声優
グランロデオ ライヴ 2014 G9 ROCK☆SHOWレポ

感謝と決意を滲ませた “GRANRODEO LIVE 2014 G9 ROCK☆SHOW”レポート!

 2014年1月5日(日)、人気ロックユニット・GRANRODEOの新年一発目となるワンマンライブ“GRANRODEO LIVE 2014 G9 ROCK☆SHOW”が開催された。会場となったのは、初となるさいたまスーパーアリーナ。メインステージからアリーナ客席中央まで大きく伸びた花道とセンターステージ、4つの大きなモニターが用意。客席は奥までファンで埋めつくされており、ライヴへの期待が否応なしに高まっていく。

 5分ほど遅れて暗転し1万6千人の大歓声が沸くと……「ブブブーン!」とレーシングの音に続いて「ドドドーン!」と壁が割れる音が響き渡り、車に乗ったKISHOWさん、e-ZUKAさんの二人が登場! ド派手な演出に歓喜と驚きが会場いっぱいに広がるなか、「ハッピーニューイヤー!」の掛け声と共に『黒子のバスケ』第2期OP『The Other self』で口火を切る。赤いサイリウムで染められた客席はジャンプにシンガロングにと早くも最高潮の盛り上がりに。さらに『アウトサイダー』で轟々としたエネルギーを噴き上げ、『SUPERNOVA』で疾走感溢れるビートを炸裂! 三者三様のナンバーで序盤からオーディエンスの心を揺さぶっていく。

 ここで「さいたまスーパーアリーナ! 新年あけましておめでとうございます!」とKISHOWさん。続いてe-ZUKAさんが「超あけおめ!」「超ことよろ!」「超マーシャル!」と“らしい”言葉で新年のあいさつを贈る。1月3日にBSフジで生放送された『ロデオ倶楽部 2014新春たまアリ直前生放送スペシャル!』について振り返りつつ、客席を見渡し「入ってますね~」と一瞬のんびりとした口調でしみじみする2人だったが、そんな感慨に耽る間もなく「最後までついてこれるか!」と煽り『愛のWarrior』へ。さらに『カナリヤ』、じっくり歌い上げる『Passion』と驚異的なヴォルテージで観客を盛り上げていった。

●趣向を凝らした演出に驚きの声が上がった中盤戦!

 オープニングに負けない、天晴な演出で観客を魅了したのが次のブロック。ゴリゴリのハードロックテイストの『baby bad boy』では火柱の特効をバンバン打ちあげ、不穏なギターが鳴り響く『ウィッチハンター』ではマントを羽織ったミステリアスなダンサーたちに取り囲まれたり、妖艶な雰囲気のパーティソング『Beat it, Love!』では旗を持ったダンサーたちと中央ステージまで行進したりと、演出面でのパワーアップを強く感じた中盤戦。そんなカオスな狂騒感を打ち破ったのは、爽やかで切ない『Snow Pallet』。KISHOWさんの振付に合わせて、観客がひとつになって踊る姿がとても美しかった。

 その後テクニカルなソロパートを披露すると、e-ZUKAさんのギターのヘッドからビームが発信され、爆発の特効とともにステージ横にあったそれぞれの幕が落ちて上手側に巨大ジーナ、後に下手側に巨大ロジャーが登場! そのままキラーチューン『NOT for SALE』へと続き、力強く後半の幕を開けていく。勢いの良いナンバーが続くのかと思ったら、今度はバラード『恋音』、中央ステージでアコースティックバージョンの『21st CENTURY LOVERS』をしっとり優しく熱演。先を予想できない“変幻自在”の展開に心を奪われる。

 ちなみに『21st CENTURY LOVERS』前のMCで、さいたまスーパーアリーナの座席の名称である「200レベル(2階席)」~「500レベル(5階席)」を点呼していったKISHOWさんだったが、すかさずe-ZUKAさんが、「(サポートメンバー含め)俺たち4人中、3人中がシャクレベル!」と言い放ち、会場を爆笑の渦に巻き込んでいた(モニターでアゴをクローズアップされ、より大きな笑いが起きていた・笑)。

●ファンへの「ありがとう」の気持ちがにじんだ後半

 あっという間にいよいよライヴもクライマックスへ突入。『偏愛の輪舞曲』『Soul crazy』『Once&Forever』『シャニムニ』『modern strange cowboy』とキラーチューンの連発で天井知らずにフロアの熱を高めていく。

 ここで「たまアリベイビー、楽しんでいますか!? やっぱり……楽しいねぇ!」と今この瞬間の幸せを噛みしめるかのようにKISHOWさん。さらに「日頃しんどいことや楽しくないことがあっても、このステージがあるから……みんなが盛り上がってくれるこの場所があるから頑張れます! たまアリ最高!」と万感の想いを伝える。その想いはファンも同じだろう。共感するかのように、大きな喝采が沸き起こる。

 そんななか「僕らはサポートメンバー含めて、4人……ホントにフッツーの人です!」と切り出したe-ZUKAさん。「特別なひとでは全然ないんだけど、こういう場所に立てたのはみんなのおかげだと思っています。ライヴは二度と同じモノはないし、みんなと一緒の空間にいられることを誇りに思っています。これからも長く続けていきたいので、みなさんも──」と会場を見渡し、一呼吸置いたあと「頑張ってください!」と言い放ち、感動的なムードだった場内が一転大爆笑。

 最後の最後にズッコける、そんな自然体のMC含め(笑)、この充実感、ファンとの一体感こそが9年目のGRANRODEOの強みなのではないだろうか。しかし、自らのポジションに甘んじることなく、常に攻めていくのがGRANRODEOだ。本編ラストに披露された『Can Do』の<始めるんだ/やれるモンさ/そこから前向いちゃって歩け/走れ>というラインが、いつも以上の説得力を持って力強く響いてきた。

●アンコールで嬉しい発表が!

 ステージに掲げられているロゴの点滅に合わせて、オーディエンスが「グラン!」「ロデオ!」と掛け合い熱烈なアンコール。再びステージに登場したGRANRODEOは、ピアノが用意されたセンターステージへと駆け足で向かい、ミディアムなロックンロールナンバー『We wanna R&R SHOW』を熱唱(鍵盤はe-ZUKAさんが担当)。中盤の歌詞を「ほんの9年前のことでした/しがない2人がいて/ちょっとずつ大袈裟に/たまアリもちゃんと埋めました♪ ありがとっ!」とアレンジして客席に届け、万感の思いを響かせた。

「KISHOWはいつもイヤモニをつけないんだけど、このくらいの大きさになると音が……遅れて……聞えるよ♪ってコトでイヤモニをつけてます。それだけ大きなキャパってことだよね」(e-ZUKAさん)

「そうですよ! それでも意地でも片耳は外しているけどね(笑)」(KISHOWさん)

 晴れやかな表情で、このステージに立てる喜びを改めて噛みしめるかのような会話を交わす二人。個人的には、あれだけピッチの良さでいつもイヤモニなしの状態だったという事実に驚きつつ、「そんな君たちに朗報です!」と告知タイムへ。なんと!

●2月16日に大阪城ホールで開催される同公演が、スカパー フジテレビNEXTにて生中継

 2月12日リリースのシングル『変幻自在のマジカルスター』の発売を記念して、5月から9都市を回るライブハウスツアーの開催が決定! ライブハウスツアーのファイナルは、Zepp Tokyoで4Days公演(男性限定Day、女性限定Dayも行われる)。

 ひとつの発表のたびに「おおおお……!」という喜びの歓声が沸くなか、2月12日リリースのシングル『変幻自在のマジカルスター』をここで初披露! ミドルテンポの爽やかなアンサンブル、エモーショナルなメロディが胸いっぱいに広がるナンバーで、客席が歓喜と興奮でいっぱいになっていく。そして「俺たちにもっとパワーをくれよ!」と『Go For It!』で激しいコールアンドレスポンスの応酬を経て、ダブルアンコールで『Beautiful world』を披露。

<情熱的な今をしょいこんで/僕は行くよ/君と行くよlife goes on/oh, Beautiful world…>

 この日のステージを結んだ渾身の熱唱に、「結成9年目」となる2014年への覚悟と決意を感じたのは私だけではなかったはず。全23曲。全ての演奏を終え四方八方から惜しみない拍手が贈られるなか、KISHOWさん、e-ZUKAさんがガッツリ握手して抱き合う。そんな姿を見て左右に佇むジーナとロジャーが微笑んでいるように見えた。

<GRANRODEO LIVE TOUR 2014>
5/18 (日) 東京 STUDIO COAST
(問) ホットスタッフ・プロモーション / 03-5720-9999

5/24 (土)・25 (日) 宮城 仙台 Rensa
(問) GIP 022-222-9999

5/31 (土) 北海道 札幌 Zepp Sapporo
(問) WESS / 011-614-9999

6/1 (日) 北海道 函館 club COCOA
(問) WESS / 011-614-9999

6/7 (土)・8 (日) 愛知 Zepp Nagoya
(問) サンデーフォークプロモーション / 052-320-9100

6/14 (土) 福岡 Zepp Fukuoka
(問) キョ-ドー西日本 / 092-714-0159

6/15 (日) 熊本 DRUM Be-9 V1
(問) キョ-ドー西日本 / 092-714-0159

6/21 (土)・22 (日) 大阪 Zepp Namba
(問) キョードーインフォメーション / 06-7732-8888

6/28 (土) ※男性限定・29 (日) ※女性限定 東京 Zepp Tokyo
(問) ホットスタッフ・プロモーション / 03-5720-9999

7/5 (土)・7/6 (日) 東京 Zepp Tokyo
(問) ホットスタッフ・プロモーション / 03-5720-9999

【チケット料金】
STUDIO COAST・Zepp公演 1F立見 6,500 (税込 / 整理番号付) 2F指定 6,500 (税込)

※ドリンク代別 500 ※3歳以上有料
STUDIO COAST・Zepp公演以外 スタンディング 6,500 (税込 / 整理番号付)
※ドリンク代別 500 ※3歳以上有料


■テレビアニメ『黒子のバスケ』第2期新OP主題歌
『変幻自在のマジカルスター』
発売日:2014年2月12日
価格:
【初回限定盤(CD+DVD)】1,714円(税抜)
【通常盤(CDのみ)】1,238円(税抜)
【アニメ盤】1,238円(税抜)

>>GRANRODEO official website

[取材&文・逆井マリ/写真・平野タカシ]

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