ラジオの公録にライブにと内容盛りだくさん！　「『ブラック・ブレット』スペシャルイベント初夏の祭典」レポート

　2014年5月25日(日)、秋葉原UDX 2F アキバ・スクエアにて、テレビアニメ『ブラック・ブレット』のイベント「『ブラック・ブレット』スペシャルステージ初夏の祭典」が開催された。

　テレビアニメ『ブラック・ブレット』は、電撃文庫より出版されている神崎紫電氏による同名のライトノベルが原作だ。突如現れた謎の寄生生物「ガストレア」の侵攻によって国土の大半を失った日本を舞台に、ガストレアへの対抗手段を持ったスペシャリスト集団「民間警備会社」に所属する主人公・里見蓮太郎と、その相棒の少女・藍原延珠たちによる戦いが描かれる。

　今回のイベントでは、藍原延珠役・日高里菜さんとティナ・スプラウト役・黒沢ともよさんがパーソナリティを務めるWEBラジオ『ブラック・ブレット ～延珠＆ティナの天誅ラジオ～』の公開録音や、OP主題歌を担当するfripSideによるライブなどが行われた。

　また、劇中劇である魔法少女アニメ『天誅ガールズ』と同名のユニットも発足しており、本ユニットがイベント内で初お披露目となるなど、盛りだくさんの内容となっていた。本稿では、その模様をレポートする。

●オープニングはBKBコラボが実現

　イベントの開幕では、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属するピン芸人のバイク川崎バイクさんが登場。バイク川崎バイクさんは「BKB」というフレーズを使ったネタが有名で、テレビアニメ『ブラック・ブレット』がTwitterの公式ハッシュタグに「#tv_BKB」を使用していることから、BKB被りによってゲストに招かれたのだ。

　そんなバイク川崎バイクさんは冒頭からハイテンションで会場を盛り上げるが、『ブラック・ブレット』に物申したいことがあるとして、『ブラック・ブレット』の略称はBBじゃないのかという疑問を口にした。どうやらBKBネタをこれまで7年やってきたが、TVアニメの放送開始頃から突然「BKB」を含むつぶやきに「延珠かわいい！」といった内容が出始めて戸惑ったというエピソードが。

　調べてみるとアニメの話題ばかり出てくるが「俺も呼んでほしい！」との気持ちもあり、今回その希望が叶った形での登場となったわけだ。『ブラック・ブレット』の内容も「ある程度チェックしていますよ」というだけあって、最後に「B：化け物が苦手な」「K：金属は」「B：バラニウム」とネタを披露。上手いと思わせる内容に拍手が沸き起こるも、司会から「バラニウムはVです」と突っ込まれる見事なオチに会場は笑いに包まれた。


●ゲストとのIP序列アップバトル！

　番組のタイトルコールと会場からの大歓声で幕を開けた『ブラック・ブレット ～延珠＆ティナの天誅ラジオ～』の公開録音。ステージには藍原延珠役の日高里菜さんと、ティナ・スプラウト役の黒沢ともよさんが登場し、色違いでおそろいの衣装を着てきたことや、配信されなかった1回目の公開録音などのトークに花を咲かせた。

　オープニングトークの後は、fripSideの南條愛乃さんと八木沼悟志さんがゲストとして登場。イベント当日の段階では、次回放送に初ゲストとして堀江由衣さんが出演すると決まっていたが、アーティストがゲストとして参加するのも初めてとなる。そのため話題は自然と、アニメのOP主題歌の仕上がりやレコーディング時の様子、プロモーション映像についての話が中心に。曲は『ブラック・ブレット』のダークな部分を表現しようと思ったこと、fripSideのPVには「大真面目」が前提にあるなど、さまざまなエピソードが語られた。

　普段の番組でおなじみの「IP序列アップバトル」も行われた。今回は日高さんと黒沢さんのパーソナリティチームと、南條さんと八木沼さんのゲストチームで対決することに。バトル内容はお題を聞いて思い浮かんだ言葉を書き、お互いの答えが一緒だったらポイントを獲得でき、そのポイント数を競うというもの。

　お題となったのは「秋葉原といえば」「安くて美味しい食べ物といえば」「『ブラック・ブレット』といえば」の3つだ。果たして勝負の行方はどうなったのか…この点はぜひ放送をチェックしてみてほしい。ちなみに、負けたら「お互いのモノマネをする」という罰ゲームも用意されていた。必聴！

●天誅ガールズの決めポーズが決定!?

　続いては、リスナーに天誅を下す「参上！天誅ガールズ」のコーナーへと移った。寄せられたお便りのうち、インスタント焼きそばの湯切りで中身を全部こぼしてしまったという内容が読み上げられると、最近の焼きそばは美味しいという思わぬトークで盛り上がる場面も。

　続々と天誅を下すなか、コーナーに合わせたゲストとして天誅ガールズの深沢紗希さん(天誅レッド)、佐々木璃花さん(天誅ピンク)、錦織めぐみさん(天誅イエロー)、板山紗織さん(天誅ブルー)、渡辺くるみさん(天誅グリーン)、澤田明菜さん(天誅バイオレット)、海保えりかさん(天誅ブラック)が登場。

　本イベントが天誅ガールズのユニット初お披露目の場であることから、メンバーをよく知るため「誰にも負けない特技は？」との質問が投げかけられた。まず深沢さんが「鉄棒が得意でコウモリ振り降りができます」とコメント。意外な特技に感嘆の声が上がるものの、続く佐々木さんは裁縫、錦織さんはお皿洗い、海保さんは掃除が得意と家事にフォーカスされ、天誅ガールズの女子力の高さが伺える内容となった。

　そんな天誅ガールズの悩みに天誅を下すため、日高さんと黒沢さんが天誅ガールズの決めポーズを伝授する一幕もあった。以前にラジオで試していたものがあるようで、日高さんがステージでポーズを披露。メンバーからの絶賛を受けて早くも新ポーズが決まっていた。今後のイベントで天誅ガールズが出演する際には、新ポーズをお見逃しなく。また、6月10日の放送回からは、番組内で天誅ガールズのミニコーナーがスタートするので、こちらはお聴き逃しなく！

●ライブはここ一番の盛り上がりに

　イベントの最後はライブのコーナー。先陣を切った天誅ガールズは、アニメ第2話で挿入歌として登場した『ミライ＊ガール』を、キレッキレのダンスと合わせて熱唱した。ステージと客席の距離も近く、会場の雰囲気は一気にヒートアップ。

　場を引き継いだfripSideが歌うのは、OP主題歌である『black bullet』だ。ファンたちの前で歌うのは「AnimeJapan 2014」以来の2回目となるが、会場からは「(AnimeJapanのイベントに)行ったよ！」との声も多く上がっており、出演者も観客も一体となって最高潮の盛り上がりを見せた。

　わずか2曲でも会場を熱くしてくれたライブが終わると、最後に出演者がステージに勢ぞろい。ラジオのパーソナリティとしてイベントを最初から引っ張ってきた黒沢さんは「時間が経つのがあっという間でした」と楽しい一日を振り返った。そして日高さんは「アニメの放送はこれからお話が深くなっていくので最後まで応援してください」とメッセージを贈った。

【放送情報】
TOKYO MX：毎週火曜日24:30～
tvk：毎週火曜日25:00～
サンテレビ：毎週火曜日24:30～
KBS京都：毎週火曜日25:00～
テレビ愛知：毎週火曜日25:35～
BS11：毎週水曜日24:00～
AT-X：毎週火曜日22:30～ 他

dアニメストア、ニコニコ動画、GyaO！、バンダイチャンネル、楽天ShowTime、ひかりTV、VIDEOMARKET、PlayStation(R)Store他にて配信予定

※編成の都合により放送日時が変更になる可能性がございます。予めご了承下さい。

【スタッフ】
原作：神崎紫電（電撃文庫刊）
原作イラスト：鵜飼沙樹
監督：小島正幸
副監督：博史池畠
シリーズ構成：浦畑達彦
キャラクターデザイン・総作画監督：海島千本
音楽：鷺巣詩郎
アニメーション制作：キネマシトラス×オレンジ
音響監督：山田 陽
OP：fripSide『black bullet』(2014.05.14発売)
ED：やなぎなぎ『トコハナ』(2014.06.04発売)

【キャスト】
里見蓮太郎：梶裕貴
藍原延珠：日高里菜
天童木更：堀江由衣
ティナ・スプラウト：黒沢ともよ
蛭子影胤：小山力也
蛭子小比奈：悠木 碧
室戸 菫：甲斐田裕子
聖天子：豊崎愛生
ほか

【ストーリー】
　突如、現れた異形の寄生生物「ガストレア」。赤く輝く目と圧倒的な力、そして桁外れの再生能力を持つ彼らの侵攻に、人類はなす術もなく大敗を喫する。

国土の大半を失った現在、人類は彼らが唯一弱点とする金属「バラニウム」で作ったモノリスで囲われた、狭い「エリア」の中で、ガストレアの脅威に怯え、隠れながら生きることを余儀なくされていた。

　そんな中、生き残りをかけた人類のささやかな抵抗として組織されたのが、ガストレアへの対抗手段を持ったスペシャリスト集団「民間警備会社」――通称、民警。

　そのひとつ、天童民間警備会社に所属する高校生・里見蓮太郎は、相棒の少女・藍原延珠と共に、東京を壊滅に追い込まんとする、危険な企みに巻き込まれていく――。

＜リリース情報＞
《パッケージ関連》
■Blu-ray&DVD『ブラック・ブレット１』
発売日：2014年7月2日(水)
価格：
[Blu-ray] 初回生産版／価格：7,000円＋税
[DVD] 初回生産版／価格：6,000円＋税

【第1巻初回限定版特典（BD/DVD共通）】
原作者・神崎紫電 書き下ろしノベル
『ブラック・ブレットZERO　～はじまりの血～』
　天童民間警備会社設立までのエピソードと、
　里見蓮太郎と藍原延珠がイニシエーターとプロモーターのペアを組むことになって
　初めての事件を綴った完全書き下ろし小説。
　『ブラック・ブレット』のプロローグが、ここに今、紐解かれる。

【毎巻初回限定版特典（BD/DVD共通）】
(1)海島千本 描き下ろしジャケット　【蓮太郎＆延珠】
(2)特製スリーブケース仕様
(3)エンディング・イラストカード　【第1話：serori、第2話クジラックス】
(4)天誅ガールズブロマイド　【天誅レッド】
(5)ブックレット
　アニメ版『ブラック・ブレット』にまつわる、貴重な記事やマンガ、資料集を掲載。原作者・神崎紫電、監督・小島正幸、プロデューサー・小倉充俊のメインスタッフを迎えた録り下ろし座談会の他、コミカライズを担当するもりのほん、abuaによる応援コメント付き描き下ろしコミック、　原作イラストレーター・鵜飼沙樹による、文庫未収録のイラスト集など、レアなコンテンツを多数掲載。

【限定版・通常版共通特典】
・映像特典：EP01-05 FIRST-RUN ON-AIR OPENING
　第1話～第5話のオープニングを飾った、限定オープニング映像。

・映像特典：NON-TEROP OPENING / ENDING
　ノンテロップオープニング・エンディング映像。

・音声特典：オーディオコメンタリー【第1話・第2話】
　出演：梶 裕貴、日高里菜、堀江由衣

《CD関連》
■テレビアニメ『ブラック・ブレット』
　劇中劇『天誅ガールズ』テーマソング『ミライ＊ガール』
価格：
[タイプA(アニメジャケット盤)] 1200円＋税
[タイプB(アーティストジャケット盤)] 1200円＋税

※画像はイメージとなります。
※実際のジャケット画像とは異なります。

【収録曲】
1.ミライ*ガール(テレビアニメ『ブラック・ブレット』劇中歌)
（作詞: rino／作曲: 増谷 賢／編曲: 長田直之）
歌：天誅ガールズ
(深沢紗希、佐々木璃花、錦織めぐみ、板山紗織、渡辺くるみ、澤田明菜、海保えりか)

2.百年先も
歌：天誅ガールズ
(深沢紗希、佐々木璃花、錦織めぐみ、板山紗織、渡辺くるみ、澤田明菜、海保えりか)

3.ミライ*ガール（カバー）
歌：延珠(日高里菜)・ティナ(黒沢ともよ)

4.1のインストゥルメンタル

5.2のインストゥルメンタル


>>テレビアニメ『ブラック・ブレット』公式サイト
>>テレビアニメ『ブラック・ブレット』公式Twitter
【推奨ハッシュタグ：#tv_BKB】