アニメ
『009 RE:CYBORG』スタッフの制作トークイベント開催

映画『009 RE:CYBORG』を作り上げたサンジゲンスタッフによる制作トークイベントが開催!

 全国公開中の映画『009 RE:CYBORG』では、現在、「大ヒット御礼!00“9”回連続キャンペーン」を展開中だが、今回は第4弾としてアニメーション制作のサンジゲンスタッフによるトークイベントが実施され、終盤には観客とのティーチインも行われた。

 『009 RE:CYBORG』は3DCGをセルルックの映像にみせることが技術面として最大の特徴となっている。この技術により日本人に親しみのあるセルアニメの見た目のまま、これまで実現が難しかったハリウッド大作のような映像表現が可能になった。実際に制作されたリミテッドアニメーション、エフェクトなどについての映像や、爆発シーンの制作過程を4倍速にした映像をスクリーンに投影しながら、サンジゲンのスタッフが制作について語った。場内では、メモをとるなど熱心な観客の姿が数多くみられ、ティーチインでは、何回も劇場に訪れているファンから質問が投げかけられた。

左から、松浦裕暁氏(サンジゲン代表)、鈴木大介氏(009:アニメーションディレクター) 植高正典氏(009:リードアニメーター)

左から、松浦裕暁氏(サンジゲン代表)、鈴木大介氏(009:アニメーションディレクター) 植高正典氏(009:リードアニメーター)

 「リテイクの回数は最大、何回したのですか」

 「感情をこめるシーンを作るのが一番難しい。そこのシーンでは、10回くらいリテイクしました。(鈴木大介氏)

 「完成されたものをみて、直したいと思うところはありますか?」

 「ない!です。あれが正解ではないし、他にも方法はあったと思うけど、今回の『009』に関してはないです!(植高正典氏)

 「『◯◯白書』のアニメーターに影響されているのですか?」

 「もちろん、インスパイアされています!かっこいいものはかっこいいので、2Dでも3Dでもいいんです。パクってません!オマージュです!インスパイアされ、研究しています。」(鈴木大介氏)

 「3回違う劇場でみました。見え方が全部違ったのですが、何が違うのですか。」

 「映写機よりもスクリーンの大きさ、メガネ、座席の位置によっての違い、奥で見るか、斜めで見るか、手前でみるか、1番の違いはスクリーンの明るさであり、立体感と奥行きは変わらないはず!」(松浦裕暁氏)


 多くのファンを魅了する『009 RE:CYBORG』の映像。まだ体感していないキミは劇場に急げ!


<イベント概要>
日程:2012年11月29日(木)20:50 (19:00の回上映後)
場所:新宿バルト9、シアター5
登壇者:松浦裕暁氏(サンジゲン代表)、鈴木大介氏(009:アニメーションディレクター)、植高正典氏(009:リードアニメーター)


映画『009 RE:CYBORG』は、2D版、3D版が、全国で公開中。
>>『009 RE:CYBORG』公式サイト
>>YouTube公式チャンネル

(C)2012『009 RE:CYBORG』製作委員会
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