『009』 Night in WALD 9 で神山健治監督&小野寺丈氏のSPトークイベント開催!
2013年1月25日、東京・新宿バルト9にて、映画『009 RE:CYBORG』のリピーター御礼企画イベント、第9弾「『009』 Night in WALD 9」が行われた。昨年から続くこの企画イベントも、ついにラストだ!
しかも、この1月25日は、『サイボーグ009』の生みの親である石ノ森章太郎氏の生誕75周年を迎える記念すべき日。劇場には、たくさんのファンが駆けつけてくれたぞ。
そして、『009 RE:CYBORG』をはじめ、1966年の劇場版『サイボーグ009』と1980年の劇場版『サイボーグ009 超銀河伝説』を上映。
更に『009 RE:CYBORG』の神山健治監督と、『サイボーグ009 完結編』の著者である小野寺丈氏のトークショーを行われ、こちらも数々のエピソードが飛び出して大盛り上がりであった。
今回はオフィシャルレポートが届いたので、当日の模様をお伝えしよう!
◆『009 RE:CYBORG』のコピー“終わらせなければ、始まらない”が完結編を書き上げるきっかけに!
『サイボーグ009』の完結編を書くとなってから、14年間の月日が経過したことに対して、小野寺氏は、「逃げられるなら逃げたかったし、他の人にお願いできるなら、お願いしたかった。ある時、母親から電話があり、“映画のポスターにあんたのことが書いてあるよ!”といわれて確認したら、“終わらせなければ、始まらない”とあり、俺のことだと思った。けど、このコピーのおかげで、火をつけられたし、2012年に完結することができました」とコメント。すると神山監督は「すみません」と小野寺氏に平謝り。その場面に、場内は笑い声に包まれた。
◆神山監督「ずっと小さい頃から観ているが、今が一番、009を好きだと思う」
「昔は、能力だったり、サイボーグのキャラクターで『サイボーグ009』が好きだったけれど、歳をとってからは、内容を理解できるようになった。今、読み返しても古くない内容で、祖先のような作品。45年も前に、こんな話を描いていた石ノ森先生は、本当にすごい」と神山監督がコメント。「制作中は、作品を作ることに夢中で、好きとか嫌いとかではなかったけれど、今の方がもっと良さが分るし、復刻版を読み返して、ますます好きになっている」と『サイボーグ009』への愛を語った。
◆2012年に蘇った『サイボーグ009』への想い
神山監督は「3ヶ月、本当に早かった。出来上がるまでは本当に不安だったけれど、たくさんの方々に何度も観に来てくださっている、愛された作品だった。今日で(バルト9での)上映は終わるけれど、作品は生き続けているので、またの機会に『サイボーグ009』を観てほしい」とコメント。
小野寺氏も「14年間、本当にお待たせしました。完結編に携われて、そしてこんなにもたくさんの方々に『サイボーグ009』が愛されていて、石ノ森章太郎は本当に幸せだと思う」と話してくれた。
そしてイベント終了後には、『009 RE:CYBORG』の新宿バルト9で最後の上映を開始。24時35分スタートと深夜にも関わらず、こちらもたくさんの観客で賑わった。全国では、引き続き『009 RE:CYBORG』の上映は続くので、未見の人は是非とも観てほしい!
◆映画『009 RE:CYBORG』2D/3D全国公開中
>>『009 RE:CYBORG』公式サイト