劇場版『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』のキャストへリレーインタビュー第４弾 アンドロメダ瞬役の岡本信彦さん

　1980年代後半を代表するアニメの一本ともいえる「聖闘士星矢」。その名作が10年の時を経てスクリーンで2014年6月21日（土）より劇場版『聖闘士星矢 LEGEND o fSANCTUARY』として復活！

　アニメイトTVでは、青銅聖闘士（ブロンズセイント）を演じる５名のキャストへリレー形式の独占インタビューを行った。第４回目はアンドロメダを守護星に持つ心優しい美少年「アンドロメダ瞬」を演じる岡本信彦さん（以下、岡本）のインタビューをお届けしよう！

**岡本信彦（おかもと・のぶひこ）**
1986年10月24日生まれ。東京都出身。プロ・フィット所属。
主な主演作品は『TIGER & BUNNY』のイワン・カレリン（折紙サイクロン）役や
『青の祓魔師』の奥村 燐。

――岡本さんが「聖闘士星矢」にふれた思い出はありますか？

岡本：漠然となんですが、最初に観たのはテレビCMで、本編自体は観たことないんですけど、物心ついた時からなぜか知っている、そんな作品でしたね。『巨人の星』や『機動戦士ガンダム』と同じで国民的作品のひとつとして、知っていた作品です。

――アンドロメダ瞬役として、出演が決まるまでは、どういう経緯があったんですか？

岡本：さとうけいいち監督とは以前「TIGER & BUNNY」でご一緒させていただいて親交があったので、そのご縁で決まった感じです。監督から映像を観せていただいた時に「全く新しい聖闘士星矢を作りたい」と言われ、「前の作品は勉強しないでくれ」って言われてました。ただ、これまでに作品の事は、自然と知ってましたし少しはイメージを持っていた感じですね。

――瞬役に決まった時のお気持ちはいかがでしたか？

岡本：瞬の必殺技「星雲鎖（ネビュラチェーン）」は、カッコいいというよりはちょっとトリッキーなイメージがあって、星矢のように熱くパンチを繰り出すのとは違う印象がありました。その時から、青銅聖闘士の中で瞬をどのように棲み分けようか考えるようになりましたね。今回のキャラクターデザインを見たら、瞬の中性的な感じが全面に出ていたので、他のキャラよりも可愛らしい雰囲気を強くして演じました。

――今回の映像に合わせて演じる上で難しかったところはありますか？

岡本：モーションキャプチャーを使わずに手で動きを付けているため、CGの中でも極めてテンポが速いんですよね。動きがカートゥーン寄りでナチュラルとは違う呼吸の仕方をしていることもあって、台詞が速かったり動きが速かったりして、合わせる難しさはありましたね。でも、CGだと距離感や技を繰り出したりダメージを受けている様子が、すごく分かりやすかったです。また、絵が出来上がっていることもあり、イメージを作りやすかったですね。

――青銅聖闘士のキャストで集まった時のアフレコの思い出はありますか？

岡本：スタジオでは和気藹々としつつも大御所の先輩方の前なので、しっかりしなきゃって意識がありました。気さくな先輩方ばかりだったので威圧感はなかったんですが、その分自分たちがしっかりしなきゃって思わせてくれる現場でしたね。そんな流れで、打ち上げが終わった後にも青銅聖闘士の４人で焼き肉を食べに行きましたね。

――一方で、ベテランぞろいの黄金聖闘士（ゴールドセイント）の方々と共演されてみていかがでしたか？

岡本：サガ役の山寺宏一さんとは、今までにもなかなか現場でお会いできなかったんですよ。そんな先輩方とも、このクラスの作品ならお会いできるんだって印象が強かったですね。台本を見て「先輩方はこのシーンをどうやって演じるんだろう」って想像はするんですけど、実際の現場ではそのはるか高みの方で芝居をされていて「すごい！」と思いました。

――では、話題を少し変えて岡本さんがご自身で聖衣を選ばれるとしたらどれがいいですか？

岡本：どうしましょうかねぇ～。必殺技ではシュラの「聖剣（エクスカリバー）」が好きなんですよ！　でっかい剣を投げてっていうのが分かりやすくてド派手カッコ良いですよね。瞬と一輝がシュラに瞬殺されているのを見て、シュラの強さが僕の中で株がどんどん上がっていったんですよ。でも、聖衣で一番カッコいいデザインなのは、サガですね。聖衣がアシンメトリーになっているのがいいなと思いました。

――岡本さんが考える、映画の見どころを教えて下さい。

岡本：僕も完成したものを観せて頂いて、圧倒的な映像の力を感じました。本当に動きの一つひとつが細かくて、色合いの一つ一つが細かいんですよ。個人的には、それぞれ必殺技が立体的になったらどうなるんだろうっていう事にすごく興味がありました。瞬で言うと「ネビュラチェーン」が細かく指先から出てるなとかそういうところに惹かれましたね。細かな演出も観て楽しんで頂ける作品ではないかと思います。ただただ、圧倒されて欲しいですね！

――ありがとうございました。実は、先にインタビューを終えられた小野賢章さんから岡本さんへ質問をお預かりしています。読み上げますね。「いつも仲良くして下さってありがとう御座います。普段の会話でも瞬の必殺技「星雲鎖（ネビュラチェーン）」をよく叫ばれていますが、自分が話している時に岡本さんが必殺技を叫んだ時は、静かにしたほうがいいですか？」

岡本：現場で賢章くんや界人くんが盛り上がって止まらなくなった時に「星雲鎖（ネビュラチェーン）」って言いますね（笑）。例えば、賢章くんや界人くんが反応しづらいボケをした時に「星雲鎖（ネビュラチェーン）」って言うとその空気が収まるんですよ。それ以上は言うなってことですかね（笑）。自分が滑った時にも空気を変えるために使っていますね（笑）。

――チェーンで場の空気を丸め込んだイメージなんですかね（笑）。ありがとう御座います。では、フェニックス一輝役の野島健児さんへ岡本さんから質問をお願いします。

岡本：「一輝の必殺技の「鳳翼天翔」っていう技は、言い難くありませんでしたか？　本当はもっとはり叫びたかったのではないですか？」でお願いします。「星雲鎖（ネビュラチェーン）」とかは叫びやすいですけど「鳳翼天翔」は、音が下がっていくのが叫びにくそうなので、実際にどう感じられていたかを知りたいですね。

――ありがとうございます。野島さんにうかがっておきます。

　

　

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作品情報

　

**2014年6月21日(土)ロードショー**

【STAFF】
原作・製作総指揮：車田正美
監督：さとうけいいち
脚本：鈴木智尋
CGディレクター：さとうえい
音楽：池 頼広

【CAST】
天馬星座（ペガサス）星矢：石川界人さん
龍星座（ドラゴン）紫龍：赤羽根健治さん
白鳥星座（キグナス）氷河：小野賢章さん
アンドロメダ瞬：岡本信彦さん
鳳凰星座（フェニックス）一輝：野島健児さん
城戸沙織／アテナ：佐々木彩夏（ももいろクローバーＺ）
牡羊座(アリエス) ムウ：宮本 充さん
牡牛座(タウラス) アルデバラン：小山力也さん
双子座(ジェミニ) サガ：山寺宏一さん
蟹座(キャンサー) デスマスク：平田広明さん
獅子座(レオ) アイオリア：井上 剛さん
乙女座(バルゴ) シャカ：真殿光昭さん
蠍座(スコーピオン) ミロ：浅野真澄さん
射手座(サジタリアス) アイオロス：森川智之さん
山羊座(カプリコーン) シュラ：川田紳司さん
水瓶座(アクエリアス) カミュ：浪川大輔さん
魚座(ピスケス) アフロディーテ：桐本琢也さん

　
【イントロダクション】
　1985～90年に週刊「少年ジャンプ」にて連載された「聖闘士星矢」。ギリシア神話に由来したファンタジックな設定や星座をモチーフにした聖衣（クロス）が少年少女の心を掴み、テレビアニメ放映は漫画連載から9ヶ月後という当時としては異例の早さでスタート。魅力的な登場キャラクターと聖闘士の多彩な必殺技が多くのファンに根強く愛され80年代後半を代表する名作となった。

　原作コミックスの世界累計発行部数3,440万部、さらにテレビアニメはフランスやイタリア、ブラジルなど世界80ヵ国以上で放映されるなど海外からも絶大な支持を得、今なおその名は不動のものとなっている。

　そして2014年、ついに全世界が待望した劇場版『聖闘士星矢』が10年の時を経てスクリーンに再び登場。数あるエピソードの中でも一番の人気を誇る聖域十二宮編を、「TIGER＆BUNNY」や『黒執事』などの監督を務める、さとうけいいち氏が新たに甦らせスクリーンへ解き放つ！　原作者である車田正美氏も製作総指揮として参戦した、21世紀の新生聖闘士星矢神話の幕開けに、全宇宙の歴史が変わる!!

>>劇場版『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』公式サイト