「永遠の17歳」井上喜久子さんが出演した、声優生電話第12回レポート!
NOTTVにて放送中の声優バラエティー番組『声優生電話』。毎回声優をゲストに迎え、視聴者からの質問に電話で答えてくれる生放送番組だ。司会はお笑い芸人「アメリカザリガニ」の柳原哲也さんと、声優の原紗友里さんのおふたり。10月5日に放送された番組のゲストは、「永遠の17歳」であり、現在声優界に勢力を拡大しつつある「17歳教」代表の井上喜久子さん。柳原哲也さんととても仲の良い声優さんなので、番組は大いに盛り上がりました!
番組がスタートし、ゲストの井上喜久子さんが登場すると「井上喜久子、17歳です」と挨拶。すると柳原哲也さんと原紗友里さんは「おい、おい」とツッコミを入れる。もはやお約束とも言える一連の流れが終わり、ようやく番組が始まった。オープニングトークでは柳原哲也さんと井上喜久子さんの仲のよさがわかる、実にほのぼのとした時間が流れた。
視聴者からの質問電話に井上喜久子さんが直接答えるコーナーでは、幅広い年齢層のファンから電話がかかってきた。電話が鳴って井上喜久子さんが受話器を上げると、開口一番「井上喜久子、17歳です」と答える。するとすべての視聴者は「おい、おい!」とツッコミを入れていた。番組冒頭で井上喜久子さんは「結構ちゃんとしている」と自身の性格を語っていたが、電話のやり取りはやりたい放題! おもいっきり楽しんでいる様子で、それを隣で聞いていた柳原哲也さんと原紗友里さんは爆笑の連続だった。井上喜久子さんのかわいくて優しい生声を聞けた視聴者は、至福の時間を過ごせたに違いない!
■パリ本店の有名モンブランがスタジオに!
番組中盤の「夜のもぐもぐタイム!」のコーナーでは、井上喜久子さんが大好物だという「アンジェリーナ モンブラン」を紹介。しかも、スタジオに運ばれてきたのは日本人向けのサイズではなくて、パリ本店の大きなサイズのモンブランだった。井上喜久子さんがモンブランについて話し始めようとしたのだが、柳原哲也さんが「ちょっといいですか?」とハナシを中断。なんと、柳原哲也さんはテレビ番組の企画で、パリの本店を取材したことがあるんだとか! これには井上喜久子さんも驚き、うらやましそうだった。
モンブランの紹介が終わり、いよいよ試食タイム。満面の笑みでモンブランを食べる井上喜久子さん、本当に大好物のようだった。
■「17歳教」の井上喜久子さんがリアル17歳の会話にチャレンジ
夜のもぐもぐタイムの後半では、17歳教の代表・井上喜久子さんが、いまの17歳が使っている現代言葉を使った会話にチャレンジした。会話の相手は原紗友里さんだ。井上喜久子さんにはカンペが用意されていたのだが、若者言葉だけが羅列しているだけで、言葉の意味は書かれていなかった。それを井上喜久子さんが勝手な解釈で会話に組み込むのだから、原紗友里さんとの会話はまったく成立しない。井上喜久子さんはヒッシに会話を続けるのだが、原紗友里さんはもちろん、隣で聞いている柳原哲也さんまで爆笑。会話終了後に柳原哲也さんが強烈にツッコむも、井上喜久子さんは物ともせずに楽しそうにトークを続けていた。いつも以上にほがらかで楽しい生放送でした。
■番組終了後、出演者の3名にインタビュー!
番組開始から終了まで、ずーっと井上喜久子さんの独壇場だった今回の声優生電話。いつも以上に笑いの絶えない1時間だった。そんな生放送終了後に、出演者のみなさんにインタビューを行なった。カメラが回っていようがいまいが、まったくペースが変わらない井上喜久子さんのオモシロトークをどうぞ! なんと、インタビュー後半にはマネージャーさんも登場します。
──視聴者との電話を楽しむ姿が印象的でした。番組の感想をお聞かせください。
井上喜久子さん:お客さんといっしょに楽しいひと時を過ごせる番組ってすばらしいと思いました。自分でもすっごく楽しかったです! 私、ちゃんとしてるんですよ。
──柳原さんはなにか言いたそうですね?(笑)
柳原哲也さん:いや~ね、番組ではムチャクチャにしてましたけど、現場では気を使っていただいてるんですよ。芸人の僕がアフレコ現場に入っていってるのに、喜久子さんが「いや~、久しぶり~」って言ってくださるだけで、周りが僕のことを認めてくれるんですよ。
井上喜久子さん:いやいや、みなさん認めてますよ(笑)。
柳原哲也さん:何回かお仕事させてもらってるんですが、例えば『メタルギアソリッド』のとこに行ったときは、喜久子さんが僕に「久しぶり」って声をかけるだけで、周りの人が「あっ!」って認めてくれたんです。言うたら矢沢永吉さんみたいなモンですよ(笑)。だって矢沢永吉さんが現場で「おう、久しぶり! ロッケンロール」って言ったら周りは「こいつスゴい」ってなるでしょ?
──えぇ!? 井上喜久子さんは声優界の矢沢永吉さん?
柳原哲也さん:いやいや、わかりやすく言っただけです(笑)。
原紗友里さん:あはは!
柳原哲也さん:まぁでも、井上喜久子さんはそういう気を使ってくださる人なんです。なのにですよ、マイペースなのは知ってたんですけど、生放送でここまでか~って。僕の知ってた理想のお姉さん像の井上喜久子さんは、なに言うても怒らへんし、なんでもやっておいてくれるお姉さん……。なのに、まさかね! お姉さんはお姉さんでも、サザエさん的なお姉さんだったとは。「財布がないのに買ってくる」みたいな(笑)。
原紗友里さん:お金払わずに品物持って帰ってきちゃうような?
柳原哲也さん:ほんまや!(笑) こんなマイペースだったとは。もうね、へんな汗かいてきた!
──いつもは柳原さんがMCとしてマトメていますが、今回はマトメる気がなかったように見えたのですが(笑)。
柳原哲也さん:はい!
原紗友里さん:そんな対応だったんですか?
柳原哲也さん:そりゃそーです。今日の放送は「井上喜久子してます」でいいんですよ。
井上喜久子さん:えーっ、私、PTAでも普通にしてるのに! 「いぇーい」とかやんないですよ。
柳原哲也さん:へ?
井上喜久子さん:だって、ちゃんとしてますよ?。「はい、お世話になっています」ってね。
柳原哲也さん:そりゃそーでしょーけどね。番組の方が素なんですよ。あんなもう、ムチャムチャな! 気を使ってるフリして相手のハナシを聞いてないんですよ。視聴者電話の返答が、ほとんど「どうも~、おめでとうございます」って、なんのハナシや(笑)。
井上喜久子さん:うふふふふ!
柳原哲也さん:あげく「人生をまっとうしてください」って、明後日死ぬんかい! 後で活字にしたらどんだけ失礼なコトを言ってんだか。なんやねんって思うやろ(笑)。
井上喜久子さん:……。
──井上さんが黙っちゃったので、井上さんに質問です。「17才教」での肩書きはなんとお呼びしたらよいでしょうか?
井上喜久子さん:はい、「教祖」です。やっぱり教祖は教祖だな?って思うんです。うーん……でも、教祖って言うの……困っちゃうこともあるんですよ。
柳原哲也さん:それ言っていいの山本リンダだけですよ。
原紗友里さん:リンダ困っちゃう!?(笑)
井上喜久子さん:あのぉ~、ほんとに……うふふふ。
柳原哲也さん:マネージャーさん、助けてください!
井上喜久子さん:マネージャーはホントのお姉ちゃんなの。3才上の。知ってる?
柳原哲也さん:へ?
マネージャーさん:はい。お姉ちゃんです。
柳原哲也さん:じゃあ二十歳なんですか?
原紗友里さん:(笑)。
柳原哲也さん:お姉ちゃんってホントなんですか? すごい!
井上喜久子さん:事務所は「アネモネ」って言うんですけど、「姉もね~」って意味なんです。
──番組内で17才教のジュニアがあるとおっしゃってましたが、「17才教ジュニア」の定義は?
井上喜久子さん:ほんとの17才教は『ドモホルンリンクル』が気になり始めたら入れるっていうラインがあって……。
柳原哲也さん:あはははは! なんでそれを本番で言わないんですか!(笑)
井上喜久子さん:だってほら、商品名が……言っちゃまずいかなって。
柳原哲也さん:いいんですよ。『ドモホルンリンクル』は全世界共通語みたいなもんですから。
井上喜久子さん:まぁ年齢で言うと30才くらいなんですけど、きっちり30才に決めちゃうと、入った人が「あぁ、30才になったのね」って言われちゃうから、ルールはちゃんとしないで一定の基準として……。
柳原哲也さん:なるほど!
井上喜久子さん:あ、でも、別に『ドモホルンリンクル』を買わなきゃいけないわけじゃないですよ。私、使ってないですから。
柳原哲也さん:無料サンプルもらったらいいですよ。
井上喜久子さん:でも、あれをもらったら家に電話がかかってくるらしいんですよ!
柳原哲也さん:当たり前ですよ! 江守徹からめっちゃかかってきますよ(笑)。
井上喜久子さん:そんなわけで、それが気になり始めたら「17才教」に入り頃なんです。
──で、「17才教ジュニア」のほうの定義は?
井上喜久子さん:『ドモホルンリンクル』が気にならない人たち!
柳原哲也さん:ドモホルンリンクルラインってなんやねん!
一同:(爆笑)。
原紗友里さん:そういう定義があったんですね?。
──では最後に「17才教」の今後の活動内容について教えてください。
井上喜久子さん:活動内容はですね……なんにもしない!
柳原哲也さん:あはははは!
井上喜久子さん:世の中に活動内容を知られると怖いんです。ほら、この業界はみんな優しいから「おい、おい」って笑ってくれるんですけど、一般社会は……ねぇ? だからあんまり広げたくないんですよ。なので17才教は、あるようでないような、秘密結社的な存在でありつづけたいんです。
柳原哲也さん:まさに「かすみ」でございます。
原紗友里さん:おお~~!
──ありがとうございます!!(笑)
井上喜久子さん:そうだ! 以前、twitterで「17才教に入りたい」って集まった人たちを「17才教・チームT」って呼んで、声優界の人たちは「17才教・チームS」にしようって言ってたんですよ。
柳原哲也さん:twitterの「T」と、声優の「S」ですか?
井上喜久子さん:そう。声優だから「S」にしようって……違う! ボイスだから「V」?
マネージャーさん:そうだったっけ?
井上喜久子さん:いや、初めはAKBみたいに「チームB」って言ってたんだけど、ボイスは「B」じゃなくて「V」だって気づいたんじゃなかった?
マネージャーさん:そう? それで「V」にしようって言ってた? 忘れやすいんですよ!
原哲也さん:井上家のおかーさーん! ハハモネ?!
一同:(爆笑)。
柳原哲也さん:ま、お分かりの通り、本番はタイヘンだったんですよ。
原紗友里さん:ホワイトボードに質問電話の内容を書かなきゃいけないのに、今日は本当におかしくて手が震えちゃって、なかなか書けなかったです!(笑)