石川界人さん、赤羽根健治さん、小野賢章さん、岡本信彦さん、野島健児さんの5名の青銅聖闘士が集結！　『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』スペシャルトークイベントレポ

　2014年5月31日（土）、東京・品川のJ-SQUAREにおいて、2014年6月21日に公開を予定しているアニメ映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』のスペシャルトークイベントが開催された。

　今回のイベントは、劇場前売券の購入特典として実施されたものだ。東京、名古屋、大阪の3箇所で実施されたが、数千を超える応募の中から抽選で選ばれたのは1会場につき100名程。まさに“スペシャル”なトークイベントだと言えるだろう。

　登壇者は、お馴染みの青銅聖闘士（ブロンズセイント）たちを演じる、石川界人さん、赤羽根健治さん、小野賢章さん、岡本信彦さん、野島健児さんの5名。本稿では、東京会場で展開されたトークの様子をお届けしていく。

　開場時間になると、イベント会場はすぐに100名ほどの来場者で埋まる。そして、テレビ版『聖闘士星矢』のオープニング「ペガサス幻想」とともに石川界人さん、赤羽根健治さん、小野賢章さん、岡本信彦さん、野島健児さんらが登壇。さっそくイベントがスタートとなった。

　ステージでは、今回のイベントのために用意された3本の本編映像をもとにトークが展開されることとなった。現在公開中のPVにも登場していない本編の映像を、編集付きで一足先に観ることができたのだ。

　最初に上映されたのは、青銅聖闘士たちの登場シーンを繋げた「第1章 青銅聖闘士」だ。来場したファンがハイクオリティな3D映像に圧倒される中、スクリーン脇に座る石川さんは映像に重なる形で「ペガサス流星拳」のポーズ（というより、アクション）を取り、笑いを勝ち取っていた。
　それが切っ掛けとなり、壇上に設置されていた等身大ポップを使ってアフレコ（？）のように、それぞれが必殺技叫ぶことになる。その熱気は相当で、石川さんに至っては「もう一回」と自らリテイクを申請するほど。さすが青銅聖闘士だけに、その根性は誰よりも強いようだ。

　
　続く2本目の映像は「第2章 熱き友情」と題された、青銅聖闘士たちの友情シーンが集められたもの。1人1人の力では勝てない強大な敵へ、力を合わせて立ち向かう5人の青銅聖闘士の姿は、過去から現在にかけて、多くのファンに勇気を与え続けている。

　そんな彼らを演じるキャスト陣の友情と熱意もまた、青銅聖闘士たちに負けてはいない。登壇者各人が語るに、アクションシーンが多い本作において、収録はかなりハードであったらしい。だが「石川くんは自己リテイクを何度も入れて、何度も流星拳撃っていました」（岡本さん）、「黄金聖闘士を演じた先輩がたも、スタジオでもマイク前に立って戦って。納得行くまで、何度も録り直してましたね」（小野さん）と語られた通り、妥協はまるで見られない。

　また、野島さんが語るには「1日目の収録の後、石川さんと岡本さんは一緒にバッティングセンターに行ってましたね……」とのこと。ヘトヘトになるほどにエネルギーを使う収録を終え、暴走するエネルギーを発散するための行動らしい。

　そして最後に上映されたのは、本作のボス級の敵が次々と出現する映像「第3章 黄金聖闘士戦」だ。作中では、圧倒的な力で青銅聖闘士の5人を叩き伏せる黄金聖闘士の面々だが、現場では逆に先輩らしい優しさを見せていたのだという。石川さんは「山寺さんがのど飴を渡しながら、“いたわりなよ”と言ってくれました」と、収録時のエピソードを感動しつつ語ってくれた。

　これらのトークをもって、本イベントは終了となった。最後に、本作の主役「星矢」を演じる石川さんのコメントを紹介！

石川さん
「映画『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』は、最初からクライマックスな映画です。声優としては、本当は褒められることではないのですが……。次の仕事も考えず“この作品で潰れてもいい”という感覚で、魂を削りながら収録に挑みました。公開後は、色々な人に『聖闘士星矢』を広めてほしいと思っています」

　

◆作品情報
＜公開情報＞
6月21日（土）ロードショー！

＜INTRODUCTION＞
1985～90年に週刊「少年ジャンプ」にて連載された「聖闘士星矢」。
ギリシア神話に由来したファンタジックな設定や星座をモチーフにした聖衣（クロス）が少年少女の心を掴み、TVアニメ放映は漫画連載から9ヶ月後という当時としては異例の早さでスタート。魅力的な登場キャラクターと聖闘士の多彩な必殺技が多くのファンに根強く愛され80年代後半を代表する名作となった。
原作コミックスの世界累計発行部数3,440万部、さらにTVアニメはフランスやイタリア、ブラジルなど世界80ヵ国以上で放映されるなど海外からも絶大な支持を得、今なおその名は不動のものとなっている。
　そして2014年、ついに全世界が待望した劇場版『聖闘士星矢』が10年の時を経てスクリーンに再び登場。
数あるエピソードの中でも一番の人気を誇る聖域十二宮編を、「TIGER＆BUNNY」や『黒執事』などの監督を務める、さとうけいいちが新たに甦らせスクリーンへ解き放つ！
原作者である車田正美も製作総指揮として参戦した、21世紀の新生聖闘士星矢神話の幕開けに、全宇宙の歴史が変わる!!

＜STAFF＞
原作・製作総指揮：車田正美
監督：さとうけいいち
脚本：鈴木智尋
CGディレクター：さとうえい
音楽：池 頼広

主題歌：YOSHIKI feat. Katie Fizgerrald from VIOLET UK（作詞・作曲：YOSHIKI）「Hero (Yoshiki Classical Version)」

＜CAST＞
石川界人　赤羽根健治　小野賢章　岡本信彦　野島健児
佐々木彩夏（ももいろクローバーZ）・大杉 漣
宮本充　小山力也　平田広明　井上剛　真殿光昭　浅野真澄　森川智之　川田紳司　浪川大輔　桐本琢也　山寺宏一

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