『となりの関くん』来年1月アニメ放送&配信決定記念♪ 原作・森繁拓真先生&下野紘さん&花澤香菜さんスペシャル座談会をお届け!
来年1月5日よりスタートするTVアニメ『となりの関くん』(『コミック・フラッパー』連載)。授業中に一人遊びに一生懸命な関くんと、隣りの席で見守り、時に攻防を繰り広げる横井さんの2人だけをほぼ描いた異色の学園コメディもいよいよアニメ放送&配信目前!
放送&配信が待ちきれないあなたへ、関くん役の下野紘さん、横井さん役の花澤香菜さん、原作の森繁拓真先生のスペシャル座談会をお届けします。収録秘話や爆笑トークが飛び出し、アニメが更に見たくなる座談会をぜひご覧ください!
●出番があるか不安の関くん役、試される横井さん役!?
──まず下野さんと花澤さんに、『となりの関くん』のアニメ化と、キャストに決定した時の感想を教えてください。
関くん役・下野紘さん:元々、原作を愛読していてコミックの帯を見てアニメ化を知って。「関くんはしゃべらないから横井さんだけかな」と思っていたら、事務所から関くん役が決まったと聞いて、とてもビックリしました。それと同時に「出番はあるの?」と不安に(笑)。驚きとうれしさと合わせて複雑な気持ちになったのを覚えています(笑)。
横井さん役・花澤香菜さん:作品名は知っていましたが、本格的に読んだのはオーディションの前でした。「とてもおもしろいな」と思ったけど、オーディションの原稿を見て、「これは試されるな」って思いました。ずっと1人でお話を進めていかなきゃならないからしゃべりっぱなしだし、マンガのセリフを原稿の形に活字が並ぶとセリフも相当な量で。楽しみな気持ちと緊張感の中、オーディションに臨みました。
●関くんと横井さんを身近に感じられるベストなキャスティング!
──森繁先生はアニメ化が決まった時の感想とお2人のキャスティングに関しての感想をお聞かせください。
森繁拓真さん:アニメ化が決まった時はうれしさもあったけど、「そんなにみんなが待ってるのかな?」と不安も大きくて(笑)。地味な内容で、キャラもシチュエーションも限られていて、こんなにスケールの小さい作品をアニメにしてもらうなんて……。
下野さん:いやいや!
花澤さん:そんなことないですよ!
森繁さん:そうですか?(笑) 描いてる本人はあんまり自信がないので、ドキドキしながらアニメ化のお話を受けました。でもシンエイ動画さんはこういう内容の作品と知って制作してくださるわけで、覚悟を持って取り組んでくださる喜びもありました。
キャスティングについては下野さんと花澤さんが出演するアニメはたくさん見ていますが……。
下野さん・花澤さん:ありがとうございます!
森繁さん:どこか記憶にある身近な人を思い起こさせる、現実味のある声のお2人に決まったことで、より関くんと横井さんを身近に感じられて、いいキャスティングだなと思いました。
花澤さん:(ガッツポーズしながら)やった!
下野さん:ビックリした! どうしたの!?
花澤さん:テンションが上がっちゃって。ごめんなさい(笑)。
下野さん:思い切り喜んでいいんだよ。君は頑張ってるんだから。
森繁さん:本心ですからね。
●力加減が難しい横井さん役、関くんを演じる下野さんが収録で心がけていることは?
──アフレコが始まっていますが、演じていく中で気を付けていること、または変わった部分はありますか?
下野さん:主役がしゃべらないなんて前例がないですから、最初の頃は僕だけでなく、スタッフさんや、アニメに関わる皆さんで相談しながら手探り状態で進めていました。回数を重ねていく中で、「ここはアドリブを入れたほうがいいな」とか「やるんだったらどこまで」という加減が自分の中で少しわかってきた気がします。あとは基本的には横井さん、花澤さんのジャマをしないようにと。
花澤さん:そんな(笑)。
下野さん:あなたがストーリーですから! 僕は作品のスパイスとして、塩コショウを使って、振り加減にも気を付けながらやっていくだけです。
花澤さん:たまに無言でよけてくれる時があって。それで本番後に「ここ(アドリブ)入れたいんですけど」と。そんな下野さんは優しいなって。
下野さん:そういうふうに自分をアピールしていかないとね(笑)。
花澤さん:自分の中で「こうやらなきゃ」と組み立ててから収録に臨みましたが、気合が入り過ぎたみたいで「もうちょっと抑えていいよ」と言われて。今日やった回あたりからペースがわかってきたような気がします。横井さんの一番のピークを決めて、それ以外は自然な感じでやろうって思いました。
下野さん:「横井さんは引っ込み思案で、関くんにちゃんと注意できない人だから」という難しいディレクションにも吸収してしっかり対応するところはさすがだと思いました!
花澤さん:何かちゃかされてるみたい(笑)。
●虎視たんたんとジングルを狙う下野さん
──下野さん的にも花澤さんの横井さん役はバッチリだと。
下野さん:今日やった横井さんで一つだけ問題点を挙げるとすれば、ジングルを忘れたこと。台本やセリフに書いてないところだからね。
花澤さん:最後のセリフの後に、作品名のジングルをお願いされているのをすっかり忘れてて。
下野さん:台本に集中しているからね。
森繁さん:ひと安心したところで。「あっ!」って言ってましたよね。
下野さん:僕もジングルをやりたいんです! ただ残念ながらしゃべっちゃいけないから。
花澤さん:いいですよ。
下野さん:本当?
花澤さん:本番以外は。
下野さん:じゃあ今度、言い忘れたら僕がやるよ!
森繁さん:使われるかどうかは別として(笑)。
●関くんほどしゃべらないキャラは声優人生初!?
──先ほど収録後にキャストの方から「お疲れ様でした」とあいさつされても、「いや僕はね……」と寂しそうに微笑む下野さんの姿が印象的でした(笑)。
下野さん:収録ではすごく集中してるんですけど、疲れるほどはしゃべっていないので…(笑)。
ただ「入れる、入れない」、「ボリュームはこのくらい?」という地味な作業をずっとやっている感じです。
──セリフなしで、アドリブのみというキャラは珍しいのでは?
下野さん:ここまで徹底してしゃべらないのは初めてですね(笑)。セリフが少ないキャラでもひと言くらいは喋るかなと思うんですが、台本に書いてある関くんのセリフは「?」か「っ」、あとは「はあ」という息くらいなんです(笑)。
花澤さん:でもディレクションは派手に来ますよね。今日も「もうちょっとイッちゃってる感じで」みたいな(笑)。
●下野さんも森繁先生も収録で新たな発見が!
──森繁先生はアフレコをここまでご覧になってみての感想は?
森繁さん:まだ前半ですが、横井さんは回を追うごとによくなってますね。エピソードによって変わるので、ブレたりしないかなと思いましたが、キャラ像がハッキリしていていいですね。
花澤さん:私のマネージャーさんですか?(笑)
森繁さん:関くんもフィットしてます。原作を描いてる時には気付かなかったけど、関くんは忙しい回とそうでない回がありますね。しゃべらないとはいえ。
森繁さん:この回の下野さんはマイクから離れてる時間が長いなとか、この回は集中してて、吐息を入れてるなとか。回によって関くんの違いがあることがわかりました。
下野さん:演じていて思ったんですけど、原作を読んでいる時に「ここで入るんだろうな」と思っていたところは実は横井さんの長いナレーションで、ジャマになるからいらなかったり、「ここはいらないだろう」と思った部分に結構入ったり。「ちくしょう!ここに入るのか。見逃してたぜ!」という、読者としても予想外さがあって凄く楽しいです。
森繁さん:僕自身もアフレコを見ていると発見が多いです。
●自身と関くん、横井さんとの共通点は?
──演じるキャラの印象と自分との相違点を挙げるとすれば?
下野さん:関くんを言い表すとすれば、ただ遊びたい、欲望に忠実な男の子。あと神経質でビビリで冷静沈着なイメージがあるけど、遊んでいる途中で予想外の展開になるとすぐオロオロして…そこが高校生らしいなと思います。動揺しなくなったら、ただの職人ですからね。
(一同爆笑)
下野さん:職人技があるけど、まだまだ子供だなと。すごくこだわりがあるところは共感します。昔、清掃員のバイトをやっていたことがあったんですけど、
花澤さん:へえ、そうなんだ!
下野さん:汚れによって落とし方が違って、関くんが使っていたヤスリを使うケースもあって。「ここをきれいにしたい」という想いが強くなると集中しちゃって、「時間ないよ!」と先輩から注意されたり。いったん気になると集中してしまう、変なこだわりは似ているかもしれないです。あと関くんの趣味の多さには驚きで、とてもマネできません。直接いろいろ教えてほしい。
花澤さん:横井さんはどこにでもいる普通の子で、まじめで優しい?
下野さん:どう見ても優しいでしょ!
花澤さん:関くんにちょっと怒り過ぎちゃったかなと後で反省したり、とてもいい子だなと思います。あと妄想力がすごくあって。
下野さん:ストレスたまってないかな。妄想でいろいろ考えちゃうのもそうだけど、「しまった! あんなことしなければ」と後悔することも多いし。
花澤さん:そうですね。しかも、それを誰かに話すこともできず。でもきっと、楽しいんじゃないでしょうか?(笑) 隣りの席にあんな子がいたら飽きないだろうし、学校に来るのも楽しそう。
森繁さん:そういう子がいたらニヤニヤ観察しちゃいますよね。
花澤さん:私もクラスの個性的な子を目で追ってしまったり、興味を持ってしまうタイプなので、そこは似てるのかな。
下野さん:僕はなんでもないようなところになぜか注目してしまったり、横井さんと似ている部分もあるかなと思います。
●関くんから被害を受ける横井さんの影響の変化!?
──そういえば横井さんは頭がいいけど、関くんも2度目の試験で横井さんの成績を上回ったり実は優秀では?
森繁さん:そうですね。力を使う方向が間違っているだけで。
下野さん:やりたいことをやっているだけだから。でも将来どうなるのか、心配ですね(笑)。
花澤さん:いろいろな職業ができそうだけど。
──横井さんも関くんのことが気になり過ぎて、先生に心配されたり、家庭訪問を受けるはめになったり。大丈夫でしょうか?
花澤さん:う~ん……その分、家でちゃんと勉強するんじゃないですか?
森繁さん:横井さん自身が慣れて、それも生活の一部と。最初はオチとして勉強がおろそかになるように描いていたんですけど、最近それも飽きてきて、横井さんの名声が下がっていく方向に変わって。「あの子、ちょっと変じゃない?」と人間性が疑われていくという。
花澤さん:いやあ!
下野さん:かわいそう(笑)。成績面では環境的に慣れてきたけど、関くんと同じ部類に見られ始めていると。
花澤さん:それはヤバ~い!
森繁さん:「横井って変わったところあるよね?」みたいな方向にシフトしてます。
下野さん:ちょいちょい関くんと付き合っている説がクラス内で流れているし。
花澤さん:それ、じわじわ来ますね(笑)。
●気になる2人以外のアニメの登場キャラ
──せっかくの機会ですので、先生に聞いてみたいことはありますか?
下野さん:アニメにはレギュラーで誰が出てくるんですか? 空気が読めない宇沢くんとか。
森繁さん:たぶん出ます!
下野さん:やったー!
花澤さん:じゃあ横井さんと友達になりたがっている後藤さんは?
森繁さん:重要人物の一人なので出てくる予定です。
森繁さん:でも宇沢くんと後藤さんが出てきたら、花澤さんの作業量が半分になりますよ。
花澤さん:そうだ!
下野さん:特に後藤さんが出る回は、ほとんど後藤さんがしゃべるから。
花澤さん:スタジオでいつも私だけ暑がっているけど、涼しくなれそう(笑)。
森繁さん:詳しくはアニメを見てのお楽しみということで。
──ロボット家族と避難訓練をするお話で、関くんがクラスメイトとしゃべるシーンがありましたが、関くんがしゃべる機会があるのでしょうか?
下野さん:もしそのシーンがあったら、僕の予想ではガヤです。
森繁さん:よくわかりましたね。
下野さん:やっぱり! 横井さんとは離れていて、横井さんのモノローグということはガヤです。そんなにはっきりしゃべりませんよ!
花澤さん:なぜそんなにどや顔で(笑)。
森繁さん:関くんのセリフがある時は消してくださいと言って ますから。「ハハハ」のところも。
下野さん:僕自身も笑う時でもなるべく声を出さないように、基本は息にしようと思ってやってます。1話のシーンもそうでした。
森繁さん:それはよかったです。思いがけない声でした。
下野さん:「きゃ」と言わず、頑張りました(笑)。
●主題歌「迷惑スペクタクル」を視聴され、花澤さん赤面!?
──主題歌は横井さんが歌う「迷惑スペクタクル」ですが、歌ってみた感想は?
花澤さん:最初が早口な曲なので、「かまないで言えるかな?」とちょっと心配で(笑)。歌詞も横井さんの気持ちそのもので、まるでセリフみたいだなと思いました。レコーディングのスタジオでも原作を読んで横井さんの気持ちを確かめながら歌いました。
森繁さん:いい曲だなと思っていましたが、歌っていただくことで更にイメージがピッタリ重なって。
花澤さん:ありがとうございます。
森繁さん:曲調と声の感じが少女マンガっぽいんですよね。それも一昔前の。男の子に振り回される普通の女の子の様子がコミカルでかわいく描かれていて。『となりの関くん』自体が、女の子のモノローグで、男の子を観察しながら振り回されるという少女マンガっぽさがあって。実際、少女マンガと間違えて買う人もいるとか、いないとか(笑)。少女マンガ家の姉 の影響で、僕がたくさん少女マンガを読んで育ったこともあると思うけど。最近の少女マンガは違いますね。ガンガンキスしますから。
森繁さん:最近はキスの先を描くのが流行っちゃってて。
花澤さん:ジャンルはちゃんと分けられてるじゃないですか? そういうのを読みたい人はそっちで。
──少女マンガについての話題はそれくらいに(笑)。 では下野さんが「迷惑スペクタクル」を聴いた感想をお願いします。
下野さん:実はまだ聴いていないんです…。だから2人の会話の意味がよくわからなくて。僕だって花澤さんのナイスボイスで歌われていたものを聴きたいですよ。
編集さん:じゃあ、ここで流しましょうか?
下野さん:いいんですか!?
花澤さん:え~っ!
森繁さん:では試聴会を(笑)。
(全員で「迷惑スペクタクル」を聴く。下野さんがニヤリしながら花澤さんの顔をのぞくと)
花澤さん:私を見ないで~!
森繁さん:周り取り囲んでいいですか?
花澤さん:やめてくださ~い!
下野さん:確かに少女マンガの主題歌っぽいですね。サウンドの雰囲気も今風のような、どこか懐かしいようなところがあって。
(視聴終了後、下野さんが拍手しながら)
下野さん:いやあ、かわいらしいですね~。ナイス、ボイス!
花澤さん:イジメですよ!(笑)
●花澤さんの小学生時代の遊びに一同爆笑!
──ちなみに『となりの関くん』の作中の授業サボリネタでやったことがあるものは?
下野さん:ゴルフをやりました。指ではじいて、カップを狙って。
森繁さん:あるある!
下野さん:ロボット家族じゃないですけど、レゴブロックの人形を使って、ふすまを昇らせたり、はまりそうな場所に置いてみたりしてました。
花澤さん:私は手紙を回すのはやりましたね。関くんみたいな配達員もポストもなかったですけどね(笑)。あと妄想のお話を作って発表したりとか。ちょっと痛いんですけど(笑)。
下野さん:そんなことやってたの?
花澤さん:小学生の頃ですけどね。ブランコにみんなを集めて、私がブランコに乗りながら作ったお話をみんなに読み聞かせるという。
森繁さん:すごい演出!
花澤さん:私の、その妄想ノートの表紙はお肉のお弁当の写真に「肉めし」と書いてあって。
下野さん:えっ?
花澤さん:その肉めしのノートを持ち歩いていたから、「肉めし」と呼ばれてて(笑)。それで「肉めしの会」がブランコで私のお話を読み聞かせる会になってました。みんなも「今日、肉めし行こうぜ!」と。
──森繁先生にマンガ化してもらったら?
花澤さん:イヤーッ! やめてくださ~い!
森繁さん:ブランコに乗って読み聞かせはいいですね。「そこまでやるか」感が。
下野さん:でも、それを『となりの関くん』の中で誰にやらせるの?(笑)
●ぜひアニメ化してほしいエピソード
──キャストのお2人が原作の中で好きなエピソードは?
下野さん:アニメで取り上げてほしいのは手品の回ですね。あの関くんのどや顔、すごく好きなんです! 腹立つんですよね! あそこで絶妙な息が入れられるように今から練習しておきます(笑)。
森繁さん:手品の回は2人の直接対決ですからね。
下野さん:あとチェスも横井さんが入ってくることで戦況が変わって。それとパラパラの回。
トヤマ模型店のおじさんがナレーションを入れて、横井さんが「誰~!?」って言ってるのも好きなんです。僕も同じ気持ちだったから(笑)。
花澤さん:(笑)。私はロボット家族が好きです。
森繁さん:ロボット家族が出るのは決まってますからね。僕が作詞して、水木一郎さんに歌っていただいた挿入歌「団欒!ロボット家族」も流れるし。
下野さん:そこははずせないですね!
花澤さん:避難訓練の回は特におもしろかったですね。あとは編み物のお話が好きです。
下野さん:横井さんが今まで一番強気に出た回。
花澤さん:横井さんは編み物検定2級で、自信があるから。
下野さん:「関くん、編み物をなめてはダメよ」って。
花澤さん:あれは反撃できて、すごく気持ちよかったです。最終的には関くんはやっぱり強いんですけどね。でもあのお話はやりたいです。
●5巻同梱DVDが事実上の初収録
──1月4日に原作コミック第5巻が発売されますが、限定版はオリジナルアニメDVD付きとのことですが、収録はいかがでしたか?
森繁さん:実はこのDVDがアニメ最初の収録なんです。
下野さん:現場に来て、花澤さんと2人で「さて、どうしたものか」と顔を見合わせました(笑)。
花澤さん:しかも結構、迫熱したエピソードだったから。
下野さん:「横井さんはそこまでテンションを上げないでください」とか「関くんははっきりと出して」と言われたり。
花澤さん:試行錯誤しながらやってましたね。
森繁さん:全力投球していただきました。アニメのオンエア前日に発売ということで、まずDVDを見て、TVアニメという流れで盛り上がっていただければ。
下野さん:このDVDからアニメ1話まで、2人の演技がどう変わったか、想像するのも楽しいかも。
森繁さん:かなりマニアックな楽しみ方ですけど(笑)。
●関くんと横井さんのクラスメイト気分で楽しもう!
──最後に皆さんへアニメの見どころとメッセージをお願いします。
下野さん:原作同様、アニメも老若男女、誰でも「あっ、これ、わかる!」と共感ポイントが必ずあると思います。原作を読んでいる方も、楽しく感じる魅力的な作品です。関くんの机の上で起こるスペクタクルと横井さんとの攻防を毎回楽しんでください。
花澤さん:シンエイ動画さん独特のパステルな感じの、やわらかいタッチの関くんと横井さんが見られるので、楽しみにしてください。そして関くんの絶妙なアドリブをぜひ生で聴いて、体験してほしいと思います。
下野さん:あとOP主題歌も絶対お聴き逃しなく!
花澤さん:なぜ下野さんが?
下野さん:とても素晴らしい曲なので僕から宣伝させていただきました。
森繁さん:アニメにはいくつも見どころがあります。まず僕らが子供の頃から見て育った、シンエイ動画さんの柔らかな作画。関くんの遊びは僕らが経験したことがある、身近だったものの延長なので、遊びの懐かしさ。そして下野さんと花澤さんの声から感じられる親近感、中高生の頃の青春時代をよみがえらせてくれる声など、様々な要素が折り重なって、1つのノスタルジックなおもしろさを出していただいているアニメなので、そんな感覚を楽しんでいただければ。そして、関くんや横井さんのクラスメートになって、同じ教室にいるつもりで、笑いをこらえたり、我慢できずに笑ってしまったりしながら楽しんでいただければ幸いです。すごくいい作品になっていますので、楽しみにしてください。
アニメ『となりの関くん』はテレビ東京にて、2014年1月5日より毎週日曜深夜2時05分~2時15分放送、AT-Xでも放送予定。1月6日より毎週月曜日より、最新話を同時配信決定。
森繁拓真『となりの関くん』5
2014年1月4日発売
DVD付き限定版 1,470円(税込)
通常版 620円(税込)
発売:KADOKAWA メディアファクトリー
STAFF
原作:森繁拓真(メディアファクトリー刊『コミックフラッパー』連載中)
監督:ムトウ ユージ
キャラクターデザイン:大武正枝
制作:シンエイ動画