですがいかがですか?
森島さん:アニメにずっと出たいと言っていたので、まさか本当に出られるなんてすごい嬉しいです。実際、出演の話を聞いたときはびっくりして、どんな役でどんな風に出るのかわからなかったので、今日、ここで収録させていただき、本当に嬉しかったです。
――収録に臨む前に練習はされましたか?
森島さん:アフレコ必勝法なるものを事前にいただきまして、まずは届いた台本をじっくり読み、そのあと、映像に合わせて読むという練習をしてきました。ただ、やはり実際にやってみると難しいですね。
――通常の試合を見ながらの解説とはやはり違った緊張感でしたか?
森島さん:そうですね。普段の解説の仕事では基本的に試合の流れの中で、思ったことを話していくのですが、映像にあわせて台本のセリフを話すのはやはり難しいですね。アフレコの様子はテレビなどで見たことがあったのですが、いざ、自分が演じるとなると、なかなか思い通りにいかないところも多いですね。このブースの中でマイクを前に収録しているという現実になんだか今でも驚いています。
――『銀河へキックオフ!!』のアニメはご覧になっていますか?
森島さん:もちろん、見ています。
――いかがですか?
森島さん:アニメの初回の方からそうなんですが、登場人物たちのサッカーに対する思いがとてもよく描かれているし、徐々にサッカーチームとしての輪ができ始め、このチームの「輪」というものが大切に描かれていてすごく良いなあと思って見ています。実際の登場人物たちの気持ちもとてもよくわかるようにアニメの中で描かれているので、見ている自分も熱くなってしまいますね。
――元日本代表の森島さんからご覧になって『銀河へキックオフ!!』はサッカーアニメとしていかがですか?
森島さん:実際にはありえないことが描かれているのではなく、現実でもあり得る状況がチームの中で起こって、うまくいかないことなどに直面した際にチームの輪の大切さがしっかりと描かれていて、とても勉強になるアニメだと思います。登場人物の成長もとても良い感じで描かれていますし、主人公の翔くんがサッカーが下手というのも面白い設定だと思いますね。その彼がだんだん成長していっているのと、徐々にいろいろな選手がそれぞれに自分のポジションで稼働しはじめて、そのあたりを軸にチームとしても成長していくという、サッカーを学ぶ上でもためになるアニメだと思いますね。僕自身もアニメを見ながら勉強させてもらっていますね。
――実写パートの「Jリーガーに挑戦」でもプロと小学生の対決を解説していただいていますが、今の小学生たちって実際どうですか?
森島さん:まず、うまいですね。技術はすごい高いと思います。プロと小学生では人数やルールなど実際はもちろん少しずつ違うのですが、駆け引きについては子供たちも「Jリーガーをやっつけよう」と必死に考えながらプレイしていますし、気持ちも強くもって臨んでいますし、実際のプレイ中の笑顔も本当に良いんですよね。憧れの選手たちと一緒にプレイができるという良い経験ができるので非常に良い番組だなあと思っています。
ですので、解説していて僕自身も本当に楽しいです。実際にプロの選手たちが小学生を相手にちょっと抜かれていると、プロの選手たちの「やってしまったな」という表情が垣間見えて、僕としてはたまらなくいいですね。(笑)
――番組の感想は?
森島さん:チームワークを大切にしている点や強い相手に立ち向かう姿は本当に良いですよね。プレデターの対戦チームになるんですが、椿森SCのキャプテンの須黒くんが僕はすごい好きなんですよね。あの負けん気の強さというか食いついていく感じがすごく良いなあと。プレデターというチームのメンバー以外にもとても良いキャラクターたちが登場してくるので、とても面白いですね。
――ファンの方へメッセージを
森島さん:チームワークが良くなっていく中で、強いチーム、世界の対戦相手との戦いになると思うので、予想もつかないですが、エリカちゃんもうまくなってきているし、どの選手がどれだけ活躍して、どの選手がどんな風に成長していくのか、僕自身も楽しみにしています。
――森島さんの登場回の見どころは?
森島さん:キャラクターがとにかく似ていますので、そこを見てください。(笑) そして、迫力ある試合の回なので、僕自身もかなり力を入れて収録しました。熱の入った僕の解説もぜひ楽しみに見てください。
念願のアニメ声優初挑戦!!収録にも力が入ります。本当に願いかなってアニメ出演となったペナルティ・ヒデさん。アニメへの熱い思いも語っていただきました。
――アフレコ挑戦いかがでしたか?
ヒデさん:ちゃんとしたアフレコは初挑戦だったし、こんな人気アニメに出演できるなんて、ほんとありがたい限りです。実際アフレコブースに入ると、緊張というよりも気分が高揚するというか、なんだか不思議な感覚でした。
台本も読んで練習してきたのですが、ブースでマイクを前にすると思ったようにはいかなくて、サッカーで言えば、練習と本番での違いというか、練習ではあんなにゴールを決めていたのに、本番ではボールが足につかない、といった感じでした。スタジオで声優さんたちとお会いしましたが、実際、アフレコに挑戦させていただいた後だと、声優さんをリスペクトする気持ちがさらに強くなりました。改めて、声優さんたちってすごいなあと思いましたね。
――難しかったところってどんなところですか?
ヒデさん:普段は自分の言葉や自分の間で進める仕事が多いので、画にあわせたり、森島さん(相手役)の間に合わせたりした上で、気持ちやテンションをコントロールするというのはやはりとても難しかったです。でも、もう一度、トライしたいですね。今度はぜひレギュラー声優として(笑)。
――レギュラー?本気ですか?
ヒデさん:本気ですよ。芸人仲間たちも声の仕事をしている人が多いので、僕もずっとやりたかったんです。娘と一緒に見ている作品でもあるので、やっと出られた!といった感じですから。引き続きオファーお待ちしています。
―― アニメ「銀河へキックオフ!!」をご覧になっていかがですか?
ヒデさん:すごくリアリティを感じるアニメだと思います。サッカーをやっていた人間の視点から見てもそう思うのですが、アニメとしてもとても「本物」を感じますね。サッカー目線で言うと、主人公の翔くんが天才プレイヤーというわけではなく、どちらかというとまだこれからという設定なんですが、実はサッカーってそこがスタートで、まだまだこれからのびしろがあって、色々なことを吸収できる状態にあるんですよね。
僕が小学生のころ、サッカーチームの監督に「1つ100点のことがあればいい」と言われていました。たとえば、「足が速い」とか「テクニックがある」とか。他にも技術面だけでなく、サッカーってメンタルなスポーツなので「大きい声が出せる」とかも含めて、1つでもいいから100点を目指そうということなんです。
そういう意味では、桃山プレデターのメンバーはみんなそれぞれ自分の得手不得手がありますが、まっすぐに頑張っていますよね。
――ヒデさんは小学生のころはどんな感じだったのですか?
ヒデさん:どちらかというと、翔くんみたいな感じでしたよ。だから練習もたくさんしましたね。居残ってとにかく人よりボールを蹴るとかね。
――実写パートの「Jリーガーに挑戦」でもプロと小学生の対決をご覧になっていらっしゃいますが、今の小学生たちって実際どうですか?
ヒデさん:今の小学生たちは上手ですね。実際、対戦されるJリーガーの選手の皆さんもおっしゃっていますが、ほんと上手いです。僕らが小学生の頃より、サッカー関連の情報がたくさん得られるということもあると思うんですけどね。海外の試合もたくさん見られますし。
僕らの頃も、やはり上達への道として、まずは上手な選手のプレイを真似をするようにって言われてましたから。ただ、真似をするのも難しくて、僕なんてなかなか出来ませんでしたけど、今の子供たちは上手ですよね。
――番組はよくご覧になっていらっしゃいますか?
ヒデさん:先ほどもお話したように、娘と一緒に見ています。ただ、娘は僕の出演コーナーよりアニメを楽しみに見ています。今回、ついにアニメの出演が決まったので、出演する回は「どうだ!」って感じで一緒に見たいですね。今からわくわくします。
―― 番組を楽しみにしているファンへ一言
ヒデさん:「銀河へキックオフ!!」の登場人物たちと同世代の男の子や女の子たちには、この作品を見て「サッカーって面白いんだな」「友達っていいなあ」「外で泥だらけになって汗かくことって楽しそうだな」とか、何か感じてほしいです。
登場人物たちが描く夢は「銀河」ですから、とてつもなく大きい夢ですよね。でもそうした夢を持つことの大切さを知ってほしいし、なんでもいいので目標を持ってそこに向かっていくということが大事だと思うので、そういったことをこのアニメを通じて感じてほしいです。
そして、仲間がいる、一人じゃないよってことも忘れないでほしいですね。
このアニメにはそういったメッセージがたくさん詰まっているので、ぜひこの先も楽しみに見てください!
●放送情報
【第31回】
NHK総合テレビ:2012年12月15日(土)午前9:30分~9:55分
NHKBSプレミアム:2012年12月11日(火)午後6:30分~6:55分
【第33回】
NHK総合テレビ:2013年1月12日(土)午前9:30分~9:55分
NHKBSプレミアム:2013年1月8日(火)午後6:30分~6:55分
>>NHKアニメワールド 銀河へキックオフ!!