【AJ2014】池田秀一さんの名言も飛び出した。現在の『ガンダム』シリーズを追う『機動戦士ガンダム』35周年記念ステージをレポート
2014年3月22日(土)、東京ビッグサイトにて開催された大型アニメイベント「AnimeJapan 2014」において、2014年で35周年を迎えた『機動戦士ガンダム』シリーズの、現在から今後にかけての展開を紹介するステージイベントが開催された。
ステージには、初代『機動戦士ガンダム』で「シャア・アズナブル」を演じ、現代の『機動戦士ガンダムUC』においても「フル・フロンタル」役を務める池田秀一さんや、同じく『機動戦士ガンダムUC』に出演する内山昂輝さん、現在放送中の『ガンダムビルドファイターズ』の主役コンビを演ずる小松未可子さん&國立幸さんらが登壇。過去・現在のガンダムシリーズに関して、様々なトークを繰り広げた。本稿では、そんなイベントの様子をお伝えしていく。
■ ステージ上にいきなりシャアが登場!?
ステージの開幕を告げたのは、歴代の『機動戦士ガンダム』シリーズに搭乗するMSが次々に搭乗する、『ガンダム』35周年にふさわしいPV。そんな映像に続く形で登場したのは、今回の司会を務める、「シャア・アズナブル」のモノマネ芸人・ぬまっちさんだ。
ビームライフルの音(口マネ)を含め、開幕からキレのあるモノマネを披露してくれたぬまっちさんだが、割とあっさりマスクを脱いでしまう。というのも、その後に“本物”たる池田秀一さんが登場したためだ。すでに面識はあるようだが、さすがに本物の前でモノマネを披露するのはためらわれるらしい。池田さんは本ステージを通して登場し、この後に行われるトークステージに参加した。
■ 若さあふれる『ガンダムビルドファイターズ』コーナー
3月に最終回を迎える『ガンダムビルドファイターズ』のコーナー。ステージへと登壇したのは、「イオリ・セイ」役の小松未可子さんと「レイジ」役の國立幸さんの2人だ。ここからは、池田さんと小松さん、國立さんを交えてのトークステージがスタートした。
『ガンダム』シリーズ作品のオマージュ的な要素が多分に含まれている本作には、当然ながらシャアや、その周辺の人物に関するオマージュも多数登場している。このコーナーではその一部が紹介され、映像で“本家”との比較も行われることに。
お馴染みのシャアの名言「これが若さか……」を、『ガンダムビルドファイターズ』では淡い恋のシーンでのラルさんのひと言に使われており、イベントも実際に紹介。このシーンが、映し出された時は、小松さんも國立さんも「ごめんなさい!」と恐縮モードに。しかし池田さんは、再現の映像が紹介されるたびに、楽しそうに笑っていた。少佐は実に寛大なお方である。
そんな『ガンダムビルドファイターズ』コーナーの最後には、小松さん&國立さんから「シャア専用ベアッガイIII」が、池田さんから「シャア専用ビルドストライクガンダム」が、相互にプレゼントされるサプライズも用意されていた。
■「REAL G Next Project」の存在が明らかに
『ガンダムビルドファイターズ』に続いて行われたのは、最終話の「episode 7 虹の彼方に」が今年の5月17日に公開予定となっている『機動戦士ガンダムUC』のコーナー。池田さんの「バナージくん、入りたまえ」との呼び込みで登場したのは、同作の主人公「バナージ・リンクス」を演じる内山昂輝さんだ。
ステージでは、これまでに公開された『機動戦士ガンダムUC』シリーズの名場面を振り返りつつ、アフレコ時のエピソードが語られた。何度ものリテイクの末に完成したという「episode 1」の発進シーンから、最新作「episode 7」における「ネオ・ジオング」との戦いまで、多くのシーンが取り上げられる。
すでに「episode 7」の収録は終了しているとのことで、最新作の話をする両氏は、安心したような笑顔を見せていた。しかし、まだ両氏ともに映像は観ていないようで、内山さんは「お客さんの反応を含めて、作品が完成すると思っています。今は観てもらうのが楽しみです」と話す。ファンもキャストも、『機動戦士ガンダムUC』に対する期待の心は同じのようだ。
そんなトークに合わせる形で、ステージには「ネオ・ジオング」の1/144スケールプラモデルも登場した。価格などの詳細情報については、続報に期待しよう。
ステージへと登壇者全員が登場。これから発売・放送される『ガンダム』関連作品の告知が行われた。その中で、現在展開されている“機動戦士ガンダム35周年プロジェクト”の一環である「REAL G Next Project」が進行中であることが発表された。こちらの詳細については、4月に発表が行われるとのこと。“REAL G”なる文言が、一体何を意味するのだろうか。
そして、池田さんによるお馴染みの名言「見せてもらおうか、ガンダム35周年の実力とやらを!」によって、今回のステージは締めくくられた。今後も「ガンダム35周年ポータルサイト」などをチェックし、新たな展開を見逃さないようにしておこう。