2人の男が1テーマで30分語り合うガチンコトーク番組『森久保祥太郎×浪川大輔 つまみは塩だけ』がスタート! レポート&インタビュー!!
森久保祥太郎さんと浪川大輔さんの声優界2大スピーカーがタッグを組んだラジオ番組『森久保祥太郎×浪川大輔 つまみは塩だけ』が当サイトとラジオ大阪、ラジオ日本にてスタート! 毎回リスナーから送られた1テーマのみで30分間、Twitterも駆使しながらトークしていくラジオ番組です。第3回放送の収録の模様とインタビューをお送りしましょう!
森久保さんからの熱烈ラブコールに応えて浪川さんとタッグ実現!
関西のアニラジゾーンと言えばラジオ大阪の「1314V-Station」。アニラジ界の老舗とフロンティアワークスががっちりタッグを組んだ。ラジオ大阪にて10年間、パーソナリティを務めている森久保祥太郎さんが、浪川大輔さんにラブコールして実現したのが『森久保祥太郎×浪川大輔 つまみは塩だけ』。
30分間、1テーマだけでロングトークしていくスタイルは革新的! 文字通り、トークのつまみはリスナーのメール&Twitterだけ。番組スタートの経緯は現在配信中の0回放送(3月11日 昼12時頃で掲載終了)とインタビューをご覧いただくとして、まずは2月25日に配信された第3回放送の収録の模様をお届けしましょう! 現場に到着するとメールを見ながらの打ち合わせ。既に収録が始まっているのかのようなトークで、スタッフと盛り上がるあまり、「それは本番にとっておきましょう」と言われる場面も。
第3回放送のテーマはなんと……!?
浪川さんの台湾にイベントに行ったエピソードからスタート。「普通に仕事の話なんてさせないよ!」とさえぎろうとした森久保さんだが、「台湾でも森久保さん人気すごくて」と言われると頬が緩む森久保さん。また浪川さんも台湾の女子がかわいいと連発。肉食系男子のコンビらしい。
さて「かんぱ~い」で始まった今回の番組のつまみ(テーマ)は「マグロ」。Twitterのホットワードで「マグロ」が上位に挙がる怪現象が。まず2人のマグロの食べ方は、森久保さんは炙り派、浪川さんは生派とのこと。そこから最初に寿司屋で食べるネタに話題が流れ、最初に食べるネタで浪川さんが「エンガワ」と答えると、森久保さんが「俺も!」と2人でハイタッチ。よく買いに行く寿司チェーン店まで同じで、またハイタッチ。そのハシャギぶりはまるでティーンのようです。
マグロは横たわっているイメージがあるが「僕の中のマグロはずっと泳いでる」(浪川さん)、「動いていないと死んじゃうから」(森久保さん)、「だから僕はマグロでありたい。いつもゴールを目指して」(浪川さん)と意外なマジメトークに発展。
構成作家のパソコンを見ながらTwitterも随時、紹介。急に笑い始めたり、1テーマと言いながらリスナーのツイートを拾って、トークの流れが変わっていくのもこの番組の魅力。「今日はほど良い下ネタもあり、まじめな話もできて、いい感じだったんじゃない?」と満足げな森久保さんと浪川さんでした。
この番組はラジオ大阪にて毎週土曜日23:00~、ラジオ日本にて毎週月曜26:30~から放送中。当サイトでは毎週月曜午後に更新。また最新回を含め4回分のアーカイブも聴けるので、聴き逃した方は急いでリッスン!
森久保祥太郎さん&浪川大輔さんインタビュー
――森久保さんから浪川さんとラジオをやりたいとオファーしたそうですね。
森久保祥太郎さん(以下、森久保):ラジオ大阪でずっと土曜日23時の番組を担当させてもらって約10年。「今回は男2人でやってみませんか?」と打診されて、「どうしても一緒にやりたい人がいるんです」とお願いしたのが浪川大輔君で。お互いのラジオ番組にゲスト出演し合ってはいたけど、レギュラーで2人の番組はやったことはなくて、チャンスがあればとずっと思っていたんです。
浪川大輔さん(以下、浪川):僕をパートナーに指名してもらえたことがうれしくて。普通、企画内容など聞いてから考えるんですが、「もりく……」ぐらいで「ぜひお願いします!」と。2人きりの番組は初めてだから新鮮で、一般的にボケの浪川みたいな印象があるようですけど、森久保さんなら僕の違った面を引き出してくれるんじゃないかという期待感もありました。
――お互い、相思相愛だったわけですね。
森久保:0回放送でも話しましたが、知り合う前から「お前ら似てるな」と言われてて。実際に一緒に仕事したり、飲みに行ったりしたら「なるほど」と。居心地の良さを感じるんですよね。そんな彼とだったら、今までやったことがないテイストでできるんじゃないかと思ったんです。ケガしても一緒に(笑)。
――0回放送はラジオ大阪のプロデューサーも含めた企画会議風の放送でしたが、あれはガチだったんですか?
浪川:もちろんガチですよ! スタジオに行くまでどんな番組なのかも知らされずに。
森久保:僕は「こんな番組にしたいな」というイメージはあったんです。コーナーをたくさん作ったりせず、2人のストレートトークだけで30分やりたいと提案しました。僕らは飲みに行っても食事に行っても会話が尽きなくて、マジメな話題から下ネタまでどんなことでも話してる仲なんで、それをそのまま出したいと。
浪川:ある意味、僕らが裸一貫で勝負するという。おもしろそうだと思ったし、やりがいも感じました。「本来のラジオのあるべき姿かも」って。怖いですけどね。
森久保:あと、もう一つの希望が、話のネタはリスナーの皆さんのメールやTwitterを元にしたいと。そんな想いを熱く語りました。そして迎えた記念すべき第1回をインフルエンザで休むという……。
――0回、1回とラジオ史に残るサプライズ放送でした。
浪川:あれは驚きましたよ! いきなりドッキリかと思った。1人だし、台本は2ページしかないし、どうすればいいんだとパニックになりました。OPトークなんて「最近どうすか?」しか書いてない(笑)。プレッシャーがすごかったです。
森久保:本当にごめん。1回目ということで気合入ってたんですよ。公園を散歩しながら「あんな風にしよう」といろいろ考えて。
浪川:でもOPで電話をつないで話したら、本当に具合が悪そうで。だったら森久保さんがいないのを逆手にとって、「森久保さんの秘密」というテーマで暴露しまくっちゃおうと。
森久保:家で番組のTwitterを見てたら、いろいろなことが書かれて。「どんな話をしてるんだ!?」ってドキドキしました。「この話は違う!」と叫んだり(笑)。いつか仕返しをしたいです。
浪川:リスナーからも来てました。もう絶対休めません!
――森久保さんが戻ってきて、本当の1回目となる2回放送では「音楽」をテーマに熱く語ってましたね。
森久保:2人での1回目なので、展開しやすいテーマを選びました。
浪川:僕のニューアルバム『Ring』から曲も流れたんですけど、まさかあんな形になるとは……。でもプロデューサーから「そんな話しやすいテーマ選ぶなんて、楽するんじゃない!」と怒られました。
森久保:僕らから、かけ離れたテーマにも挑戦しなきゃダメだと思いますね。その結果、3回目のテーマが「マグロ」。
浪川:でも、あれも終わってみるとおもしろく転がりましたよね。
――番組公式ページのTwitterに「今日の夜に収録するので、このテーマで送ってください」とか書かれて、どこまで赤裸々なんだろうと思いました(笑)。
森久保:男らしいでしょ?
浪川:そして今日のTwitterのホットワードで、なぜか「マグロ」が上位になってて。リスナー以外はワケわかんないですよね(笑)。
森久保:リスナーもどんな使われ方をしているのかは番組を聴くまでわからないという、スリルと楽しみもこの番組ならではかなと思います。そしてオンエアを聴いて、またツイートしてくれて。それを読むのも僕らは楽しみで。いい形でコミュニケーションがとれているかなという気がします。
――タイトルも男らしいですね。タイトルだけではいったい何の番組なのか、わからないところも。
森久保:2人共、酒飲みだし、塩ひとつまみで酒が飲めるみたいに、リスナーのメールがあれば、おいしいトークが味わえると。
浪川:収録も夜だから、夜のテンションでしゃべってて。基本は1テーマで30分話し切るスタイルですが、たまにメールをひたすら読んでいく回があっていいと思ってます。
森久保:まだ何もない番組だから今後何が起こってもおかしくないよね。
浪川:ゲストを呼んでみたり。
森久保:ゲストをつまみにするのもありだね。
――本編が終わった後に演歌風のBGMにのっての反省会トークも毎回おもしろいですね。
浪川:反省しているか、どうかは別として(笑)、話しまくった後、クールダウンする時間が欲しいと思ったんです。
森久保:一気にしゃべった後にひと呼吸して、「大丈夫だったかな?」と振り返るみたいな(笑)。
――0回放送で、プロデューサーが「岩田光央さんと鈴村健一さんの『スウィートイグニッション』 に続く看板番組に」とか「10年続けてほしい」と語るほど期待の大きさも感じます。
森久保:あの人はだいたい新番組が始まるたびに「10年続ける!」と言ってますから(笑)。
浪川:塩がないとお酒が飲み続けられないのと同じで、皆さんのメールやTwitterが重要です。
森久保:みんなの塩次第で、その日のトークが和風になったり、時にはエスニックになったりと変わるのもおもしろいところで。バカバカしい話で終わることもあるだろうし、まじめな回もあるかもしれない。感動することも……。
浪川:僕らはしょっぱいトークをしないようにしないとね。
森久保:うまいね! 皆さんの塩で、僕らのトークをおもしろく転がしてください。
浪川:みんなと作っていく番組なので、ぜひ参加してください。収録当日にTwitterで募集することもあるので、番組公式Twitterをフォローして、こまめにチェックしていただければ。
森久保:あとプロデューサーが番組グッズを作りたがっているので、家で塩やお酒を作っている方は番組までご一報を!
森久保:では、次はラジオで、僕らと……
森久保・浪川:かんぱ~い!