経験したことのない役柄に大苦戦!? 第2回「『Z/X IGNITION』Presents 追っかけオーバードライブ」レポ&内田彩さんインタビュー
2014年1月24日(金)、東京・池袋にあるアニメイト池袋本店にて1月から放送がスタートしたテレビアニメ『Z/X IGNITION』(以下、『Z/X』)の上映会「『Z/X IGNITION』Presents 追っかけオーバードライブ」の第2回が開催!
当日はメインイベントである第2話の上映に加えて、ゲストにフィエリテ役のM・A・Oさん、リゲル役の内田彩さん、御影藍那役の遠藤ゆりかさんを迎えてのトークショーや、遠藤ゆりかさんによるライブが行われ、集まったファンのみなさんを楽しませました。
●下野さんの関西弁をM・A・Oさんが指導中!
トークショーに登壇したゲスト陣は、それぞれが演じるキャラクターの魅力や本編についての感想をコメント。関西弁でしゃべる天王寺飛鳥役を演じる下野紘さんへ関西出身のM・A・Oさんが方言をレクチャーしていることが話題となり、内田さんは「現場には関西出身の方が多く、みなさん方言には厳しいので、収録の合間に下野さんがコソッとM・A・Oさんに「教えて」と言いに行くのが微笑ましいです」とアフレコの裏話を明かす。対して、M・A・Oさんは「最終話では、ペラペナ関西弁をお披露目できると思います!(笑)」と冗談交じりに語り、客席を爆笑させた。
また、遠藤さんとM・A・Oさんはニコニコ生放送で『Z/X』のカードゲームをプレイしていたこともあり、カードゲームについても話が盛り上がる。M・A・Oさんは「今までは白の単色デッキでしたが、混色のデッキを組もうかと検討中なんです」と語り、対する遠藤さんは「これまで黒の単色デッキを組んでいたのですが、自分のCDの特典は白のカードなんですよ! このカードを使うために、新しくデッキを作らないと……(笑)」と新デッキの構築する意欲を燃やしている様子であった。
さらに、先週に行われた第1話の上映会イベントでスターターデッキを貰った金元さんに続き、内田さんもカードをプレゼントされたそうで「聞いた話によると、リゲルとあづみのペアはとても強いんですよ!」と嬉しそうに話していた。なお、司会の方からはキャスト陣がカードゲームでバトルをする企画が検討されているとの発言もあり、みなさんの熱い戦いが見られる日も近いのかもしれない。
イベントの終盤にはエンディングテーマ『モノクロームオーバードライブ』のミニライブも行われ、遠藤さんはダンス付きで曲を熱唱。客席も腕やサイリウムを力強く降ってエールを贈っていた。
以上でトーク&ライブショーは終了し、最後に遠藤さんによる握手会でイベントは幕を下ろす。今回の取材では、イベント後の内田さんにインタビューする機会を頂いたので、イベントの感想やリゲルの魅力をお聞きした。
●リゲルの“かわいい”ところを引き出したい!
――イベントを終えての感想をお聞かせください。
内田彩さん(以下、内田):アニメ放送後のイベントに参加するのは今日が初めてだったので、実際にアニメを見ていただいたみなさんと『Z/X』を共有することができて、とても楽しかったです!
――ファンからの反応もダイレクト伝わってくるイベントになりましたよね。
内田:やっぱり、自分が好きなシーンを共感してくれたりすると「よかったなぁ……」と思えますね!
――放送が開始してみて、アニメの印象はいかがでしょうか?
内田:原作のカードゲームから遊んでくれている『Z/X』ファンのみなさんは、それぞれのキャラクターに対する愛情がとても深いんです。アニメでは、キャラクター同士の関係性がオリジナルのストーリーの中で展開しつつ、キャラクターたちも一同に介して物語が進むので、ファンなら“胸熱!”な作品になっていると感じます。
――アニメではキャラクターたちが生き生きと動きますよね。
内田:アニメ『Z/X』はカードゲームで対戦するわけではなく召喚したキャラクターが喋って、動いて、戦うので、原作のカードではわからない魅力を再発見できますよね。Twitterなどでも「リゲルが動いてる!」といった感想を多く頂けてとても嬉しいです。
――では、リゲルを演じる上で心がけているポイントは何でしょうか?
内田:リゲルはこれまで私が演じたことが無いイメージのキャラクターで、オーディション直後は「難しい役柄だなぁ……」と思っていたんですよ(笑)。ただ、彼女は強いだけでなく、かわいい部分もたくさん持っているので、その魅力を出せるよう心がけています。
――これまでにない役柄ということですが、実際に演じてみて難しいことはありますか?
内田:最初は感情を持たない“造られた存在”のリゲルは、パートナーのあづみと関わるうちに少しずつ心が芽生えてくるのですが、この加減がとても難しいんです! 演じていると、ついつい「あづみ! あづみ!」と感情が入ってしまうので、グッと堪えて、人間っぽくなりすぎないよう注意しています。
――その思いはアフレコ後にぶつけるわけですね(笑)。
内田:収録が終わるとは「唯ちゃん! 唯ちゃん!」って感じです(笑)。
●パートナーゼクスにしたいキャストはあのコンビ!
――第1話上映イベントでは、金元さんが「キャストの中でゼクスにしたい人」という質問に答えたのですが、内田さんなら誰をパートナーにしたいですか?
内田:ゼクスとしてパートナーにするなら、M・A・Oちゃんと下野さんがいいですね。キャラクターとしても飛鳥とフィエリテのコンビは好きですし、キャストとしてのふたりが関西弁を教え合っていたりするのを見ているとなんだか癒やされます。あと、普段は優しいM・A・Oちゃんですが、厳しい一面も持っていて、本当にフィエリテみたいなんですよね。ほんわかしているけど、寝坊している時には「起きなさい!」と怒ってくれたりしてくれたらいいなぁ……。
――下野さんはいかがですか?
内田:下野さんは、私が声優デビューして2年目くらいからお世話になっている先生のような存在なんです。現場の雰囲気を盛りあげるのは上手ですし、周りのキャストさんへの心配りも素晴らしく尊敬しています。『Z/X』の現場では、何故かパンを配っているんですよ(笑)。
――本当に飛鳥とフィエリテみたいなおふたりですね(笑)。
内田:ですよね! ゼクスとして右側にM・A・Oちゃん、左側に下野さんという感じで従えたら、きっと楽しい生活が送れるのではないでしょうか(笑)。
――それは心強そうですね(笑)。さて、話題は変わりますが、内田さんもカードゲームを頂いたそうですね。
内田:はい! まだルールも覚えていなくて「かわいいなぁ……」とカードを見ているだけですが……。でも、リゲルは強いと聞いているので、青のカードでデッキを組んでみたいですね。
――ということは、使う勢力を選ぶとすればやっぱり……?
内田:もちろん、リゲルとあづみの青ですね! 頑張ってルールを覚えて、みんなにふたりの強さを見せつけてあげたいと思います!(笑)
――キャスト陣のバトル企画も進行中らしいので、内田さんの活躍を期待しています。それでは、最後に読者へメッセージをお願いします。
内田:たくさんの魅力的なキャラクターが登場する『Z/X』では、それぞれが持つ絆や思いといった感情面も深く描かれていきます。アニメでは、迫力のあるアクションシーンと合わせて、そんな人間ドラマのような部分にも注目して頂きたいです。そして、アニメから入ってくださった方は、気に入ったキャラクターをカードゲームでも使って、より『Z/X』の世界を堪能してください! これから、リゲルとあづみのほっこりするシーンも出てくるので、ファンのみなさんはお楽しみに!
――ありがとうございました!
【放送情報】
2014年1月よりテレビ東京ほかにて放送開始!
【スタッフ】
監督:山口祐司
キャラクターデザイン/総作監:渡辺純子
デザインワークス:新妻大輔
アクションエフェクト作監:神谷智大
美術監督:山子泰弘
色彩設計:磯部知子
撮影監督:光石奈歩
編集:笠原義宏
音響監督:川添憲五
シリーズ構成:砂山蔵澄
【キャスト】
天王寺飛鳥(CV:下野紘)
各務原あづみ(CV:小倉唯)
上柚木綾瀬(CV:沢城みゆき)
黒崎神門(CV:中村悠一)
青葉千歳(CV:内田真礼)
御影藍那(CV:遠藤ゆりか)
フィエリテ(CV:M・A・O)
リゲル(CV:内田彩)
【音楽】
OPテーマ『EX:FUTURIZE』/日笠陽子
EDテーマ『モノクロームオーバードライブ』/遠藤ゆりか
【あらすじ】
時は近未来。世界中に突如、ブラックポイントと呼ばれる異次元と繋がる扉が出現。そこから通称【ゼクス】 と呼ばれる異形の怪物たちが現れ、人類に侵攻を開始する。そこからゼクスと人類の熾烈な戦いが始まった。それから数年後、戦いは小康 状態となり、地球上には束の間の平穏が訪れる。そんな中、主人公・天王寺飛鳥は日本の神戸にて普通の高校生活を送っていたのだが、あ る時、街角で出会った不思議な少女から「カードデバイス」を受け取ると、彼の運命は大きく変わり始める。
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