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FictionJunction、Sound Horizonなどで活躍中、織田かおりさんの1stソロアルバム『PLACE』が2月6日リリース! 4月14日にはワンマンライブも!!
数多くのアニメ、ゲームのテーマ曲を歌い、FictionJunction、Sound Horizonなどでも活動中の織田かおりさんの1stソロアルバム『PLACE』が2月6日(水)に発売!
2007年のデビューシングル「Brilliant World」から人気ゲーム『AMNESIA LATER』、『L.G.S~新説 封神演義~』、『アンチェインブレイズ エクシヴ』などのテーマ曲に、新録曲4曲を含む13曲を収録! なお4月14日(日)にはアルバムと同タイトルのワンマンライブの開催も決定! 6年の活動の成果がこのアルバムとライブで感じられるはず。要チェックです!
●ソロ活動6年目にして初の1stアルバム!?
――まだ1stアルバムをリリースしていなかったことに驚きました。
織田かおりさん(以下、織田):自分でもちょっと思いました(笑)。お話をいただいた時は正直ビックリしました。でも新曲用に歌詞を書いていると実感が湧いてきて、こういう機会をいただいて幸せだなと思っています。
――2007年のソロデビューシングルから最新の曲まで網羅したアルバムですね。
織田:初めてなのにベストアルバムみたいで。でも実は1stシングルであり、『ルミナスアーク』の主題歌『Brilliant World』、2ndシングルで、『バッカーノ!』のED曲『Calling』、『ワイルドアームズ クロスファイア』のOP曲『本気の嘘』が2007年の曲で、他は『AMNESIA LATER』関連の『始まりの記憶』、『永遠の一秒』、『My Destiny』、『L.G.S~新説 封神演義~』の『水鏡』と『世界の果てで』、『アンチェインブレイズ エクシヴ』のED曲『日の当たる場所へ』が2012年の曲と最近のものばかり(笑)。2008年から2011年の期間がごっそり抜けているわけですが、その時はFictionJunction、Sound Horizonなどで一生懸命でした。そこで得たものが成長であったり、今回のアルバムに大きくつながっていると思っています。
――アルバムタイトルの由来は?
織田:新曲の中にタイトルチューンがあるんですけど、その曲が一番最初に決まったんです。この曲を絶対1曲目にしたいと思ったら、「やっぱりアルバムと同じタイトルじゃないとイヤだ!」って。そうなるとアルバムのタイトルを決めないと詞をかけないだろうと。
このアルバムは私にとってターニングポイントになるだろうと考えた時、「今ある場所を守りながらもどう進化させて、先に続けていくか」が大切じゃないかと思って、このタイトルにしました。
●自分の感情をむき出しにして作詞した表題曲『PLACE』
――その表題曲『PLACE』ですが、Jポップのような今っぽい楽曲で驚きました。織田さんが歌う楽曲はアップテンポ、バラードを問わず、ファンタジックで壮大な曲ばかりだったので……。
織田:Jポップですか? そう感じてもらえたのならうれしいです。子供の頃から家の有線で流れるJポップを聴きながら育ってきたルーツでもあって。新曲がポップなのは、今まで歌ってきた曲の中から収録曲を選んでいく作業をしていると、メロディが良かったり、世界観が素晴らしかったり、「本当にいい曲ばかり歌わせてもらっているな」と。新曲も負けないようにメロディにパワーがある曲にしなきゃと思ったし、今回収録するのがバラード系の曲が多かったのでアップテンポな曲を入れたかったこともあります。だからリズムがあって、ちょっとクセがあり、ライブ映えする曲を、とお願いしました。
――僕らのイメージする織田さんの、ファンタジックな楽曲を想像していたら、サウンドだけでなく、詞も“溢れ出す感情が痛い”や“傷ついて迷った あの日が蘇る 今もまだ震えてる”など生っぽくてリアルなんですよね。
織田:この曲を含め、自分で作詞した3曲は純粋に自分の感情をむき出しにしてみようと思って。そうなると書けるのって音楽のことか恋愛になっちゃうんですよね(笑)。ただ『PLACE』は恋愛っぽい言い回しになってはいるけど、ラストフレーズの“いくつもの出会いが私を動かすの “君がいる”それだけで輝いていられる”に象徴されるように、私の曲を聴いたり、応援してくださっている皆さんが私にとっての大切な場所なんだよと伝えたくて。
●自身が作詞した新録3曲はラブソング
――なるほど。だけど『Emotional』と『Promise』はそのままラブソングですね。
織田:『Emotional』も背伸びしていたり、好きな気持ちを素直に出せない私、みたいなところを出しちゃいました(笑)。
――確かに“大人振るのをやめて ワガママ言えたなら~あの娘みたいに甘え上手になれた?”とか女心全開ですね(笑)。
織田:『Promise』も“触れた手と手 想いを合わせて”や“輝いた儚く小さな星屑が照らしてる二人の絆”などすごい乙女ですよ! アップテンポなサウンドもテンションの高さを感じさせてくれます。
――『Promise』がラブラブだから『Emotional』」がせつなく感じちゃうんですよね。終わった恋にも思えるし、まだやり直しがきくようにも思えるし。アッパーなメロディも慟哭に聴こえなくもなくて……。
織田:その判断は聴き手の方にお任せしたいです。どちらだったとしても、こんな私という部分はそのままなので。同じスタジオで偶然、作業していた霜月はるかさんに聴いてもらったら「かおちゃんみたいな子がこんなこと言うから萌えるんだよね」って(笑)。
――普段、お仕事で歌えないような曲を「いいチャンスだから」と、選んで書いたのかなとも思ったりして。
織田:そうかもしれませんね(笑)。1枚目のアルバムだからこそ、自分らしさを出したかったし、照れずにむき出しにしてもいいかなって。聴いてくださった方が「かおりちゃんってこんな子なの?」と感じてもらえたら自分で歌詞を書いた意味があると思います。
●織田さんのアーティスト人生を描いたような新録曲はmaoさん作!
――新曲のうち、『No sing,No life』はmaoさんの作詞なんですね。
織田:4曲全部、自分で書いてしまうと主観だけになってしまうので、客観的に私を書いてもらいたいなと。そう考えたらmaoさんしか浮かばなくて。すごくお世話になっているし、プライベートでも仲良くさせてもらってて、もしかしたら私を一番理解しているんじゃないかというくらい。「どんな風に書いてくれるんだろう」というドキドキわくわく感と、「絶対素敵なものになる!」という確信がありました。
最初に『PLACE』を聴いてもらって、こういうアルバムを作りたくて、こんな詞を書いたことを説明して、maoさんが思うように私を書いてくださいとお願いしました。「こういう表現だと、かおりっぽくなくなっちゃうかな?」とか気をつかってくれて、夜中に何度も電話のやり取りをしました。
――曲名はもちろん、“明日のstage 想像できるわたしじゃつまらない”や“今日も溢れてくるmusic伝えたくてこの声でずっと”などの歌詞も歌手・織田かおりそのものですね。
織田:『PLACE』は私自身が見た私だとすると、この曲が周りから見た私で、2曲1セセットです。メロディもアレンジもさわやかで、明るくてキャッチーですよね。ただ、さわやかなだけなポップにはしたくなくて、ゴリゴリのロックチューンらしいアレンジになりました。
●デビューシングルと新曲、梶浦由記楽曲&Elements Garden楽曲がこの1枚に!
――13曲の曲順ですが、1曲目に新曲『PLACE』、その次が1stシングル『Brilliant World』というのがすごいです。
織田:『Brilliant World』の置き場所はすごく悩んだんですよ。でも、出し惜しみせず、一番最初の私を聴いてほしいと思って。サウンド的にもつなぎがいいけど、先に聴いてもらうことで、このアルバムと私の歌人生の始まりを感じてほしいという気持ちもありました。
――6年間の時間の差があるはずなのに、全然違和感ないんですよね。いい意味で変わらないというか。
織田:私自身は恥ずかしいんですよ (笑)。できれば歌い直したいと思っていたけど、マスタリングで聴いたら歌いぐせが変わってなくて。年齢的な部分で声の広がりや経験値も積ませてもらって、技術的なレベルは上がったかもしれないけど、根本的なところは変わってないことがわかっておもしろかったです。だから『PLACE』(新曲)→『Brilliant World』(2007年)→『永遠の一秒』(2012年)という並びも自然に聴けたんだと思います。
――『Calling』は梶浦由記さん作、『本気の嘘』はElements Gardenの上松範康さん作・編曲、『始まりの記憶』は安瀬聖さん作・編曲など、個性的でバラエティに富んだアーティストとのコラボレーションが1枚で聴けるのも織田さんのアルバムだからですね。
織田:ぜいたくですよね。いろいろな方々といろいろな楽曲を作ってきたことが改めてわかって。歌い続けて来た記録のアルバムでもあります。
――作品の主題歌やED曲が多いこともあって、アレンジも豪華で凝ってて。こんなに難しい曲達をよく歌いこなしているなと感心しました。
織田:ありがとうございます! MANYOさん作・編曲の『世界の果てで』なんて本当に大変で、コーラスもすごく多くて。信頼して頂いてるからこそだと思うのでありがたいですね。なるけみちこさんとも、「本気の嘘」での作詞を経たからこそ歌えたのが「日の当たる場所へ」だったり。成長だったり、再会だったり、挑戦だったり、1枚にいろいろ詰まってます。
――違う作品のテーマ曲が集まったのに、愛を歌った曲ばかりだなと思いました。
織田:そうかもしれませんね。乙女ゲームの『AMNESIA LATER』や『L.G.S~新説 封神演義~』の曲は特に。『AMENESIA LATER』のOP曲『始まりの記憶』との出会いは大きかったですね。『AMNESIA』という作品に今でも関わらせていただいているし、その他の乙女ゲームの楽曲タイアップにもつながったし、『アニソンキング』というイベントにも昨年末に出させていただいたり。
このアルバムにもつながっているんじゃないかと思うくらい、私にとっても「ここが始まり」という気持ちが強いです。そして梶浦さんの曲をこれまで歌わせていただいてきたから、愛の歌を歌えたのかなとも思います。梶浦さんの曲って残酷なものでも愛があったり、詞もサウンドも深くて。丁寧に歌うということは、かみしめながら歌うことでもあって。温かみのあるものも表現できたのかなという気がしました。
●収録曲の中で印象的な曲は?
――そして全曲通して聴くとアッパーチューンとバラードの中間がなくて、アップダウンの激しさにもビックリしました。
織田:上げて下げて(笑)。飽きさせたくないし、これだけ様々な曲を歌ってきたんだというストーリーも感じてほしくて。私にとってのベストバランスです。
――でもガチャガチャせず、聴きやすいのは織田さんの声質や歌い方の力だと思います。
織田:うれしいです。
――ご自身的に新曲以外で印象深い曲といえば?
織田:やっぱり『始まりの記憶』ですね。あと『日の当たる場所へ』は私が好きなブラックミュージックの要素がちょこちょこ入っていて。なるけさんも好きで、レコーディングで私が失敗しても「かっこいい~」って。またスタジオもSound Horizonの曲などいっぱい録っていた場所だったんですけど、閉鎖になってしまうことになって。思い入れの深い方と思い入れの深いスタジオということで思い出に残ってます。
そして最後『Calling』。この曲で終わろうと最初から決めてました。梶浦さんの曲を歌うって、自分にとって特別なことで。子供の頃から梶浦さんの曲を聴いていたし。FictionJunctionの1st ライブのアンコールでは泣いちゃいましたから(笑)。「織田かおり名義の曲を書いてあげたい」と言ってくださったこともうれしかったし、代表曲にもなって。私の宝物です。
――壮大な『Calling』を聴き終わると、「聴いたな」という充足感と達成感があります。
織田:この曲順は私にとって120点満点なんです。リピートで聴くと私の中では『Calling』→『PLACE』もきれいにつながっています。ぜひこの曲順で聴いてほしいです。
●1stワンマンライブは男性限定、女性限定ライブ!
――ジャケットはFictionJunctionやSound Horizonのステージで見る衣装がドレスなど神聖な雰囲気のものが多いので新鮮でした。
織田:いつも黒か赤ですし、裏面の写真のようにこんなに足を出したりしませんからね(笑)。今回、デザインなど女性スタッフの意見を意識的に取り入れましたが、女性の視点のほうが女らしさが出るのかなと。それにこういうビビットな色使いも、私の普段のファッションと同じで、素に近いです。
――4月14日(日)には発売記念ライブも開催されますね。
織田:ワンマンは2009年の1stライブ以来です。あの時はクリスマスライブでアコースティックだったけど、今回は織田かおりのオリジナル楽曲がメインになるので、純粋な1stライブと言ってもいいかも。6年やってきたからこそ、お見せできるものがあって、思い切りぶつけたいです。
また乙女ゲームの曲をたくさん歌わせていただいていることもあって、若い女性ファンの方もいらっしゃって。そういう方々はスタンディングのライブに行くのはハードルが高いようで、せっかくだから体験してほしいなとそれぞれ限定ライブにしました。男性の方も気を使わなくていいかなと思うし。女性限定ライブも男性限定ライブもアルバム曲を中心に歌いますので、ぜひ遊びに来てください!
――ありがとうございました!
◆『PLACE』/織田かおり
発売日:2013年2月6日(水)
価格:3,150円(税込)
発売:ティームエンタテインメント
<ライブ情報>
織田かおり 1stソロライブ『PLACE』
2013年4月14日(土)東京・六本木morph-tokyo
女子限定PLACE 15:30開場 16:00開演(女子のみ入場可)
男子限定PLACE 18:30開場 19:00開演(男子のみ入場可)
整理番号付きスタンディング 3,000円(税込・ドリンク代別)
一般発売日:3月30日(土)
問い合わせ morph-tokyo 03-5414-2684
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>>織田かおり公式ブログ
>>織田かおり公式Twitter