平田広明さん＆森田成一さんをはじめとする、10名のヒーローが揃い踏みの『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』初日舞台挨拶をレポート！

　2014年2月8日（土）、東京の新宿バルト9において、同日に公開されたアニメ映画『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』の初日舞台挨拶イベント「GREETING OF HEROES」が行われた。

　TV版の第1話?第2話の再編集版的な意味合いの強かった、前回の『劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-』に対し、本作はテレビシリーズの最終回以降のストーリーを描く作品となっている。『TIGER & BUNNY』シリーズとしては、初の完全新作映画だ。

　それだけに、今回の初日舞台挨拶に登場するメンバーは非常に豪華である。「鏑木・T・虎徹」役の平田広明さん、「バーナビー・ブルックスJr.」役の森田成一さんの両名はもちろんのこと、中村悠一さんや、寿美菜子さん、楠大典さん、伊瀬茉莉也さん、津田健次郎さん、井上剛さん、岡本信彦さん、遊佐浩二さんといったキャスト陣や、監督の米たにヨシトモさんも登場。そんな、『TIGER & BUNNY』の主要メンバーが文字通り勢揃いした、舞台挨拶の様子をお伝えしていく。

■ 雪にも負けない、ワイルドな舞台挨拶がスタート！

　記念すべき公開初日、日本各地に凄まじい豪雪が降り積もっていた。東京では、13年ぶりに大雪警報がでるほどの天候状態。だか、舞台挨拶の会場となったバルト9の上映会場は当然のように満員。全国各地の劇場では、同時中継のライブ・ビューイングも行われていた。各地の『TIGER & BUNNY』ファンの足は、雪程度では止まらないようだ。

　『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』（以下『The Rising』）上映が終了すると、さっそくイベントがスタート。MCによるの呼び込みと、来場者たちの大きな拍手に迎えられつつ、キャスト陣＆監督がステージへとやってきた。主要ヒーローのキャスト全員が、ステージで横並びになる姿は壮観だ。

　まずは、平田広明さんが会場と（ライブビューイング用の）カメラに向かって「みんな、おまたせ！」と、大きな声でご挨拶。そこから、トークステージが開幕となった。

　そんな平田さんと並ぶ森田成一さんは今回、東京メトロで運行中の『TIGER & BUNNY』コラボ電車に乗ってやってきたという。森田さんと同じく、コラボ電車に乗って会場入りしたという津田健次郎さんや、「みなさんが撮る（電車の）写真に見切れるのがぼくの目標です」と語った岡本さんなど、多くの人がコラボ電車の話題を挙げており、キャスト陣の多くが当該電車に乗車していたらしい。すでに乗車した人は、もしかしたらヒーローたちと同じ電車に乗っていた可能性も……？

■ キャスト＆監督が語る『The Rising』への想い

　登壇の挨拶を終えると、ついに公開となった『The Rising』の感想や、公開に際しての想いが、登壇者各人によって語られた。本作はテレビシリーズの“その後”のストーリーが語られるものであるため、森田成一さんの「過去に捕らわれていたバーナビーが、未来に向けて考え始めるようになって。新番組をやっているような感覚で演じました」というコメントに代表されるように、各人の演じるキャラクターが、変化・成長する姿に注目が集まっているように感じられた。

　寿美菜子さん、伊瀬茉莉也さん、津田健次郎さんの女子3人（？）チームは、それぞれが本作について「女子チームの絆がより強くなった」と発言しており、映画本編に“何か”があったことを匂わせていた。実際に作中で何があったのかは、劇場で『The Rising』を観て確認してほしい。

　なお、楠大典さん演じる「ロックバイソン」と、井上剛さん演じる「スカイハイ」は、色々な展開は用意されつつも“いつも通り”とのこと。井上さんが、いつもの決めセリフ「ありがとう！　そして、ありがとう！」を披露すると、ちょっと安心してしまうのは『TIGER & BUNNY』ならではの感覚だろう。

　最後には、監督の米たにヨシトモさんが「映画というのは、作っただけでは完成ではなく。観てもらって完成なんです。今日、観てもらって『The Rising』は完成しました」とのコメントを残す。そして、ステージと会場全体で「The Rising！」のコール＆レスポンスをすることで、イベントは終幕となった。

　『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』は、本日より全国で上映が開始されている。劇場でヒーローたちの雄姿を、その目に焼き付けるのだ！

＜公開情報＞
「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」
2014年2月8日（土）全国ロードショー！

＜STORY＞
　一度引退を決意したもののヒーローに復帰したワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹とバーナビー・ブルックスJr.。復帰から数ヶ月後、2部リーグのヒーローとして活躍する2人は、相変わらず言い合いをしながらも日々、街の事件の解決に取り組んでいた。そんな中バーナビーは、スカイハイ、ブルーローズ、ドラゴンキッド、ファイヤーエンブレム、折紙サイクロン、ロックバイソンらHERO TVで活躍する1部リーグのメンバーを見て、1部リーグに復帰したいとこぼす。虎徹はバーナビーを諭しつつ複雑な思いを抱くのだった。
　一方、“マーベリック事件”によりオーナー不在となったアポロンメディアは、新たにカリスマ実業家のマーク・シュナイダーを新オーナーに迎え会社の立て直しを図っていた。その一環として、シュナイダーはバーナビーを1部リーグへ復帰させる。だが、バーナビーの相棒はワイルドタイガーではなく、シュナイダーがスカウトした新ヒーロー、ゴールデンライアン（ライアン・ゴールドスミス）だった。
　バーナビーとゴールデンライアンの新コンビの活躍を見た虎徹は、2部リーグでの自身の活躍を誓う。だがしかし、虎徹には厳しい現実が待っていた。
　時を同じくして、シュテルンビルトでは街に古くから伝わる女神の“影”があらわれたことをきっかけに奇妙な事件が起こりはじめていた。
　女神伝説になぞらえた一連の事件には、怪しげな三人のNEXT（特殊能力者）の姿が。事件の解決を待たずして、女神が災いをもたらすことで市民を悔い改めさせたとされる記念日“ジャスティスデー”の日は近づいていた…
　果たしてこの事件の真の目的とは———謎に翻弄されるヒーローたちにさらなる危機が襲いかかる!!

＜CAST＞
平田広明 森田成一 中村悠一
寿 美菜子 楠 大典 伊瀬茉莉也 津田健次郎 井上剛 岡本信彦 遊佐浩二

＜STAFF＞
企画・原作：サンライズ
監督：米たにヨシトモ
脚本・ストーリーディレクター：西田征史
キャラクター原案・ヒーローデザイン：桂 正和
キャラクターデザイン・総作画監督：羽山賢二・板垣徳宏、山本美佳
デザインワークス：小曽根正美
メカデザイン：安藤賢司
タイトルロゴデザイン：海野大輔
色彩設計：永井留美子
美術設定：児玉陽平
美術監督：大久保錦一
3DCGディレクター：笹川恵介
撮影監督：田中唯・後藤春陽
編集監督：奥田浩史
音楽：池頼広 音響監督：木村絵理子
音響効果：倉橋裕宗
音響制作：東北新社
主題歌 UNISON SQUARE GARDEN「harmonized finale」（トイズファクトリー）
制作：サンライズ
製作：T&B MOVIE PARTNERS
配給： 松竹／ティ・ジョイ

>>『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』公式サイト