来年公開の『魔女の宅急便』キキの母親役が決定!
来年の公開に向けて撮影中の『魔女の宅急便』。小芝風花演じる主人公キキの母親と父親役が決定! 母親のコキリ役には「宮沢りえ」が、父親のオキノ役には「筒井道隆」が演じることに。
宮沢りえが演じるコキリも魔女で、劇中では、キキが一人前の魔女になるため、13歳のある満月の夜に修行へと旅立つまでの期間が描かれる。
コキリが使える魔法は2つあり、一つは薬草を育て、魔法で薬を作る事。キキが住む村は病院から遠く離れた場所にあるため、村人たちはコキリが作る薬を頼りにしている。そして、もう一つの魔法は、ほうきに乗って空を飛ぶこと。調合した薬をほうきに乗って、必要とする人へと届けている。
筒井道隆が演じるオキノは人間で、劇中では、魔女の母親と人間の父親のもと、キキが明るく元気に育っていく姿が描かれる。
また、最新カットとして「キキとコキリが実家で暮らしている様子」と「コキリが魔法で薬を調合しているカット」。そして、宮沢りえさんのコメントも一緒に公開された。
■ 宮沢りえさんのコメント
――撮影を終えて率直な気持ち
今回私が参加させて頂いたのが4日間掛けだったので、もう少し携わっていたいなという素晴らしい現場でした。
私の初日がクランクインだったので、初日はみんな探り探りではないけれど、エンジンがかかるのを見届けて、2日目3日目が凄くスムーズになって行く現場で、本当に楽しい現場だったので、4日で終わってしまうのがすごく寂しいです。
小豆島行きたいです。笑
――監督の演出はいかがだったでしょうか?
取りたいとか、目指している所に全くぶれのない方なので、本当に安心して、監督のおっしゃる通りにやっていれば、間違いないなっていう安心かを凄く与えてくださったし、キキちゃんに演出して部分でもとてもいい意味でとてもクールな部分がおありで、「」てもともと邦画で、皆さんがご存知の宮崎さんのアニメがあって、とてもメルヘンチックなお話だけど、ずごくリアリティを持って、進んでる感じが、信頼出来るなって感じがすごくしました。
――キキの母親コキリを演じるにあたって、特にされたことはありましたか?また演じる際にはどんな所を大切にされたかって言うのを聞かせてください。
いわゆる、魔女と言っても西洋のおどろおどろしい感じとはちょっと違うと思うんですよね。生活の中に、魔法が交じっているという感じ。筒井さん演じるオキノさんは魔法が使えない訳で、そうゆう人と結婚して子供を産んで、とても普通に生活の中に、魔法があるっていう感じがでたらいいなって思って、あまり下準備っていうのは、うーん・・・あまりしてないですね。現場に来て、セットが本当に素晴らしいし、私が薬を作る、調合場って言うんですかね、そこのどれをとってもテンションが上がる物が揃っているので、その空気の中で自然と自分が魔女で、この物達で人を救える薬を作っている感情が生まれました。
――小芝さんの印象をお聞かせ願いたいんですけれど、現場で、例えば、どんな風にコミュニケーションを取っているとか、あと女優として、先輩として、そういうお話をされたりするのかなーって聞かせて頂きますか?
そんな先輩として言える程まだまだ私は修行のみなので、言えてないですけど、でも、いろんな事をちゃんと見えてる女の子だなーて感じがして、鏡越しにお芝居をするって言うシーンがあるんですけど、その鏡がない状態でも、そこにどうやってリアリティを持つかって言うのをちゃんと考えていらっしゃるし、なんの問題っていうか不安もなく、普通に女優さんとして一緒に共演出来たと思うし、やっぱり人間としてのキラキラした力は、もう最大限に今活かされているので、キキをやるにあたっては本当にぴったりの女の子だと思います。
――宮沢さんが思う、見所
夢があるし、だけどこう夢に向かって挫折するキキっていうのもいて、その挫折したところからこう乗り越えるっていうただファンタジーではなく人として1人の少女が成長して行く姿が、ほうきに乗ったりしながらも、とてもリアリティがあって、描かれているので、その人間の成長力が人が学ぶ何かを学ぶ姿勢ってやっぱりとてもキラキラしている物だと思うし、そういう所が、凄く出ている気がします。
――小芝さんのデビュー作という事で・・・
だからご本人の自分の役者としてのステップとキキのステップて言うのがリンクされていて、それに携われて嬉しいです。
――コキリ役として出演を決められた理由
やっぱり魅力的な世界ですし、もちろん私も娘がいるので、絵本を読んだりとか、アニメを見たりして、こんなファンタジーの世界にとても心を動かされて、笑ったり泣いたりして見れるものをリアルな実写版でやるていうのはすごく興味がありましたし、もう単純に出たい!っていう思いが湧きました。
――国民的な作品で、普遍性をもった作品ですもんね。
その今までのイメージを大事にする部分と実写版とう意味で、いい意味で、今までのイメージを壊しても員じゃないかなと思うし、何より、空を飛べたのが楽しかったです。
笑
このカメラにどんな顔でおさめられたのかと思うとちょっと恐怖ですけど・・
。もちろんCGで力を借りながらといのもあるかと思うんですけど、監督の最初にお話した時にできるだけリアルに飛ぶ瞬間の体とか、っていうのを移したいんですっていうのがすごく印象的でしたし、撮影でも実際にアクションチームの人達と練習したりして、100%CGっていうより、肉体の可能性っていうのを映っているのが素敵だなと思います。
――筒井さんの印象
なんか空気みたいな人です。初めて共演させて頂くんだけど、あれ前にも何度か共演してるかなっていう居様が圧力感なく、空気の様にとても自然だけれど、なくてはならない存在っていう感じがして、ご本人もすごく柔らかい感じがして、健やかな方って思って・・・
――どこにでもいい意味でいれる方・・・?
うーん、そうですね。
オキノさんの学者としてのある意味で追求していくエネルギーを持ってらっしゃる気がするし、ただこうほわーっとしてるんじゃなくて、そのバランスがすごくぴったりだと思います。
――すごい希有なかたです。空気の様な・・・
そうですねー。
――公開を楽しみにしている方へ一言
私も撮影の現場に来て、セットを見て、とてもひとつひとつが大切に作られている世界のなかで演技をしていて思いましたけど、大事に積み重ねて作り上げて行く感じを凄く感じてますのでその密な空気をお楽しみ下さい。
――小芝さんにアドバイス・メっセージ
主役で凄くエネルギーの居る事だし、体力も必要とされると思うんですけど、キキが困難を乗り越えていくように、なにか壁にぶつかってもそれを乗り越えられた時のエネルギーはきっと一生の宝物になると思うので、スタッフを信じて、キキを愛して頑張ってください。
『魔女の宅急便』
2014年 来春全国ロードショー
原作:角野栄子 『 魔女の宅急便 (全6巻) 』/福音館書店刊 角川文庫刊
脚本:奥寺佐渡子 清水 崇
監督:清水 崇
主演:小芝風花
>>映画「魔女の宅急便」公式サイト