杉山紀彰さん、高戸靖広さんがパーソナリティ! 『ヘタリアWEBラジオ ~ヘタリラ The Beautiful World~』第3回&第4回収録現場レポートと独占インタビューをお届け!!
現在、アニメイトTVほかにて絶賛配信中のアニメ『ヘタリア The Beautiful World』。大人気の本作の魅力はもちろん、キャスト陣の楽しいトークが繰り広げられることで、アニメとともに話題になっているのが『ヘタリアWEBラジオ ~ヘタリラ The Beautiful World~』だ。
パーソナリティを務めるのは『ヘタリアThe Beautiful World』メインキャスト陣。回ごとに担当するパーソナリティの組み合わせが異なるので、聴き逃してしまうともったいないことをしてしまった気になるほど、とてもおもしろい番組になっている。
今回、第3回「イギリス編」、第4回「ロシア編」の収録現場にお邪魔したので、現場レポートとパーソナリティを担当した杉山紀彰さん(イギリス役)、高戸靖広さん(ロシア役)の独占インタビューをご紹介しよう。
●じつは勉強にもなる「ヘタリラ」!
収録前、杉山さんと高戸さんをスタッフが囲みながら、第3回と第4回の番組内容について打ち合わせ。リスナーから届く多くのメールを読みながら、思わず笑ってしまう2人。メールはバラエティに富んでおり、アニメの感想や各キャラクターへのツッコミ、キャストへの質問、リスナー自身の身に起きた出来事、と、2人はとても楽しそうに読んでいた。
5期になって登場した“もちたりあ”についてのおたよりが多くあったようで、スタッフが用意したイラストを見ながら、「このもちってどれが誰だっけ?」と素のトークが盛りあがってしまい、打ち合わせを忘れてしまうほど。
それぞれの回で紹介するメールが決まると、「じゃあ、どのメールをどっちが読む?」(高戸さん)と2人で相談。杉山さんは、「僕は高戸さんにお任せしますよ」と譲り合う2人の相談風景からは、癒しオーラを感じられるような雰囲気だった。記者が印象的だったのは、高戸さんが杉山さんのことを時折「杉さま」と呼ぶことだ。呼ばれた際に、ちょっと照れた様子の杉山さんがかわいらしかった。
番組はメールを中心としたトークがメインとなっており、アニメの感想メールを紹介しつつ、高戸さんと杉山さんがアフレコ現場の裏話などをしたり、意外なプライベートを明かす素のトークをしたりと盛り沢山だ。
トーク以外では、各国のいろいろなものを実際に味わったり遊んだりするコーナー「ヘタリラ万博」が大盛り上がり。イギリス編ではイギリスが用意した「紅茶とスコーン」が、ロシア編ではロシアがかわいがっているというマトリョーシカが登場。
[イギリス編]
高戸さんは赤いラインの入ったティーカップを、杉山さんが青いラインが入ったティーカップをそれぞれ使用し、ゆったりとしたティータイムを堪能。しかし、意外な事実が判明したことで、大爆笑のコーナーに…。
[ロシア編]
かわいらしい女の子柄から、ロシア生まれのキャラクター・チェブラーシカ柄など数多くのマトリョーシカがスタジオのテーブルに用意。興奮した様子ですべてのマトリョーシカを開けていく2人だが、チェブラーシカのマトリョーシカを開けると驚きの展開が……。あまりの出来事に、しばらくの間、マトリョーシカから目が離せない2人が印象的だった。
何より驚かされたのは、高戸さんと杉山さんの博識ぶり。各回で2人の、あふれんばかりの知識が披露されているので、ぜひチェックしてみてほしい。この番組を聴くことで『ヘタリア』についてはもちろんながら、あらゆる知識が身につくかもしれない。
●収録後の杉山さん&高戸さんの独占インタビュー!!
――イギリス編&ロシア編の収録、お疲れ様でした。まずは収録を終えてみて、いかがでしたか?
杉山さん(以下、杉山):『ヘタリラ』が『ヘタリアWEBラジオ ~ヘタリラ The Beautiful World~』にリニューアルしたということで、本当に久しぶりにやらせていただきました。実は高戸さんとラジオで共演することが初めてだったので、すごく新鮮で楽しかったです。
高戸さん(以下、高戸):確かに……よくよく考えてみると、初めてだよね?
杉山:そうですよね。
――それは『ヘタリラ』に限らずということですか?
杉山:他の作品でもないですよね?
高戸:本当に今回が初めて。せっかくのラジオ初共演なのに、こんなぐだぐだで良かったのかな?、と思っています(笑)。杉山さんはすごく真面目にやろうと思っていたのに、私がしっちゃかめっちゃかにしてしまって…。これで大丈夫かな?と思いつつも、私も楽しかったです。
杉山:とんでもないですよ! むしろ僕がぐだぐだですみませんでした。
高戸:リニューアル前の『ヘタリラ』では、甲斐田(ゆき)さんと一緒で、その時は甲斐田さんに全部進行を任せてしまったので、今回こそはがんばろう!と思ったのですが…見事に空回りしてしまいましたね(苦笑)。
――ラジオ初共演とはいえ、とてもリラックスした雰囲気のなか、収録が進んでいました。
杉山:とても和やかな雰囲気でしたね。
高戸:和やかすぎだろう!って感じじゃなかった?(笑)
杉山:いえいえ、この空気感が楽しかったです。こういう雰囲気のラジオもたまにはいいかな、と思ってもらえると嬉しいですね。
高戸:ゆるゆるな感じが『ヘタリア』らしいと思っていただければ何よりです(笑)。
――最初に2人でパーソナリティを担当する、というお話を聴いたときはどのように思いましたか?
高戸:全部杉山さんに任せておけばいいかな、って思いました(笑)。
杉山: (笑)。僕は高戸さんについていこうと思っていましたよ!
高戸:だって、私がぐだぐだな進行したとしても、「『ヘタリア』の良心」である杉山さんがいれば安心だなって思ってたから……。
杉山:僕は、高戸さんが話しやすくて柔らかい雰囲気を持っていらっしゃるので、初めてでしたけどすごくやり易かったです。
高戸:ありがとうございます!
――今回、イギリス編(3月15日更新予定)&ロシア編(3月29日更新予定)の2本を収録しましたが、それぞれ印象深い出来事を教えてください。
高戸:それはやっぱり、チェブラーシカだね(笑)。
杉山:最後の最後に、チェブラーシカのマトリョーシカがあんなことになっているとは……。
高戸:すごいよね、見事なオチが。
杉山:僕はカルチャーショックでした(苦笑)。これはぜひラジオを聴いて頂きつつ、ラジオ配信ページの写真に写るマトリョーシカを見て頂くと、理由が判るかなと思います。
「どんでんがえし」が凄かったです。
『イギリス編』では、ティータイム(コーナー:「ヘタリラ万博」)が印象的でした。スタッフさんに用意していただいたジャムがウクライナ産で、英国王室御用達の紅茶が中国産だったということに、思わず笑ってしまいました(笑)。
高戸:ジャムがウクライナ産でよかったけど、もしベラルーシ産とかだったら「帰って」って言っちゃうよ(笑)。
杉山:それはそれで面白いですけどね(笑)。あとロシア編の「世界の歩き方」はかなり面白かったです。外来語に関するお話で、ロシア語なのに日本語のように定着した言葉をいくつかご紹介したのですが、その場でスタッフさんがフランス語やドイツ語、イタリア語発祥の外来語を調べてくださって、想像以上に数があって…僕、イタリア語のオチで爆笑しました(笑)。(※オチとは何かはラジオ本編で確かめてね!)
――新コーナーとして、外来語特集みたいなものがあってもおもしろそうですよね。
杉山:勉強にもなりますね。日本には漢字、ひらがな、カタカナという言葉があって、カタカナのなかには外来語があって……ちょっと独特じゃないですか? 島国なだけあって、いろいろな国から入ってくる言葉を取り入れたり、消化したりしながら3つの言葉を自分たちの文化にしているということを今回、色濃く感じました。調べれば調べるほど、純粋に日本の単語としての意味合いを持っている言葉って、実は少ないのかなと思いました。
高戸:日本人は勤勉だからそういうことができたんでしょうね。だから、アメリカ人は日本人にローマ字を教えたんですよ。何故かというと、単一民族で自分たちの国の言語を「漢字、ひらがな、カタカナ」という3つの言葉として書ける国は他に無くて、こんなに勤勉で他国の言葉を自分たちの文化に取り入れてしまう民族に、もし英語を教えたら全部解読されてしまう、と恐れ、英語ではなくて敢えてローマ字を教えたそうですよ。
杉山:すごい詳しいですね! 逆に日本語の中で、世界にはその意味を持つ単語が無いから広がっていった言葉ってあるじゃないですか。「寿司」とか写真の「ぼけ」とか。
高戸:「写真がぼける」って日本からなの?
杉山:そうなんですよ。カメラの発祥は外国なのに、「写真がぼける」という概念が外国にはそもそも無くて。だから広がっていったんです。…こんな風に、意外な発見をすることがあるので、「外来語特集」のようなコーナーがあると面白いですね。
――外来語特集のコーナーも楽しそうですが、今後、ご自身がパーソナリティとして出演した際の、自分だけのコーナーを持てるとしたらどんなコーナーがいいですか?
高戸:「美味しいものを食べよう!」のコーナーは?
杉山:いいですね。イギリスは料理が美味しくないと言われているので(笑)、オーソドックスなイギリス料理に日本的な味付けをして、如何に美味しく出来るか? なんてコーナーをやってみたいです。
高戸:それは「ちょい足し」ってこと?
杉山:そうですね。「フィッシュ・アンド・チップス」なんてお手軽だと思うんですけど、それにちょい足しをして、いかに「美味い!」と言わせることが出来るかという……。
高戸:でも、日本のバーで出てくるフィッシュ・アンド・チップスは、日本人の口に合うように作られてるじゃないのかな? だからイギリス流にちゃんと作って、それでちょい足ししないとダメだよね。
杉山:ちょい足しを含めて、どうしたらイギリス料理が美味しくなるかのアイデアを送っていただいて…というコーナーができたらいいなと思います。
――ありがとうございます。では最後に「ヘタリラ」はもちろん、『ヘタリア The Beautiful World』を楽しみにしているファンヘのメッセージをお願いします。
杉山:アニメは第5期の配信がはじまって、「ヘタリラ」もリニューアルスタートしました。アニメ、ラジオ、ドラマCDといろいろな媒体でまた『ヘタリア』の展開が始まりましたので、いろいろな方向から『ヘタリア』を楽しんでいただけたらうれしいです。「こんなのを見てみたい」「ここがおもしろかった」「これをやってほしい」というようなご意見やご感想を版元さんに送っていただけると、何かしらの形で反映されるかもしれませんので、よろしくお願いします。
高戸:待っていてくださった方もいるでしょうし、お友達から聴いて「アニメを見た」「ラジオを聴いた」という方もいらっしゃると思いますが、今後とも引き続き、応援してください。私たちもみなさんと一緒になって楽しんでいけたらいいなと思っています。また、私たちが先ほど考えたコーナーを実現したいなと思っていますし、皆さんからも「こういうコーナーを作ってください」というお便りをいただけたら、可能な限り実現できたらと思っています。どしどしご意見・ご感想を送っていただけるとうれしいです。
杉山:すみません、今思いついちゃったんですけど…先ほど話していたオリジナルコーナーの名前、「まずいって言うな! ちょい足しの魔術」とかどうですか?
高戸:お、いいんじゃない! もうコーナー名ついたから、ぜひ番組で本当にやってほしいね。
――スタッフさんによると、ラジオだと難しいそうなのでDVDの映像特典か何かで…と言うことです。
杉山:スケジュール的に厳しいかもしれません(苦笑)。
高戸:じゃあ、もし映像特典でラジオ出張版みたいなことができたとしたら、ちょい足し含め、美術館とか博物館めぐりをするコーナーをやれたらうれしいです。まぁ、僕の趣味なんですけどね(笑)。とにかく、いつか何らかの形でできたらいいなと思います。
【番組概要】
◆「ヘタリアWEBラジオ ~ヘタリラ The Beautiful World~」
隔週金曜配信予定
<第3回&第4回パーソナリティ>
杉山紀彰さん(イギリス役)、高戸靖広さん(ロシア役)
>>「ヘタリアWEBラジオ ~ヘタリラ The Beautiful World~」配信ページ:アニメイトTV
>>『ヘタリア The Beautiful World』本編配信ページ:アニメイトTV
>>アニメ『ヘタリア The Beautiful World』公式サイト/ヘタリアドットコム