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『マジェスティックプリンス』OP担当・昆夏美さんインタビュー!

春アニメ『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』でOPを担当する新人アーティスト・昆夏美さんインタビュー!

 2013年4月スタート予定の新番組『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』。先日そのOPとEDの担当アーティストが発表されたばかりだが、早速そのOP担当である新人アーティスト・昆夏美さんにお話を伺う機会を得た。

 昆夏美さんは、ミュージカル界の新世代の歌姫として注目される舞台女優! 数々のミュージカルで披露してきた伸びやかな歌声を、本作のオープニングテーマでも聴かせてくれるとのこと。

 まずは本人のパーソナルな部分を聞きつつ、『マジェスティックプリンス』の魅力や、OP曲の聞き所などをご紹介する。

──まず、自己紹介をお願いします。

昆夏美さん:普段はミュージカル女優として活動している、昆夏美です。今回はアーティストとして『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』のOPテーマ曲を歌わせて頂くことになりました。ミュージカル以外に歌手として活動させて頂くことが初めてなので、これから頑張って行きたいと思います。よろしくお願い致します。

■石川千晶さんが手がけたOPテーマ曲「私は想像する」について

──最初に石川さんが作った楽曲を聞いたときの感想を教えてください。

昆夏美さん:最初にデモテープを聞いたときに、千晶さんの声と曲がすごくマッチしていたので「私が歌ったらどうなるんだろうな」ということが、第一に思い浮かびました。歌ってみると、すごく難しかったです。とても世界観のある曲だなと思いました。

──実際に、レコーディングされてみていかがでしたか?

昆夏美さん:レコーディング自体が初めてだったので、すごく楽しかったです。ミュージカルとは違う歌唱になるので、難しかったです。いつも生で一曲通して歌ってるのに、レコーディングで1曲通して歌うのがすごく難しくて。「こんなに1曲通して歌うのって難しかったっけ?」と思いながら歌っていました。でも、千晶さんがすごく優しく指導して下さって、丁寧にレコーディングをしました。最終的に完成した楽曲を聞いたときに「これは皆さんに喜んで頂けるんじゃないかな」と思いました。

──具体的に苦労した点や難しかった点を教えてください。

昆夏美さん:友達とカラオケに行って歌謡曲を歌っても「ミュージカルっぽい」と言われてしまうんです。いつもは気にしないんですが、今回はそれがちょっと脳裏を過ぎりました。ミュージカルとは違う歌唱で、自分を見せなくてはいけないと思いました。千晶さんが作って下さった素晴らしい作曲の部分を引き出すのも、私の歌唱力や表現の仕方なので、そこを曲に乗せるのが苦労しました。

──石川千晶さんからのご指導では、具体的にどんなことがありましたか?

昆夏美さん:千晶さんは、ここをこうして、ああしてというふうには仰らなくて、私の個性を尊重して下さいました。歌いだしの<私は想像する>の部分を、本当はカチカチ歌って欲しかったみたいなんですけど「そっちの方が女の子らしいから、そっちにして。若いから」みたいな(笑)。私のことを尊重してアドバイスして下さいました。

──カップリング曲「こころ」について教えてください。

昆夏美さん:カップリング曲の方が、私の本来の歌唱というか、声質や雰囲気に合った曲で、歌いやすい曲でした。仮歌を録ったときに千晶さんが「芝居をしているように歌が聞こえるよ」と言って下さって。だから「こころ」は、レコーディングでも何度も流しで歌って、そこからいいものを取っていくというような作り方で録音させて頂いたので、演技しているような感覚で歌いました。しっとりした感じのバラード曲でOPとは、違った雰囲気ですね。

■アニメタイアップ初の昆夏美さんの素顔とは

──普段はどんな曲を聞かれていますか?

昆夏美さん:本業がミュージカルなので、ミュージカルの曲が多いのはそうなんですけど。洋楽も聞くし、西野カナさんや加藤ミリヤさんとかも聞きます。でも、ちょっと前の中山美穂さん「ただ泣きたくなるの」という曲がすごく好きです。最近は、初音ミクの曲に興味を持って、ボカロも聞いています。「コンビニ」という曲がすごく好きで、カラオケになくて歌えないのが残念です。

──今後の歌手活動を進めて行く上で、目標としているアーティストはいますか?

昆夏美さん:フィリピンの歌手でシャリース(シャリース・ペンペンコ)という方がいらっしゃるんですけど、彼女の歌うときのパッションがすごく好きです。どなたかというよりは、自分の表現を持っている方が、国籍問わず好きです。自分も、ただの歌じゃなくて芯のこもった歌を歌いたいなというのがあります。だから、もっといろんな曲を聞いて、自分が目標にできる人をどんどん見つけていきたいな、と思います。

──ミュージカルの世界に入ったきっかけは、何ですか?

昆夏美さん:何かを見て影響を受けたということではなくて、小さい頃から、演じることがすごく好きだし、歌って踊ることが好きだったんだと思います。幼稚園のお遊戯会のビデオを見ると、自分だけ他の子たちより張り切ってやっていて、昔からお芝居が好きなんだな、と。お芝居や歌など、自分が大好きなものが揃っていたのが、ミュージカルだったんだと思います。

──今回の曲はアニメのOPということで、好きなアニメはありますか?

昆夏美さん:最近のアニメはちょっと分からないんですけど、「地獄先生ぬ~べ~」とか。「魔法騎士レイアース」。「美少女戦士セーラームーン」よりは「レイアース」派で。変身グッズやモコナの手乗り人形も持ってました。「おジャ魔女どれみ」も見てたし「明日のナージャ」とか「犬夜叉」とか。昔はたくさん見ていました。

──最近ハマっているものや興味のあるものなどはありますか?

昆夏美さん:ゲームで「バイオハザード」シリーズがすごく好きで、今は6が発売されているので、家に帰って一人でやったりとか。RPGがすごく好きで。「クロノ・トリガー」とかはマニア的な域でやってましたね。あとは、食べることもすごく好きです。友達と一緒にご飯を食べに行くときも「ぐるナビ」を使って調べてから行きます。目的の店が閉まっていたり、満席だったら「じゃあ、どっか近くの店でいいか」じゃなくて、そこからまた調べるんですよ。食への執着がすごいです。

■本編第1話を見終えての感想

──アニメの第1話をご覧になっていかがでしたか?

昆夏美さん:すごく面白かったです。戦闘シーン以外の日常シーンの、ゆるい感じ。主人公が絵を描くことが好きだったりとか。そういう部分が楽しくて。でも、戦闘部分ではガシっとカッコ良く見せていたので、いろんな面があるアニメだなと思いました。

──自分の歌が本編で流れたときには、どう思われましたか?

昆夏美さん:衝撃でビクっとしました。主人公が戦うところで、<わたし~(曲の歌い出し)>が来たから「うお!」と思いました。すごく嬉しかったです。

──アーティスト活動はミュージカルよりもさらに自分の個性が、表に出ると思いますが、どういうところを見てもらいたいですか?

昆夏美さん:ミュージカルでは、自分ではなくて役を見せているので、アーティストをやるときに「自分って何なんだろう」ってところから始まりました。それが、最初の壁だと思うんですよね。役ではなくて、「昆夏美」としてやらせていただいたときに、自分をどう見せて行くかが、私のアーティスト活動のスタートだと思うので、これから探して行きたいです。皆さんと一緒に歩んで行きたいし、行かなきゃいけないな、というふうに思います。

──ミュージカルで日常的にお芝居をやっておられますが、今後声優をやってみたいお気持ちはありますか?

昆夏美さん:今回、始めてアフレコ現場を見学させて頂いて、興味を持ちました。皆さんの立ち回りがすごくて、それに圧倒されました。機会があればやってみたいです。

──ミュージカルでは、芝居の一部として歌が登場しますが、今回はレコーディングの後で、フィルムに歌が入るという形になってどのように感じられましたか?

昆夏美さん:レコーディングのときは、話の内容もそんなに知らない状態だったので、見ていくと「あそこも、もうちょっとこういうふうに歌えば良かったのかな」と思う部分もあったので、もし、ライブなどで歌わせて頂ける機会があったらそういうことも踏まえつつ、歌いたいなと思います。歌はいつも生で歌っているので、もしよかったら舞台「レ・ミゼラブル」を観に来てください。

──今後『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』でやってみたいことを教えて下さい。

昆夏美さん:試写室で見た時に「もっと大きなスクリーンで観てみたいなと」と思いました。テレビでも、十分迫力はあると思うんですけど、もっと迫力たっぷりに。まだ、始まってもいないので何言ってるんだ、って感じかもしれないですけど、映画化したらいいなと思っています(笑)。

──最後にアニメ『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』と「私は想像する」のCDを楽しみにしている方にメッセージをお願いします。

昆夏美さん:男性の方はああいうロボットの戦闘ものが好きだと思うんですけど、私のようなアニメ初心者の女子が観てもすごく面白かったので、いろんな年齢層の方に男女問わず観て頂きたいなと思います。私の舞台しか知らないファンの方々が、私がOPテーマを歌うということで、アニメにも興味を持っていただいて、アニメを観る層が増えたらいいなと思います。アニメの世界観に沿ったオープニングになっていると思いますので、楽曲とアニメ全体を一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです。

<発売情報>
CD◆「私は想像する」/昆 夏美
(『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』オープニングテーマ)
2013年4月17日(水)発売
価格:1,260円(税込)/THCS-60000
発売・販売元:東宝
【収録曲】
1.私は想像する
2.タイトル未定
3.私は想像する(カラオケVer.)
4.タイトル未定(カラオケVer.)

<作品概要>
オリジナルロボットアニメーション『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』
2013年4月アニメ開始予定
<STAFF>
監督=元永慶太郎
キャラクターデザイン=平井久司
シリーズ構成・脚本=吉田玲子
脚本=志茂文彦 
軍事・SF考証=鈴木貴昭
副監督=即座誠
MJPメカデザイン=谷裕司
GDFメカデザイン=森木靖泰 
ウルガルメカデザイン=渡辺浩二
美術監督=前田実
セットデザイン=岩畑剛一
総作画監督=佐光幸恵、高岡じゅんいち、牧孝雄
CGプロデューサー=井野元英二
アニメーション制作=動画工房×オレンジ
オープニングテーマ=昆夏美「私は想像する」
エンディングテーマ=石川智晶「サヨナラっていう」

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