『さくら荘のペットな彼女』新エンディングテーマを歌う女子高生新人歌手・大倉明日香さんインタビュー
現在放送中のテレビアニメ『さくら荘のペットな彼女』。同作の新エンディングテーマ『Prime number~君と出会える日~』を歌うのは、新人歌手の大倉明日香さん。まだ16歳の現役女子高生の大倉さんに、デビューが決まったいまの心境や、プライベートのことなどをインタビューしてきました。新人らしからぬ歌唱力と度胸を併せ持つフレッシュな大倉さんの素顔をどうぞ!
●幼少のころから歌手に憧れていた大倉さん、現在の心境は?
――デビューおめでとうございます。初めてデビューの決定を聞いたときの心境は?
大倉明日香さん(以下、大倉):ありがとうございます! 初めて連絡を受けてから話がどんどん進んでいったことに驚いているというのが、率直な感想です。
――アニソングランプリでデビューが決定しましたが、大会では緊張しましたか?
大倉:アニソンには興味があったんですが、アニソングランプリには、音楽教室の先生に勧められて軽い気持ちで出場したんです。なので、ファイナリストまで行けてびっくりしました。
――それはビックリですね! ご両親も驚いたのではないですか?
大倉:当日は、お母さんが会場まで見に来てくれて、応援してくれたんです。ファイナリストになって、お母さんも喜んでくれました!
――もともとアニメやアニソンが好きだったんですか?
大倉:もともとは歌手になりたい気持ちが強かったですね。でもアニソンにも興味があって、アニソングランプリに応募して……その結果、ファイナリストまで残れたので、すごくありがたい機会をいただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。
――大倉さんは、いつから歌手になりたいと思っていたのですか?
大倉:なりたいと思ったのは小学3年生のときです。でも、そのときは特にレッスンには行きませんでした。中学2年生のときに、姉が楽器をやるために音楽教室に通い始めたんです。それで姉から誘われて、私も通うようになりました。
――それから大倉さんの音楽人生が始まったのですね。いままでにアマチュアでの音楽活動は?
大倉:中学二年生のときにバンド活動を始めました。姉と妹が楽器をやって、私は歌を担当していました。
――バンド活動では、どんなライブをしていましたか?
大倉:300人くらいの会場で歌ったことがあります。大勢の前で歌うので初めはとても緊張しましたが、歌い始めたら大丈夫になりました。
――アマチュアからプロに変わって、苦労したことは?
大倉:レコーディングをするとき、スタッフさんから私の歌い方が「ウェットだ」と言われて。今回の曲は全体的に明るめな曲だったので、湿った感じにならないように意識しながら歌うのに苦労しました。
●デビュー曲は「水色」のサイリウムで応援してほしい!
――初めてのレコーディングは緊張しましたか?
大倉:音楽教室でマイクの前に立ってレコーディングをしていたので、環境自体には慣れていたんですけど、周りにスタッフさんがいたので緊張しました。
――デビュー曲『Prime number~君と出会える日~』を歌ったときに気をつけた部分は?
大倉:出だしの「ありふれた感情」から、ウェットになってしまわないように気をつけました。ノリのいい曲なので、明るく歌いました。いままでの自分の歌い方ではない感じです。
――この曲で大倉さんが好きな部分はどこですか?
大倉:サビの前の部分の「Tシャツみたいにさせないから」という部分がすごく盛り上がって好きです。あとは「静かに舞い降りたフィロソフィーの羽根」のところも好き。この曲のプロデューサーさんから、「これを聴いてると明日もがんばろうって気持ちになるよ」って言われたのが嬉しかったです。いま落ち込んでいる人が、私の歌を聴いて元気になってくれたら嬉しいです。
――この曲は、今後イベントなどで歌う機会もあると思います。そのときのステージは、どのようにしたいですか?
大倉:そうですね、私はサイリウムに憧れているので、お客さんがサイリウムを振ってくれると嬉しいです。
――アーティストや曲によって、いろいろなカラーのサイリウムを持ってきてくれますよね。大倉さんは何色が好きですか?
大倉:黄色と黒が好きです。
――黄色はいいですけど、黒のサイリウムって、電池が切れてますよ!
大倉:あ、そうですね!(笑) じゃあ白。黄色と白が好きです。
――では、デビュー曲のイメージカラーは、白と黄色のどちらにしたいですか?
大倉:うーん。私が好きな色は白と黄色ですけど、曲のイメージは「水色」っぽいので水色がいいです。爽やかなイメージに合ってると思います。
●実はアニグラ優勝者の鈴木このみさんと大の仲良し
――『Prime number~君と出会える日~』がエンディングテーマとなっているTVアニメ『さくら荘のペットな彼女』はご覧になりましたか?
大倉:はい。アニメと漫画、原作、全部チェックしました。なんだか青春だな~って思いました。私はいま高校生なので、「わかる! わかる!」みたいな感じで主人公の気持ちに共感できました。だから原作を読み始めたら続きが気になって、3冊を1日で読んじゃいました。3冊目を読み終わったときは授業中だったんです。
――授業中に読んだってことですか!?
大倉:はい。電車通学の最中に読み始めたんですけど、そうしたら止まらなくなっちゃって……。学校についてもまだ読んで、授業が始まっても読み続けて、気づいたら午前中に3冊読み終えてました!(笑)
――すごい! 仕事には真面目ですけど、学業には不真面目ですね(笑)。大倉さんはハマったらのめり込むタイプですか?
大倉:そうですね。興味があることには、ググ~っとハマってしまいます。
――『さくら荘のペットな彼女』は、アニソングランプリで優勝した鈴木このみさんがオープニングテーマで、エンディングが大倉明日香さんですね。鈴木このみさんとは仲が良いと伺いましたが?
大倉:私と鈴木このみちゃんは同い年なので、とても話が合うんです。アニソングランプリの時も、もうひとり、ひとつ年上の子と3人でいっしょに行動していました。そうしたら、その3人が揃ってファイナルに行けたので嬉しかったです。
――偶然ですね! みなさんとは最近お会いしましたか?
大倉:夏休みに3人で集まりました。大阪のこのみんのお家に遊びに行ったんです。いっしょにカラオケに行って、すごく楽しくて盛り上がりました。
――アニソングランプリのファイナリスト3人がいっしょにカラオケに行くなんて、すごい豪華なカラオケですね!
大倉:アニソングランプリのとき、他の出場者の皆さんが歌っている姿はモニターで見ていたので、生の歌を聴いてないんです。なのでカラオケでふたりの生歌を聴けて感動しました。鳥肌モノでした!
●ニックネームは「イモゴリラ」と呼んでください!
――プライベートについて伺います。趣味はなんですか?
大倉:映画とカラオケが好きです。カラオケは中学2年生のころ、週に3日は行っていました。いつも同じ友達を誘っていましたね。それと、洋画も好きで、月に1~2回は映画館に行ってます。特にアクション映画が好きで、最近観たなかでおもしろかったのは『バイオハザードV リトリビューション』です。
――ゲームが原作の映画ですね。普段からテレビゲームは遊びますか?
大倉:私はあんまり遊びません。でも、お父さんと姉と妹がよく遊んでいるので、私はそれを横で見てます(笑)。
――好きな食べ物は?
大倉:イモです!
――イモといえば、ニックネームが「イモゴリラ」だと伺ったのですが、イモゴリラでいいんですか? あまり女性を「ゴリラ」って呼ばないですよね?(笑)
大倉:はい、私は「イモゴリラ」です(笑)。好きなモノを組み合わせただけなんですけど。「イモゴリラ」ってインパクトありませんか?
――インパクトあります! これ、書いちゃっていいんですか? ファンの方から「イモゴリラ」って呼ばれちゃいますよ。
大倉:ぜんぜん大丈夫です。好きなもので呼ばれちゃうなんて光栄です。
――ではイモが好きな理由は?
大倉:中学2年生のときに、週に1度のペースでマクドナルドのポテトのLサイズを食べてたんです。そのときはカロリーが高いとは知らずに(笑)。あれ、ものすごくおいしくて! あとは、中学生のころ、私のイモ好きがクラスのみんなに知れ渡っていたので、給食に肉じゃがが出ると、私のお皿にはイモばっかりよそってもらっていました。
――普通、子供は肉のほうを狙いますよね。
大倉:はい。でも私はイモでした(笑)。
――イモの種類は「じゃがいも」だけ?
大倉:さつまいもも大好きです。家の前に焼き芋屋が通ると買いに行っちゃいますね。でも長芋はダメです。
――ではもうひとつの「ゴリラ」が好きな理由は?
大倉:動物園にいる実際のゴリラは「ウホッ」って感じで怖いから嫌いなんですけど……イラストとかキャラクターになっていると、かわいいから好きです。
――女の子って、だいたいパンダとかウサギとかが好きですよね?
大倉:あはははは!(笑) パンダはね……ちょっと……。
――では次の質問です。昔から歌手に憧れていた大倉明日香さんですが、普段はどんな音楽を聴きますか? また、今後はどのような歌を歌っていきたいですか?
大倉:普段聴く音楽のジャンルは決まっていないのですが、絢香さんとか、阿部真央さん、T.M.Revolutionさん、西野カナさんが好きです。通学時間が1時間以上あるので、毎日欠かさず音楽を聴いてます。今後はロック系の歌やバラードなども歌ってみたいですね。まだ新人なので、これからいろいろな曲を歌っていきたいです。
――将来どんな歌手になりたいですか?
大倉:レディー・ガガさんはかっこいいと思います。ハードルが高すぎますが、ガガさんみたいになりたいです。でも、まずはライブをいっぱいやりたいです!
●これからの活動も目が離せない大倉明日香さんからファンへのメッセージ
――デビュー曲のレコーディングに続いて、アーティスト写真の撮影も経験されましたが、そのときの感想は?
大倉:ちゃんとしたスタジオで撮影していただいたのは初めてなので緊張しました。カメラマンさんが「度胸がいい」と褒めてくださいましたが、実際は手に汗をかきまくりでした(笑)。当たり前なんですけど、現場で一番年齢が低いのが自分で、周りは大人のみなさんばっかりですから。それと、撮影していただいた写真を見たら、ぜんぜん違う人みたいでした。違う自分になれたみたいです。
――最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
大倉:なによりも、アニソングランプリで私を応援してくださったみなさんに感謝です! 今後も少しずつ経験を積んで成長していきますので、これからもよろしくお願いします。そして、まだ私のことを知らない方には、まずはデビュー曲を聴いてもらえたら嬉しいです。これからもいろんな私を見ていただけるように、がんばって活動を続けていきます!
――ありがとうございました!
◆TVアニメ『さくら荘のペットな彼女』新エンディングテーマ
『Prime number~君と出会える日~』
歌:大倉明日香
作詞:石川智晶
作曲:田代智一
編曲:本間昭光
c/w 『Prime number ~君と出会える日~ Blue Sky VER.』
他、各off Vocalを含む全4曲を収録予定
価格:1,260円(税込)
発売日:2013年2月27日(水)
発売・販売元:メディアファクトリー
◆『さくら荘のペットな彼女』
【放送情報】
MBS 毎週月曜日26時20分~
TOKYO MX 毎週月曜日24時30分~
tvk 毎週月曜日25時~
テレビ愛知 毎週火曜日26時5分~
BSアニマックス 毎週土曜日22時30分~(無料放送)
アニマックス 毎週金曜日22時~
【STAFF】
原作:鴨志田一「さくら荘のペットな彼女」(電撃文庫/アスキー・メディアワークス刊)
原作イラスト:溝口ケージ
監督:いしづかあつこ
シリーズ構成:岡田麿里
キャラクターデザイン:藤井昌宏
プロップデザイン:小渕陽介
美術監督:備前光一郎
色彩設計:石田美由紀
撮影監督:川下裕樹
編集:西山茂(REAL-T)
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
音楽:林有三
音楽制作:メディアファクトリー
プロデュース:GENCO
アニメーション制作:J.C.STAFF
製作:さくら荘製作委員会
【CAST】
神田空太: 松岡禎丞
椎名ましろ: 茅野愛衣
青山七海: 中津真莉子
上井草美咲: 高森奈津美
三鷹仁: 櫻井孝宏
赤坂龍之介: 堀江由衣
千石千尋: 豊口めぐみ
メイドちゃん: ???
【STORY】
学園の問題児の巣窟「さくら荘」に住む水明芸術大学付属高校2年生の神田空太は、変人たちに振り回されながら、「脱・さくら荘!!」を誓う毎日。
そんなある日、「さくら荘」に、可愛くて清楚で、しかも世界的な天才画家である椎名ましろが越してくる。彼女を寮の変人たちから守らねば! と考える空太だったが、ましろにはとんでもない秘密があった。なんと彼女は外に出れば必ず道に迷い、部屋はめちゃくちゃ、ぱんつすら自分で選べないし、穿けない、生活破綻少女だったのだ!
空太は寮生たちによってましろの“飼い主”に任命されてしまう。こうして凡人・空太と天才少女・ましろの“飼い主とペット”生活が幕を開け・・・? この物語は、変人と天才と凡人が織りなす青春学園ラブコメである。